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2008年4月23日 (水)

記事タイトル

保内町川之石・赤レンガ倉庫と「もっきんロード」 【愛媛・四輪・ファミリー】

愛媛県はその場所を高校生に最も知られていない県のひとつである。
先日、新聞にこんな記事が載っていて、愛媛の県庁所在地・松山に住む僕としてはとても驚いた。
日本最古の温泉の道後温泉などで名前は知れていると思っていたのだが・・・
さて、そんな愛媛の中心である松山だが、愛媛で文明の明かりが初めて灯ったのは意外にも松山ではなかった事を最近知った。
住んでいる僕でも最近知ったのだから、全国的には全く知られていないのは間違いないだろう。

八幡浜市保内町。四国一の水揚げを誇る八幡浜港を有する漁業の町の一角に、文明開化の音が愛媛で最初に鳴り響いた。
旅情を感じる昔ながらの港町に、当時の繁栄の面影を今に伝える街並みが残っている。
その歴史を探しに、保内町川之石を訪れてみた。
美名瀬橋と赤レンガ倉庫
海から川を少し遡ると見えてきたのが美名瀬橋(みなせばし)
昭和8年に造られた橋で、当時は橋の親柱には灯篭があり、火がともされていたという。
老朽化のため平成10年に改修工事が行われたとはいえ、今もまだ当時の面影を色濃く残す。
もっきんロード
東洋紡績赤レンガ倉庫跡
美名瀬橋の向こうには、とてもレトロな赤レンガの建物が残されている。
東洋紡績(当時の宇和紡績)は、明治20年に愛媛県で最初に設立された紡績会社で、四国で初めて電灯が灯った場所。
昭和35年に閉鎖したが、赤レンガ倉庫は今も残り、当時の華やかな時代の面影を今に伝える。
特に夕暮れ時、夕日を浴びた赤レンガはレトロな雰囲気をより一層深め、とても美しかった。
東洋紡績赤レンガ倉庫跡
赤レンガ倉庫の横、川沿いの道は木道のような遊歩道が整備されている。
ここは「もっきんロード」という愛称で地元の人に親しまれているようだ。
確かに、ずらりと横一列に並べられた木の板は、木琴のようにも見える。
木琴のそれとは言い難いが、歩くと優しい木の音が響き、とても気持ちいい。
全長350m、幅4m
地元の高校生や犬の散歩をする人が行きかうこの道は、とても旅情があふれるいい場所だった。
保内町の町並み
美名瀬橋から見る保内町川之石の町並み。
ここ以外にも、赤レンガの通り、公会堂や洋館など、味のあるレトロな建物がこの周辺には残っている。
今はとても静かなこの町。
しかし130年ほど前には、愛媛で最初の銀行(伊予銀行の前身)が開業するなど、産業の中心として栄えていた。
時間があれば、ゆっくり町の中を散策して、当時の繁栄の面影を探してみるのも面白い。

【保内町川之石の赤レンガ倉庫と「もっきんロード」】
■My評価(5段階)
★★★(3.0)

場所 愛媛県八幡浜市保内町川之石
交通 松山自動車道大洲ICより車で約35分
駐車場 なし

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