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2008年7月29日 (火)

記事タイトル

柏島海水浴場 【高知県・シュノーケル・ファミリー】

今年もやってきました柏島
黒潮が洗う柏島の海は、四国の中でも格段の美しさでダイビングのメッカ。
その柏島の海水浴場は、四国の海水浴場の中でもおそらく1,2位を争う美しさ。
その美しさに魅せられて、僕は毎年この海にシュノーケルに通っている。
柏島の海
青と瑠璃色が交錯する柏島の海。
「島」といっても陸から泳いですぐに渡れる距離の島で、新旧2本の橋で四国本土と結ばれているので「島」といった感じはしない。
この写真を撮ったのは柏島から。
柏島と四国本土の間の海はまるで川のようになっていて(写真手前の瑠璃色の海)、天然の良港。
外洋(写真奥の青い海)が大荒れでも、この海水浴場では問題なく水遊びが楽しめる。
海況を気にせず出かけられるのも、この海水浴場の魅力のひとつである。
柏島海水浴場・南側
柏島海水浴場の南側。
人出はとても少ないように見えるが、この海水浴場としてはそこそこ賑わっている方だ。

向こう側が四国、手前が柏島の陸地で、それに挟まれた海はまるで川のように見える。
波は全く立たないので、とても静かな海を楽しめる。
ただし、川のように海の幅が狭まっているので、潮流はきつめ。
さらわれるくらいに激しい流れではないが、気づくと結構流されていることもあるので注意が必要。

左に架かる橋は柏島と四国側の集落を結ぶ旧橋。
東西に架かっているので、その下に陣取れば、終日の日陰を確保することができる。
また、この橋から海に飛び込む遊びが、柏島海水浴場の風物詩になっている。
柏島海水浴場・北側
柏島海水浴場の北側。先ほどの写真の旧橋の上から撮影。
ビーチは砂地だが、海には岩が多く、フジツボなどの貝類もびっしり。
この海水浴場では、一般的な海水浴には向いていない。
素足や水着だけの着用ではケガをする可能性が高い。
サンダルは必須、出来ればグローブやラッシュガードの着用が望ましい。
軍手、Tシャツの着用でも代用は可能。
ビーチボールや浮き輪は、少しでも目を離せば、潮流と風でどんどん沖合に流されてしまう。
どちらかといえば、シュノーケルを楽しみ、魚と触れ合う、アウトドア派向けのビーチといえる。
海水浴場にはキャンプ場も併設されている。

写真に写っている橋は、新しい橋で2車線の県道が走る。
この橋の下も日陰となっているので、有効に利用したい。
旧橋の上から望む柏島の海
旧橋の上から。
ここから海に飛びこむのが、この柏島の名物のひとつ。
低そうに見えるが、いざ飛び込もうと思うとなかなか勇気がいる。
飛び込む時は、水深が深い場所へ。
そして、往来する船や、下で泳いでいる人がいないか十分に注意して事故がないようにしてください。
(最近では「新」橋の上から飛び込む人もいますが、こちらはかなり高く、過去に病院送りになった人もいて危険です)

ちなみに、この橋の下の橋脚部分や、古い橋脚の跡などには色鮮やかな魚がいっぱい遊んでいる。
この柏島の海ではかなりの密度で魚を見ることができる一番のスポットだ。
ただし、橋脚にはフジツボはウニがびっしりなので注意が必要。
また、海の流れもあり、水深も深くなっている。(橋脚部分の水深は約4.5m)
柏島海水浴場
手前の岩場には多くの色鮮やかな熱帯魚を見ることができる。
岩場の奥は砂地になっていて、水深は5~7mと深くなっている。
美しい魚はこの砂地では見かけることは少ないが、大物にばったり遭遇する可能性があるのはこの砂地だ。
ただし、この砂地部分はダイビングや渡船の船が港から出入りする航路にあたる。
船も十分注意して航行してくれるが、船が近づくと海の中に大きなスクリュー音が聞こえる。
その時は遊泳者自身も安全確保に努めたい。

しかし、これだけ船が係留されている港でこれだけ海が美しい場所はめったにない。
川のようになっている海の水が潮の満ち引きで常に流れているからであろう。
柏島海水浴場のビーチ
さあ、今年も泳ぐぞ~。
さっそくマスクとフィンをつけて、瑠璃色の世界へと繰り出した。

つづく。

お出かけ地図へ

【参考情報】
・駐車場は約20台(無料)
・満車時はに200mほど離れた場所に臨時駐車場が用意されているようです(現地の案内参考)
・シャワーは100円のコイン式で男女各2ずつあり(冷水のみ)
・トイレあり
・近隣に商店はなし。買い物は国道321号線、道の駅大月の少し北にあるコンビニ「スリーエフ」で済ませておくと便利。
・飲食店は近隣に大衆食堂や民宿の食堂がありました

2008年7月27日 (日)

記事タイトル

今年もやっぱり柏島!! 【高知・四輪・ファミリー】


我が家の毎年恒例の「海水浴」は、高知県の「柏島」
先週、信州で夏休みを楽しんだばかりでしたが、今週は海に連続で行ってきました。

ダイビングのメッカでもある柏島の海は、四国とは思えないほど美しい透明度。
松山からでも3時間以上かかる、四国でも最も遠い場所のひとつで豊かな自然が残る海。
柏島での海遊びは、もちろんシュノーケリング。
透明な海の中には色鮮やかな熱帯魚がいっぱい。
今回はこの瑠璃色の海の中、潜水機能がアップしたデジカメで深くまで潜ってガンガン水中写真を撮ってきました。

自宅に到着したばかりなので、また詳細は後日アップいたします。
取り急ぎ、ご報告まで・・・

2008年7月25日 (金)

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中央アルプス・駒ケ岳ロープウェイ 【長野・登山・ファミリー】

日本アルプスには「北アルプス」「中央アルプス」「南アルプス」という3つの山域がある。
その中央アルプスの盟主にして日本百名山のひとつであるのが木曽駒ケ岳(2956m)
今回はこの山への登山だ。
とても高い山だが、木曽駒ケ岳には日帰りでの登頂が可能。
その大きな手助けをしてくれるのが、「駒ケ岳ロープウェイ」だ。
標高2612mの「千畳敷」まで一気に連れて行ってくれる、日本有数の山岳ロープウェイである。
この千畳敷駅は、日本で最も高い場所にあるロープウェイの駅である。
バスから見あげる宝剣岳と駒ケ岳ロープウェイ
駒ケ岳ロープウェイは標高1662mの「しらび平」からの乗車になるが、しらび平までは環境保護などの面より一般車は通行不可。
中央自動車道・駒ヶ根IC付近の菅ノ台パスセンターなどの駐車場にマイカーを駐車。
そして、路線バスに乗り換えて、しらび平まで移動する。

細い山道をバスが何度もカーブを曲がりながら進んでいく。
何度カーブを曲がったことだろう。
下界には駒ケ根市の町並みの広がりが見渡せるようになってくる。
そして、宝剣岳(2931m)がどんどん近付いてくる。
その宝剣岳のすぐ下、森林限界を超えた所まで、ロープウェイが伸びている様子がよくわかる。
しらび平のモニュメント
しらび平駅に到着。
緑の香りがとても気持ちよく、自然の深さを感じられる。
ロープウェイはシーズン中には乗車に行列し、待ち時間も多く発生する。
日曜日とはいえ、まだシーズン突入前だったので待ち時間はほぼ無し。
土産屋や売店はあったが、次の便に乗れるようにパスを降りたらすぐに乗り場に移動する。
駒ケ岳ロープウェイ・しらび平駅
間にあった。ロープウェイは満員電車並みだが、何とか待ち時間無しで乗れそうだ。
気持ちよい緑を抜け、目指すは真っ青な青空。
高低差約950mを7分半で駆け抜ける最高の空旅が、今から始まる。
この950mの高低差はロープウェイとしては日本最高である。
ロープウェイから見下ろす滝
ロープウェイが空に舞い出してややすると、眼下に立派な滝がいくつも現れる。
山の急斜面を美しい水が一気に落ちてい谷。
その上をロープウェイは飛んで行く。
怖くなるくらいの高い場所から望む渓谷の様子は圧巻だ。
ロープウェイから見る滝
目の前にも何度も滝が姿を現す。
この谷には「日暮の滝」があるのだが、どれがその滝か区別はつかないくらい滝が多い。
この流れは千畳敷カールに残る雪を集めた雪解け水。
冷たく美しい水の清々しさが、満員のロープウェイの車内にすら伝わってくる。
赤鉄柱を過ぎると森林限界に
いくつかの支柱を超えると、木々の姿がなくなる。
高木が自生できない森林限界の上に出た。
それと同時に、青空に生える眩しい真っ白さが萌える緑の中から目に飛び込んでくる。
雪だ。
森林限界を超える高い山には、7月になってもまだ雪が残っている。
ロープウェイ車窓からの雪残る森林限界
千畳敷駅が見える頃にはあたり一帯は森林限界を超えた世界に。
そして、真っ白な雪が今もいっぱいに残っている。
美しい別世界。
ここが日本なのかと思えるくらいだ。
千畳敷カールに到着
千畳敷駅につくと、空気がとても澄んでいて涼しいことが実感できる。
ロープウェイを降りて駅舎の外に出ると出迎えてくれるのは宝剣岳の麓に広がる「千畳敷カール」
カールというのは氷河に削られた地形の跡。
日本にも氷河期には氷河がかつて存在していた名残である。
やはり今の日本にないものが作り出した風景は、日本離れしている。
千畳敷カールは遊歩道があり、登山装備がなくても散策は可能。
詳細は、次の記事で紹介します。

千畳敷駅には売店や食堂があり、千畳敷カール散策の時に利用できます。
また、この駅舎は日本一高い場所にあるホテルである「ホテル千畳敷」が隣接する。
森林限界を超えた美しい風景の中での宿泊は、都会の喧騒を忘れるくらいの騒ぎでは済まないだろう。
今回は残念ながら、宿泊はしなかったが、いつか一度止まってみたいホテルのひとつでもある。

なお、ロープウェイの下りは上りよりも混雑が予想される。
乗車時間待ちは混雑時には相当になると思われるので、余裕を持って下山を開始したい。
また、標高差は下界と比べて2000m以上高いこの場所はとても涼しいです。
平地より10℃以上は気温が低いと考えて、夏でも長袖シャツともう一枚羽織れるパーカーなどの持参をお勧めします。

【駒ケ岳ロープウェイ】
■My評価(5段階)
★★★★☆(4.5)

2008年7月23日 (水)

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信州旅行に行って来ました 





しばらくブログをお休みいただき、すいません。
今回、早めの夏休みで信州を旅しておりました。
梅雨明け前の信州でしたが、天気は上々で、雨に泣くことは少しだけしかありませんでした。
深い自然の懐に飛び込んだり、気持ち良い温泉に飛び込んだり・・・
訪れた場所の記事も今後紹介していきたいと思います。
改めて、どうぞよろしくお願いいたします。

【1段目・左】中央アルプス・木曽駒ケ岳へ登山
【1段目・中】安曇野・大王わさび農園
【1段目・右】栂池・白馬乗鞍岳へ登山
【2段目・左】長野・善光寺へ参拝
【2段目・中】志賀高原・白根山
【2段目・右】草津温泉・湯畑
【3段目・左】軽井沢・軽井沢高原教会
【3段目・中】野辺山・JR最高地点
【3段目・右】御殿場プレミアムアウトレットからの富士山

2008年7月12日 (土)

記事タイトル

水木しげるロード ゲゲゲの鬼太郎の妖怪たち 【鳥取・四輪・ファミリー】

今は映画などでも人気の「ゲゲゲの鬼太郎」
僕も子供の頃はアニメをよく見ていた。
国民的キャラクターとなったその妖怪たちがブロンズ像となって133体も立ち並ぶ場所がある。
それが「水木しげるロード」
これは、ゲゲゲの鬼太郎の作者である水木しげる氏の出身地の鳥取県境港市にできたスポット。
境港駅前から本町アーケードの約800mの間に多数のブロンズ像や鬼太郎にちなんだグッズを扱うお店などが並ぶ。
水木しげるロード・水木しげる像
JRで来れば駅前からスタート。車で来てもJRの駅の近くに駐車場があるので、ここからスタートしたい。
駅前には、原作者の水木しげる氏のブロンズ像がある。
鬼太郎とねずみ男が見守る中、一生懸命原稿を書いている姿がなんとなくユニークだ。
それでも戦争で失われた左腕は、痛々しく感じる。

ちなみにこの駅があるJR境線には「鬼太郎列車」というゲゲケの鬼太郎の人気キャラが描かれた列車が走っている。
米子駅から終点の境港駅のすべての駅にはキャラクターの名前がつけられている。
米子駅は「ねずみ男駅」
「コロボックル駅」、「ざしきわらし駅」・・・と続き、終点の境港駅が「鬼太郎駅」である。

水木しげるロード・鬼太郎ポスト
JR境港駅の周辺にもブロンズ像が多数ある。
ポストの上には鬼太郎が。やはり鬼太郎のブロンズ像の数が多かった。
通りには妖怪ポストがあり、そこで投函すると特別の消印がつくらしい。
ただし、このポストは普通の消印になるそうなので、注意!!
水木しげるロード・ネコ娘
通りを歩いていると、知っている妖怪、知らない妖怪のブロンズ像が次々と現れる。
ネコ娘発見。豪快に魚を食べている。
原作のネコ娘は映画や最近のアニメのようなネコ娘の可愛い面影は一切ない(笑)

写真は妖怪らしさを出すため、ちょっと白黒で。
先日立ち寄った「植田正治写真美術館」の影響もかなり入っているが・・・
水木しげるロード・目玉親父地蔵尊
目玉おやじが地蔵になっている。
ありがたや・・・って、妖怪なのに地蔵?
水木しげるロード・目玉おやじ
鬼太郎以上にその数が多いのは目玉のおやじ。
おやじなのに、とっても愛嬌がある。
ちなみに、水木しげるロードの街灯は、目玉のおやじのデザインになっている。
水木しげるロード・鬼太郎パン
通りには鬼太郎のオリジナルグッズや、それにまつわるものを販売する店が多い。
これは鬼太郎のキャラクターを模したパン屋(神戸へーカリー・水木ロード店)
とってもいい味を出している。買わなかったので、実際の味は楽しめなかったが・・・

訪れた時は雨だというのに、子供を連れた家族などで通りは大にぎわいだった。
鬼太郎グッズ関連以外の普通のお店やアーティスティックなお店も多く、商店街は活気にあふれている。
「水木しげるロード」の整備は地域活性としても成功しているといえそうだ。
水木しげるロード・ねずみ男
ふてぶてしくくつろぐねずみ男。
大勢の人が横を通っても知らん顔。
悪さばっかりするのに、なぜか憎めない・・・
子泣き爺
子泣き爺は何を見つめているのか・・・
水木しげるロードの一番東には「水木しげる記念館」があり、水木しげると鬼太郎の世界感をより楽しめる。
水木しげるロード・妖怪神社
ロードの中ほどには妖怪神社がある。
ご神体は黄泉の国から流れ着いた岩の塊だとか・・・
入口の鳥居の横には、目玉おやじのオブジェがあり、子供たちに人気だった。
水木しげるロード・ろくろ首 水木しげるロード・ガイコツ
愛嬌があり、親しみのある妖怪も多いが、中にはこんな恐ろしい姿をした妖怪も・・・
妖怪たちとの出会い、そして面白いお店やスポットが並ぶ、とても楽しい散策ができる場所だった。

【水木しげるロード】
■My評価(5段階)
★★★★(4.0)

2008年7月10日 (木)

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四国カルスト・姫鶴平キャンプ場で絶景の夜明けを楽しむ 【愛媛・四輪・ファミリー】

去年の10月になるが、とても素晴らしいロケーションでのキャンプをまだ紹介していませんでした。
夏のキャンプの参考になるかと思い、遅くなりましたが今回記事にさせていただきました。

キャンプをしたのは「四国カルスト」
日本三大カルストのひとつ。四国のほぼ中央、標高1000mを超える山の上に広がる広大なカルスト地形だ。
四国カルストには「天狗高原キャンプ場」がある。
広大なカルスト地形を目の前に、森に包まれたロケーションはとても気持ちよく、隣接する国民宿舎のお風呂を使えるのもうれしい。
しかし、今回選んだキャンプ場は「姫鶴平キャンプ場」
「天狗高原キャンプ場」が四国カルストの東端にあるのに対して、「姫鶴平キャンプ場」は四国カルストの中央に位置する。
施設は天狗高原キャンプ場の方が良いが、姫鶴平キャンプ場の方が安くて、ある風景を見るために適しているのでこちらを選んだ。
霧の四国カルスト・五段高原
四国カルストは愛媛県と高知県にまたがる山の上にある。
どちら側から訪れるにしても、山をかなり登らないとたどり着けない。
山の上には一面のカルスト地形を利用した牧場が広がり、のんびり牛が草を食む。
が、残念ながらお天気はイマイチで風景は全く見えない。
しかし、霧の中の四国カルストもなかなか風情があってよい。
豚の生姜焼きポテチ入り
姫鶴平に到着。時間が遅かったので、もう日は沈みかけだ。
「姫鶴荘」という隣接する宿泊施設に、ひとり100円と聞いていた協力金を払いに行くが、構わないと無料で泊まれることに。
もうシーズンオフだからサービスしてくれたのだろうか。
それだけに、まだ平地では暑さが残るこの季節も、この標高1300mほどのキャンプ場の夜はとても冷え込んで寒い。
お気軽キャンプができる季節はとっくに終わっていた。
真っ白な霧に包まれる山の夜はかなり冷え込む。簡単に夕食を作って済ませる。
作ったのは豚の生姜焼きにポテトチップを細かく割って入れてみた。
このパリパリ感がクセになりそう。
明日の朝は早い。食事が終わったらとっととテントの中にもぐりこむ。
晴れてくれたらいいな・・・
時々霧の晴れ間から見える満点の星空に、明日の朝への望みが見え隠れする。
四国カルスト・姫鶴平の夜明け
セットした携帯のアラームが鳴る。朝が訪れた。
恐る恐るテントから顔を出してみる。天気は回復しているか?霧は晴れているか?
その答えを見た瞬間、「ひゃっほ~っ」という感性の声を思わずあげてしまった。
この風景。
これが今回、この姫鶴平のキャンプ場を選んだ理由。
カルスト地形には木は生えておらず、稜線は森林限界を超えた山の稜線のようにさえぎる物は一切ない。
森林限界を超えた稜線の朝ほど幻想的で美しいものはない。
満天の星空を散りばめた暗闇に差し込んだ光が空を濃紺色に変えていき、燃えるような赤を地平線から立ち上げさせる。
静かに流れる風の音が、自分の心音まで聞こえさせるくらいの静寂に周囲を包む。
1日の始まり、静寂の中に躍動が交る雲の上の世界に訪れる美しい朝。
それを気軽に楽しめるのが、このキャンプ場だったのだ。
四国カルスト・姫鶴平の朝焼け
ゆっくりと回る巨大な風車が風を切る音がここまではっきりと聞こえてる。
信州の森林限界にはこんな風車はない。
四国カルストの朝は、とても巨大なオブジェがさらに美しい風景を演出してくれる。
四国カルスト・姫鶴平の日の出
ゆっくりと立ち込める雲海の中から姿を現す太陽。雲の中にいくつもの山が島のように頭を出している。
雲の上から見る日の出は、まさに別世界。
雲海の日の出は神秘的で神々しい。
高い山の上から見る日の出は、平地で見るそれよりも格段に美しい風景だ。
狙っていた風景が見れたので、とてもうれしかった。
残念なのは、三脚を持って行くことを忘れたこと・・・
四国カルスト・姫鶴平キャンプ場
残念ながら、美しい日の出を見て間もなく、再び稜線は霧に覆われた。
幸い雨が降っていないので、ゆっくりと朝食を作る。

この姫鶴平キャンプ場はご覧になってもわかるように遮るものは何もない。
そして、この周辺で一番高い稜線にあるので、前後左右、どこからでも風が吹いてくる。
天気が良くても、強烈な風が吹くと危険なので、その時は「天狗高原キャンプ場」を利用したい。
姫鶴平キャンプ場
この姫鶴平キャンプ場は「キャンプ場」というよりもキャンプ適地のような扱い。
広い芝生広場になっていて、昼間はここでは訪れた人が遊んだり、ランチを楽しんだりする。
夕方・朝には人はいないが、昼になると観光客がどっと押し寄せるので注意が必要。

設備は緊急避難ができそうな大きくて立派な炊事場がサイトにある。
自販機が1台備え付けられている。
トイレはサイトの1段下にあるが、ボットンで使い勝手はイマイチ。
少し離れた所の姫鶴荘のトイレ(建物の後にあり、夜にも使える)を利用させていただく方法もあり。
駐車場もすぐそばにあり、ベンチもあるのでとても快適だ。
シーズンには、このキャンプ場のすぐ下が牧場になっていて、のんびりと草を食む牛の姿が間近に楽しめる。
絶景でとても夜明がとても気持ちの良いキャンプ場でした。

KUMA.の四国カルスト紹介のページ

2008年7月 8日 (火)

記事タイトル

奥伊予の奇祭・どろんこ祭り 【愛媛・四輪・ファミリー】

愛媛にはいろいろな歴史ある華やかな祭りがある。
「新居浜太鼓祭り」や「西条まつり」、宇和島の「牛鬼まつり」などが有名だ。
どれも一度は行ってみたいと思っていても、まだどれも行っていない。
今年は祭りにどれかに行ってみたい。
そう思っていた矢先に、何故だか四国では梅雨が明けた。
例年より2週間近く早い梅雨明けだが、梅雨の濃度は濃く、雨が降らなかった日はないくらい。
その濃厚な梅雨と高騰するガソリン代のおかけでこの1か月どこにも出かけていなかった。
よっしゃ、ならばこの久々の晴れ間に祭に行こう。
そう思って出かけたのが、これも行きたいと思って全然行っていなかった「どろんこ祭り」だ。

「どろんこ祭り」とは、正式名称は土井三嶋神社の「御田植祭り(おんだまつり)」といい、愛媛県の無形文化財指定に指定されている。
毎年、7月の第1日曜日に行われる。
「奥伊予の奇祭」と称されるこの祭りはとてもユニークで、写真コンクールを祭りと一緒に開き、撮影を推奨していることもあり、多くのカメラマンが県内外から訪れる。
普段は静かな山村が、すごい人手と熱気に包まれる1日となる。
どろんこ祭り・牛による代かき
まずは最初の見せ場の「牛による代かき」
牛が水に入った。祭りの始まり。
それと同時に、真夏の肌を焦がす太陽が雲の中から現れ、そして、蝉が鳴き始めた。
夏がまさに、祭に呼び出されたかの様に、今始まった。
どろんこ祭り・牛による代かき
7頭の牛がいたが、横一列に並べるまで、かなり時間がかかった。
興奮して1匹で代かきを始めてしまう牛。
モォ~、イヤだぁ~と、田んぼから逃走しようとする牛。
それでも牛をきれいに横一列に並べたら、代かきスタート!
牛7頭が一斉に田んぼを進む様子は大迫力だ。

話は変わるが、農耕牛など、平成の世には存在しない。
幸い、四国カルストの麓にあたるここ城川は酪農が盛んな場所。
今日、代かきをしている牛たちは近くにの牧場の肉牛で、1か月間、この日のために調教したという。

牛舎の中にしかいない牛は、外に出ることも大変。
まともに歩く事もできない牛が、こんな泥田の中で人の指示に従い鋤を引くのは相当大変だという。
1.5kmf離れたこの田まで来るのにも相当鍛練が必要だったそうだ。
この祭りに参加した牛はその苛酷な作業とストレスで50kg以上も体重を落とすことがしばしば。
体重を元に戻すには、何か月もかかることもあり、飼い主には祭りのためとはいえ、相当な損害になるそうだ。
そこまでしてでも守りたい地元の伝統行事。とても力が入っている。
どろんこ祭り・牛による代かき
何周か牛が代かきをしたら、三嶋神社の神主さんに祈りをささげられ、ラストスパートに。
必死の形相で牛たちは田の中を進む。

この牛を操る人間にも、熟練の技が必要。
牛の代かきの方法には48通りあるとされ、すべて知らないと牛を操れないとか・・・
1人1頭の牛を縄とムチで操り、左右両端の牛を担当する人が最も熟練者で牛の群れを統率する。
もちろん、職業として牛を操ることはないので、その技の伝承は難しく、牛使いの年々高齢化が進んでいる。
しかし、近年には若手が加わり、去年は木5頭だった牛だが、今年は7頭の牛が参加できたそうだ。
祭りを引き継ぐ新しい世代の決意。そして、見事に牛を操る熟練のベテランの技。
すべてが牛の迫力と見事なコンビネーションとして実現され、とても素晴らしかった。

代かきが終わると、遠く離れていても聞こえる響く牛たちの息づかい。
ゆっくりと神田を後にしていく牛たちとそのパートナーにはには惜しみない拍手が贈られた。

どろんこ祭り・畔豆植え
続いて行われたのが「畔豆植え」
昔によくおこなわれていた、田んぼの畦に大豆を植える作業を再現したもの。
どろんこ祭り・畔豆植え
真面目に作業をする若者だが、ここでハプニング。
田に突き刺さった鍬を思いっきりひっこ抜いたら、勢いあまってドボン!
ひとりの若者が巻き添えをくらってしまう。
一発触発。しばしにらみ合いとなるが、大勢の人の目があるので、すぐに作業に戻る。
どろんこ祭り・畔豆植え
が、やっぱり我慢ならないようで。
人目をはばからず、取っ組み合いの喧嘩。
すぐに作業中の人や、村人が仲裁に入るが・・・
どろんこ祭り・畔豆植え
仲裁に入った人を巻き込んて、大ゲンカが始まる。
ドボン!バシャン!と田んぼの中に手当たり次第放り投げていく。
突然始まった喧嘩だが、観客は大笑いで、一生懸命カメラでその様子を撮っている。
実はこの喧嘩は演出。
畔豆植えの実演なんてほとんど関係なく、このドタバタ活劇が見どころだ。
どろんこ祭り・畔豆植え
参加者の紹介のアナウンスを聞いていると、演じているのは柔道の有段者や、血気盛んな高校生。
英語の指導補助員のアメリカ人や、前任の指導補助員のアメリカ人もわざわざやってきて参加。
諸事情で、突然数日前に出場が決まった参加者もおり、村の暖かいコミュニティと豊かな国際色が泥田の中で混じり合う。
どろんこ祭り・畔豆植え
どんどん戦いはハードになっていき、バトルロワイヤルのレスリング大会と化していく。
武闘派の若者(中には40代の教師も)が大技を繰り出すたびに、観客席からは歓声があがる。
どろんこ祭り・畔豆植え
1本背負いやドロップキック、ついにはブレーンバスターなどの大技も炸裂。
しかし、武術経験者が多いので、見事に受け身はとれている。
泥の中での勝負は相当にきついようで、最後の方にはみんなヘロヘロ。
最後はみんなで手を取り合って和解。めでたしめでたし・・・

どろんこ祭り・さんばい降ろし
さて、次に始まったのは「さんばい降ろし」という神楽。
無病息災、五穀豊穣を祈る神事。
3人の大夫が鉦・太鼓を演奏していると、なんだか悪そうな輩がやってきた。
この天狗のような人が「大番」という祭りの主役。
何とか神楽に参加できるよう、大夫たちにちょっかいをかける。
どろんこ祭り・さんばい降ろし
仕方なく神楽に参加させた大夫たち。
貢物を供える舞にも大番は参加し、神に感謝と祈りをささげる。
が、このあと大番が足を滑らせて田んぼにどぼーん・・・
どろんこ祭り・さんばい降ろし
田んぼに落ちた大番を放っておいて、再び3人の大夫たちで神楽が演奏される。
それを気に入らない大番。
なんと、大夫を田んぼの中に引きずり落とし、楽器を奪ってしまう。
どろんこ祭り・さんばい降ろし
奪った楽器で演奏に加わる大番。
が、時々横の大夫を見つめたかと思うと、いきなり田んぼに落としたりして悪さを繰り返す。
そのうち、勢いあまって、何度も自分で田んぼに落ちてしまう。
どろんこ祭り・さんばい降ろし
大夫たちは変わり変わり演奏に合わせて舞を舞う。
大番も舞わしてもらうが、何度何度も勢いあまって田に落ちてしまう。
ちょっとカチンときたのか、大番は一気に2人の大夫を正面から突き落としてしまう暴挙にでる。
どろんこ祭り・さんばい降ろし
最後は神に奉納した貢物を神棚からおろしていく儀式。
が、その途中、太鼓をたたきながらも大番は、事あるごとに大夫たちを見事に田んぼへ何度も落としてしまう。
どろんこ祭り・さんばい降ろし
無事に??儀式は終了。
そのとたん、今までは大番のなすがままにされていた大夫たちの反撃。
突然大番を捕まえて、お仕置きとばかりに3人がかりで田んぼの中に思いっきり放り込む!
どろんこ祭り・さんばい降ろし
でも、最後は勢いあまって、みんな田んぼの中にドボン!
お約束でオチました。

最後はこの神田のすぐ近くにある小学校の女の子たちが菅笠に浴衣を纏い、かわいい早乙女となって、手踊りを楽しませてくれました。
その後は男の子も参加してのお田植。祭りのフィナーレを飾ってくれました。
村人たちの熱い祭はこれで終わったが、暑い夏は今始まったばかりだ。
見事に真っ赤に日焼けで腫れあがってしまった腕の熱さと、素晴らしい祭りを見た心の熱さに、僕も夏の熱さの実感を祭りの後に楽しんでいた。

さて、ここで祭りについての案内です。
まず、駐車場ですが、三嶋神社に隣接する近くの小学校校庭と近くの野外活動施設の駐車場が有料で開放されていました(普通車500円)
相当な人出ですが、駐車場は約600台分あるようで、問題は特になさそうでした。

舞台となる「神田」は三嶋神社境内の奥にあり、周りにはトイレ数か所と露天も多く出ています。

観覧ですが、基本的に屋根はありません。
雨や日差しの対策は各自で行う必要があります。(この祭りは雨天決行)
また、会場への脚立は持ち込み禁止。
三脚や椅子を使えるエリアも制限されています(桟敷席の前は禁止・桟敷席は早い者勝ち)

また、アマチュア・プロカメラマンがとても多く訪れます。
通路で立って鑑賞しようとすると、後方でカメラ・三脚を構えたカメラマン達に「のいてくれっ」と怒鳴られることもしばしばです。
(カメラマンは早くに場所取りをしていて、「座って後方の視界を遮らないように鑑賞する」というのが、どうやら暗黙のルールとなっているようでした)
ちなみに最前列のアリーナは泥をかぶる可能性があり注意が必要です。
観客が高価なカメラを持っていることは祭りの参加者も重々承知していますが、飛んでくるものは飛んで来ます。

2008年7月 5日 (土)

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植田正治写真美術館で福山雅治写真展 【鳥取・四輪・ファミリー】

昨年になるが、大山に登った時に訪れた美術館がある。
それが「植田正治写真美術館」
僕は写真には興味はあったが、美しい風景を持ち帰るためにカメラを持つくらい。
美術と呼ばれるような域まで写真をするつもりはなかったし、フィールドは気ままに歩きたい方だった。
だから、写真は好きでも、このような写真美術館には行くつもりはなかった。

しかし珍しく、写真には何も興味もない妻が絶対に寄りたいとの強い要望で、訪れることになった。
いったいどういう風の吹きまわしかと思っていたが、理由はすぐにわかった。
この美術館で、歌手・俳優の「福山雅治」さんが出展する写真個展がちょうど開かれていたのだ。
どこで情報を仕入れたのか、長年のファンである妻はこの期間限定イベントを見過ごさなかった。
この美術館から見る大山はとてもきれいだと聞いていたので、僕もその大山を目当てに立ち寄ってみることにした。
しかし、この美術館の訪問が、僕の写真スタイルを大きく変えることになるとはこのときはまだ予想できなかった。
植田正治写真美術館・正面
「植田正治写真美術館」の正面。
コンクリート打ちっぱなしのモダンな設計だ。
大山の山麓の田園風景に突如として現れる近代建築は、とても目をひくモニュメントでもある。

さて、ここで「写真家・植田正治」さんがどのような人かを紹介。
鳥取県出身の世界的写真家で2000年没。
鳥取の地を離れず、鳥取砂丘や弓ヶ浜で多くの写真を撮影している。
山陰の空や砂丘を背景に被写体の人をオブジェのように配して撮る独特のスタイルで、世界的にも注目された写真家だ。

美術館なので、作品を撮影することはもちろん禁止。
じっくりと鑑賞させていただく。
広い砂漠のど真ん中に、タキシードを着た男性が突っ立ち、その手前に遠近感を利用した人が立っている。
美しい風景の中に、衣装・立ち位置・小道具などすべて計算尽くされたその写真は、演出された写真。
それだけに一瞬を切り取った写真ではなく、考えて用意して作り上げられたクリエイティヴな空間が切り取られている。
それはまさに、創造であり、写真美術というものだった。
写真には、こういう撮り方があるのか。
そこにある風景ばかりを切り取っていた僕にはとても斬新で衝撃的な内容だった。
植田正治写真美術館・内部
さて、ではなぜこの美術館で福山雅治さんが出展しているかについて。
福山雅治さんは写真を撮ることでも有名だが、その影響はこの植田正治氏との出会いが大きいとされている。
その出会いは、アルバムジャケットの撮影をスタッフの紹介で植田正治に依頼したこと。
はじめはアルバムジャケットに氏の写真が使えるのかと心配されたそうだが、その完成度の高い写真に以降のジャケットの多くを植田氏に依頼することになる。
また、その後は福山雅治さんは植田正治氏に師事することにもなり、親交を深めたといういきさつがあるそうだ。

福山雅治さんの写真は、世界中を旅した時のものがほとんど。
基本は縦写真で白黒。どの写真もとても自然体で気取ったものはない。
師匠の植田氏の写真は計算されつくられた写真だが、弟子の福山さんの写真はつくられた写真ではなく、そこにあるがままのものを切り取る写真。
しかし、師匠の「計算」はしっかりとたたきこまれているようで、普通に切り取る風景や人物はすべて計算しつくされているように、とても芸術的。
一瞬を計算して切り取る。そんな師匠の技を自分なりにアレンジした芸術を福山さんは確立しているように感じた。
同じ目の前にあるものを切り取るだけでこんなに違いがでるのか。
モデルを用意しないといけないような人手のかかる師匠の写真は僕たちがまねできない「非日常」の世界。
しかし、弟子の福山さんは師匠の技を自分たちと同じ「日常」というステージに持ち込み、その違いを見せつけてきた。
それは僕にとって、とても強烈で新鮮なものだった。
植田正治写真美術館・福岡堤
さて、この美術館を訪れる人の多くは一眼レフをもった方々。
老いも若きも、男も女も、日本人も外国人も・・・
写真に興味のあるかたも多いだろうし、妻のように福山雅治さんのファンとも思われる方も。
美術館の中はもちろん写真撮影禁止だが、許されている場所がある。
それが、この大山を美しく撮れる「福岡堤」という貯池。
コンクリートの壁に囲まれた池の向こうに見えるのは日本百名山の大山(1729m)
残念ながらこの日は天気が悪く風も強く、美しい風景にはならなかった。
天気が穏やかだとこの池に逆さ大山が映り、取り囲むガラスに周辺の田園風景が映り込みとても素晴らしい風景になる。

また館内にはカメラの内部を模した映像展示室ある。
世界最大のカメラレンズから写された大山の映像を楽しむことができる。
植田正治写真美術館・逆さ大山
多くの人がここで写真を撮る。一眼レフを構え、本格的に撮る人もとても多い。
ちょっと僕も影響を受けたのでモノクロで撮ってみた。
確かに、白黒写真だと、カラーと違いその表現は難しいが、アートっぽく感じる。
植田正治写真美術館
今回開催されていた展覧会は「PHOTO STAGE ~記憶の箱庭~」(2007.7.28-9.24)
2006年に六本木ヒルズで開かれた展覧会を植田正治写真美術館バージョンとして開催したものだった。

カメラの撮り方一つでこんなに写真が変わってくる。
とても写真が面白いと思った。
僕にとっても、ここは運命的な出会いだったのかもしれない。
決定的だった。ここで僕の決意が固まった。
もっと写真を楽しみたい。一眼レフを買おう・・・

この出会いかからもうすぐ1年。
一眼レフを手に入れてから半年。
まだ駄作ばかりだが、僕も人を感動させられる写真を撮れたらと思った原点は大切にしたい。

2008年7月 4日 (金)

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長沢の滝・四国カルストの隠れスポット 【高知・四輪・ファミリー】

日本三大カルストの一つ、愛媛と高知にまたがる「四国カルスト」
標高1000mを超える山の上に広がる、とても気持ちのいい風景。
四国の中心にありながら、ゴールデンウィークや夏休みには多くの人が訪れる。
そんな賑わう風景の麓に、美しい滝が人知れずひっそりとたたずんでいる。
東屋付近から見る長沢の滝
これが「長沢の滝」
高さ約34mほどの滝だが、非常に珍しい滝で高知県の天然記念物にも指定されている。
滝は道路からすぐの所にある。
滝の前に橋が架かっていて、とても味わいがある風景。
長沢の滝
見た目は美しい緑に囲まれた普通の滝だ。
「長沢の滝」という看板は出ているが、ガイドブックにもあまりのっていない。
そのため、訪れる人もとても少なく、静かな場所だ。
いや、滝の落ちる轟音が一面に響いているが、谷間に響く水の音がまた静けさを誘う。
長沢の滝と滝の前の橋
先ほどの橋の所までやってきた。
橋に立てば、間近に滝の姿を感じることができる。
滝から登る水しぶきとマイナスイオンが心地よい冷気となり、橋の上に立つだけで、最高の癒しを感じる。

橋の向こうには小さな祠とトイレがある。
ここのトイレはお世辞にも綺麗とは言えず、使う気が起きないものなので、必要な方は後ほど紹介します。
長沢の滝の穴
さて、この滝は何が珍しいかというと・・・
よく観察してみると、滝の落ち口が岩に開いた穴になっている。
下から見ると、どうみても穴から水が出ている。
穴はどこに通じているのか?洞窟になっているのか?
はたまた、岩が削られたのだろうか?
滝の下から見上げているだけでは、一体どうなっているのか想像がつかない。
この穴を見ていると、冒険心をどうしても煽られる。
滝の上の方に続く遊歩道があったので、この滝の上部に出られるかと思って登ってみた。
が、どうも滝の上部とは違う方向に道は続いているみたいだ。
途中、道から外れてあの滝の落ち口まで行けないかと考えたが、今回はやめておくことにした。
次に訪れた時には、ちゃんと準備して探検してみたい。
長沢の滝
穴から流れ落ちる水と周辺の深い緑が放つ香は、体の隅々まで浸透して自然の豊かさを伝えてくれる。
本当に気持のよい場所。
観光スポットの四国カルストから少し下っただけの場所に、こんな隠された美しい場所。
付近は広葉樹林で、新緑、紅葉がとても美しい場所。
訪れた10月は、まだ楓やモミジは色づいていなかったが、もう1か月もすればここは別世界になるんだろう。

ここへのアプローチの説明です。
四国カルストから下山時に立寄ったので、それにあわせて説明します。
まず天狗荘(四国カルスト東)から国道439号線に向けて「東津野城川林道」を下ります。
林道とはいえ、全線2車線の快適道です。
途中、長沢の滝への看板がある道へ入ります。(左折)
幅が細く、石や木の枝がちょっと多く転がっている道です。
ずっと下っていくと広い駐車場がありますがそのまま通過。
細いヘアピンカーブを進むと多少道が広がります。
少し進むと東屋があります。そこが滝への降り口です。
路肩に数台車がとめられます。
ここから先は人が生活している道で、多少幅も広くなります。
直接ここの滝へ行く方は439号線から、看板を頼りに入ってきたほうが道は楽です。

トイレは長沢の滝のものはとても使える状態ではありません。
長沢の滝から100mちょっと道を439号線に向けて下った所に広場があり、ここにトイレがあります。
最新で新しい「バイオマストイレ」です。
でも結局はボットンですので、落としたり、落ちたりしないように・・・

【長沢の滝】
■My評価(5段階)
★★★★(4.0)
場所: 高知県東津野村
入場料: 無料
付帯設備: 東屋
駐車場: 路肩に数台
アプローチ: 国道197号線より国道439号線を北上、途中案内看板を頼りに脇道へ
近隣観光地: 四万十川源流点・四国カルスト