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弓削神社の屋根付き橋 【愛媛・四輪・ファミリー】
山の上に広がる穏やかな里山風景。
山の下から幾重にも重ねられるように田畑が積み重なっている。
木蝋生産で栄えた歴史の町である愛媛県内子町。
その中心から車で30分ほど走ると、とても美しい里山がある。
ここが内子町の「石畳地区」
地元の人の景観保護の意識は強く、春になると里山は美しい草花一面に彩られる。
先日訪れた、地元の人が枯死寸前から息を吹きかえらせた「石畳東のしだれ桜」から花に彩られた里の道を散策する。
少し歩くとのはずれに、大きな枝垂れ桜に覆われた公園がある。
枝垂れ桜の下にはブランコが。残念ながら老朽化のためか、座席は取り外されて遊具としての機能は失われている。
しかし、その桜の花に包まれた骨格の向こう望む石畳の里の風景はとても美しい。
その公園の向かいの池に、とても不思議な橋が架かる。
ここは「弓削神社」
1396年に創建されたと伝えられている。室町時代から続く神社だからとても歴史がある。
この地に室町時代から人里が開かれていたというのにも驚きだ。
弓削神社に続くこの橋の名前は「太鼓橋」というそうだ。
橋長23m、幅員1.7m。
現存する橋は昭和26年に架け替えられたものだそうだ。
この独特の橋は「屋根付き橋」と呼ばれる。
この屋根つき橋はこの内子町周辺にはいくつもあったそうだ。
生活道や参道として造られた橋で、雨露しのぎや収穫物の倉庫、地域の集会所のような役割も果ていたうだ。
今も屋根付き橋はこの地域にいくつか現存し、地域の人々の生活の一部として利用されている。
この石畳に内子の町中から向かう道の途中にも、田丸橋という1本の屋根付き橋がある。
集落と田畑をつなぐようにつくられた橋は、今も地元の人の野良作業の道となっていた。
橋を渡って弓削神社へと参る。
その歴史ある独特な橋を渡るだけで、とても心が洗われ厳粛な気持ちにさせられる。
橋の上から眺める石畳の里の風景はとてものどかで美しく、日本の原風景の中に抱かれていることを実感させられる。
思わずここに腰をおろして、のんびりとくつろぎたくすらなる不思議な空間だった。
訪れたのは気持ちいい晴れの日だったが、雨の日もまた雰囲気がよさそうだ。
霧に包まれた里を眺め、雨音を聞きながらのここでの雨宿り。神々に出会えそうなシーンだ。
昔の人がここでもしかしたら寄り合いをしていたというのも納得できる。
日本人の眠る美しい心に触れられる、素朴で映しい場所だった。そ
【弓削神社】
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