2008年10月31日(金)曇のち雨 第31日目(ダグリ岬→川南/182km)
ダグリ岬の国民宿舎「ボルベリアダグリ」の朝湯に入る。無色透明のツルツル湯。湯につかりながら対岸の志布志の町並みを眺める。
湯から上がり、バイキングの朝食を食べ、8時に出発。いつものようにスズキ・アドレスV125Gに「さー、行くゾ!」とひと声かけて走り出す。この朝の儀式が大事なのだ。
県境を越えて鹿児島県から宮崎県に入る。串間を通り、都井岬へ。灯台に登り、その上から日南海岸の海岸線を一望。そのあと岬の断崖上に建つ御崎神社に参拝。周辺はソテツの自生地で亜熱帯の風景が見られる。
都井岬からは日南海岸を行く。雨が降り出し、本降りになる。
宮崎では市内の郷土料理店「杉の子」で「冷や汁定食」(1000円)を食べ、R10を北へ。冷たい雨に泣きが入る。真夏の沖縄からいっぺんに真冬のような九州へ。ついにダウン…。大鍋を過ぎた川南で町中にある「ホテル竹乃屋」で早々に泊まった。
2008年11月1日(土)晴 第32日目(川南→大分/301km)
やった、晴天だ。抜けるような青空がうれしい。「ホテル竹乃屋」の朝食を食べ、8時、出発。
R10を北上。都農では日向の一の宮の都農神社に参拝。耳川河口の美々津では「神武天皇舟出の地」を見る。細島突端の日向岬に立ち、日向市から延岡へ。延岡からはR388で日本屈指のリアス式海岸の日豊海岸に入っていく。入り組んだ海岸線。
県境を越え、宮崎県から大分県へ。蒲江の「コサカ食堂」で昼食。「刺身定食」(1500円)を食べたが、新鮮なイサキの刺身は超美味。そこから海岸線沿いに走り、鶴見半島突端の鶴御崎に立つ。ここが九州本土最東端の地。灯台と「九州最東端碑」が建っている。
佐伯からは津久見、臼杵と通り、佐賀関を目指したが、その途中で日が暮れた。佐賀関半島突端の関崎に着いたときは、あたりは真っ暗。夜の岬はどうしようもない。灯台までも行けなかった…。
佐賀関といえば「関アジ」&「関サバ」。R197沿いの「関の亭」で夕食にし、「関あじ定食」(2625円)を食べた。関アジの刺身、アラ煮、小鉢の味はさすがだった。
大分到着は20時。大分駅前では「300日3000湯」のときにも出会った「はるさん」が待ち構えてくれていた。何ともうれしい再会。大分駅前の繁華街を歩き、「カフェBGM」で一緒に「バナナクレープ」を食べながら紅茶を飲んだ。1年近くをかけ、ハーレーで「日本一周」したはるさんとの話は大盛り上がり。そんなはるさんには都城の芋焼酎「赤霧島」や黒豚入りソーセージなどをゴソッと差し入れしてもらった。
「東横イン大分駅前」で泊まったが、部屋に入るとさっそく「赤霧島」での宴会開始。芋焼酎というよりも米焼酎の風味の「赤霧島」はうまかった!
2008年11月2日(日)晴のち曇 第33日目(大分→小倉/292km)
昨夜は何も見えなかった関崎に戻り、岬の天文台「海星館」から灯台へ。
そこからは四国最東端の佐田岬を眺めた。大分に戻ると、はるさんオススメの「おさるの湯」に入り、R10→R213で国東半島を一周。豊後高田では昭和の町並みを歩き、宇佐では日本の八幡宮の総本社、宇佐神宮を参拝。
R10で県境を越え、大分県から福岡県に入り、小倉駅前に到着。「東横イン小倉駅南口」に泊まった。
2008年11月3日(月)曇 第34日目(小倉→出雲市/412km)
6時、小倉を出発。まだ暗い。R3で門司へ。門司港駅前でアドレスを停める。すでに夜が明けている。これにて「九州一周」、終了。
関門海底トンネルは工事で通行止め。そこで小倉に戻り、日明港から関門海峡フェリーに乗った。関門海峡を横切る13分の船旅がよかった。下関では唐戸市場へ。祭日ということで、唐戸市場は観光客でおおにぎわい。さっそく市場のにぎりずしを食べる。アナゴ、アカイカ、タイ、ヒラマサ、サバ、アジ、カンパチ、ヒラメと8種(1050円)食べた。さすが唐戸市場、ネタが大きい。それとフグ汁(500円)。
ここではライダーの島津さん夫妻に会ったが、奥さまの由希子さんは「日本一周ライダー」。ということで島津さん夫妻との話は弾んだ。
下関からは日本海側のR191を行く。本州最西端の毘沙ノ鼻、本州最北西端の川尻岬に立ち、長門から萩へ。
萩からはナイトラン。県境を越えて山口県から島根県に入り、益田でR9に合流。浜田、江津、大田と通り、21時30分、出雲市駅前に到着。1日の走行距離は400キロを突破。「東横イン出雲市駅前」に泊まった。
2008年11月4日(火)晴 第35日目(出雲市→鹿野温泉/225km)
出雲市駅前を8時に出発。朝の出雲大社に参拝し、日御碕へ。日御碕神社に参拝したあと、灯台に登る。高さ43メートルの日本一のノッポ灯台。162段の階段を登ったが、息が切れた…。灯台の上からの眺めは絶景。真下の岩場では何人もの人たちが釣りをしている。島根半島の山々を間近に眺める。
灯台入口の「まの商店」で「海鮮丼」(1200円)を食べる。朝獲りのヒラマサ。ヒラマサのプリンプリンした食感がたまらない。日御碕から出雲大社に戻ると、R431で松江へ。その途中では一畑薬師に立ち寄った。本堂前に書かれた「合掌低頭」には心ひかれた。いつも感謝の心を持ち、どこでも頭を低くする。これぞ旅の極意だ。
松江からはさらにR431で島根半島東端の地蔵崎へ。灯台からは隠岐が霞んで見えた。
境水道にかかる境水道大橋を渡って島根県から鳥取県に入り、米子からはR9を行く。日が落ちると急速に寒くなる。鳥取へ。その手前の浜村温泉でアドレスを停める。浜村駅前で流れ出る温泉で手をあたため、駅から6キロほどの鹿野温泉の国民宿舎「山紫苑」に泊まった。寒さに打ちのめされた体には、大浴場と露天風呂の湯がありがたかった…。
2008年11月5日晴 第36日目(鹿野温泉→伊根温泉/223km)
朝湯に入り、朝食を食べ、8時に出発。「因幡の白うさぎ伝説」の白兎海岸を見、鳥取砂丘を歩き、鳥取県から兵庫県に入る。
但馬の山陰海岸の海岸線は絵のような美しさ。何度もアドレスを停めて海岸美を眺めた。浜坂から余部鉄橋の余部、松葉ガニの香住、山陰海岸東端の竹野海岸と通り、城崎温泉へ。ここでは城崎温泉駅前の「さとの湯」(800円)に入った。1階は大浴場。2階には露天風呂となつかしの「ハマム」がある。ハマムとはイスラム圏の蒸気風呂。「シルクロード横断」で何度も入ったトルコのハマムを思い出すのだった。
豊岡からは円山川を渡り、R178で河梨峠を越え、兵庫県から京都府に入る。丹後半島の海岸線を行く。網野、間人と通り、丹後半島最北端の経ヶ岬へ。
「間に合った!」。まだ日のあるうちに経ヶ岬に到着。山頂から日本海に落ちていく夕日を眺め、岬突端の灯台へ。そこは猿の遊び場と化し、20頭以上の猿が群れていた。夕暮れの道を伊根温泉へ。その途中ではけっこう大物のイノシシが道に落ちている木の実を食べていた。あやうくぶつかるところだったが、驚いたイノシシはものすごい勢いで林の中に飛び込んだ。
伊根温泉「桜泉閣」に泊まる。大浴場、露天風呂、桧風呂に入ると夕食。生ビールをキューッと飲み干したあとで食べる「刺身定食」(1600円)はよかった。タイ、イカ、アジ、サワラ、ヨコワ、ダイリキ(カンパチの子供)の刺身はすべて地魚。さすが伊根!
ここまでの走行距離は8165km
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賀曽利隆!ただいま日本を駆け巡り中!!
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