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2008年8月20日 (水)

記事タイトル

柏島シュノーケル・今年2回目 【高知・海遊び・グループ】

また行ってしまいました。高知県の柏島。今年2回目。
柏島の海水浴場は、シュノーケルをしながら魚を探すにはもってこいの場所。
今回は、家族サービスではなく、「接待」
「自分、いいところに行っているやないか」
僕の柏島の写真を見た「山男」であるマネージャーの鶴の一声で柏島へのご案内が決定した。
今回は家族でバーベキューを楽しむ係長も参加。
土曜日の朝9時過ぎ、シュノーケルとラッシュガードに身を固めた、やけに気合いの入った男3人が柏島海水浴場の水際に立った。
僕は何度もこの海に来ているので、この柏島の海の美しさは見慣れている。
しかし初めてこの海の美しさを見た上司2人は喜び歓喜の声をあげて、美しい海の中に先にと吸い込まれていった。
さあ、僕もまたこの美しい海を楽しむぞ。
妻も子供も連れてこなかった男3人気合いのシュノーケリングは、普段とは違うとてもハードなものとなった。
ルリスズメダイ
まずは僕のお気に入り、古い橋の東側の橋脚の下へ。
この日もいっぱいのルリスズメダイが群れながら、お迎えをしてくれた。
ソラスズメダイ
橋の上から次々に飛び降りてくる子供たちに注意しながら、橋の下を四国側の岸に泳いで行く。
ここにもルリスズメダイやソラスズメダイがいっぱい泳いでいる。
今日はスズメダイは上から見下ろすのではなく、下から見上げる。
何度も何度も潜水して、美しい海の世界を楽しむ。
ウツボ
水深約5m。大きな岩の下にに奴は居た。
海のギャング、「ウツボ」
こちらの接近に気づくと、鋭い歯が並んだ大きな口をあけて激しく威嚇する。
うおお、怖い。この辺が近づく限界だ。
しかし、ウツボは危害を加えようとしなければ威嚇だけで滅多に攻撃してこない。
そういえば、以前ダイビングでエントリー後に着底した時、目の前すぐの所にウツボがいた。
激しく威嚇されたが、結局咬まれずに済んだのを思い出した。
泳ぐ幼魚
何の幼魚だろうか?小さな魚がいっぱい泳いでいる。
そういえば、2週間前にこの海を楽しんだ時よりも、魚の数が増えている。
特に、小さな幼魚の数が多い。
そして、魚の行動も少しずつ違っている。
こうやって同じ海域に少し期間をずらしてくるだけで、海の様子はすっかり変わってしまう。
柏島海水浴場のサンゴ
古い橋と新しい橋の中間地点、四国側には一部サンゴが生育している。
柏島の海はサンゴが多いことでも有名。
しかし、柏島海水浴場の海は、人間が港や生活の海としてかなり手を加えている。
そのためか、サンゴの育成数は極端に少ない。
サンゴの周りには多くの魚が群れており、まるで竜宮城のような世界が広がっている。
ソデラッパ
岩の間を覗きこんでヤドカリを必死に探す係長。
さすが、良きパパは子供の喜ぶものを自ずと探してしまうようだ。
そして、その捜索で発見された「ソデカラッパ」というカニ。
ハサミをたたんで体を丸めると、まるで砂の塊や石のように見える。
そのハサミの隙間から覗かせる顔は、まるで魔物のように恐ろしい。
ガンガゼ
柏島の海で最も気をつけたい生き物のひとつ、「ガンガゼ」というウニ。
とにかく長い棘と青い体は不気味。
さらにはこの長い棘をウニウニと動かして、ちょっとずつ動いているのだからびっくりする。
この棘は刺さりやすく抜けにくい上に簡単に折れる。皮膚内に残るととても痛いので注意が必要。
踏みぬいたり、潜水中に体をぶつけないように注意したい。
オレンジ色に光る部分は目でなく、肛門。
クマノミの赤ちゃん
新橋の北側の柏島の海岸の岩場。
2週間前には居なかったクマノミの赤ちゃんが生まれていた。
とても小さな体につぶらな瞳。とっても可愛らしい。
先日訪れた時はこのイソギンチャクに2匹の成魚がいたが、その成魚は今日はイソギンチャクに着かないで泳いでいた。
生まれた子供に家を譲ったのだろうか。
それとも、子供か孵化したら、あとは面倒を見ないのだろうか。
ちなみに、クマノミは世界中で数を激減させていると聞く。
出来れば獲ったりせず、そっと見るだけにしてあげたい。
ボラ
海水浴場でよく泳いでいるのが「ボラ」
卵巣がカラスミは加工され、釣魚としても人気がある。
この日は多くの数で群れていた。
岩についた藻を食べながら、すばしっこく泳いでいる。
アオリイカ
海中を5,6匹でゆっくりと泳いで行く魚が・・・
うん?魚じゃないぞ。よ良く見るとそれはイカ。
おそらく「アオリイカ」だ。
先日テレビで、柏島小学校の子供たちがアオリイカの産卵を助ける意味で杉を海底に沈めていると紹介されていた。
今年も元気に育っているようだ。
ゆっくりと泳いでいるが、こちらが近づくとすばやく逃げる。
なかなか写真に収めることができず、この1枚のみ・・・
どうもイカは海底に足を広げて這っているようなイメージだが、実際は足をピンッと延ばしてスイスイと泳いでいる。
クマノミ
橋の南側・柏島側の岩礁地帯にて。
ここのイソギンチャクにもクマノミ発見。
北側のクマノミと違い、まだ子供はいないようで、2匹の成魚のペアがイソギンチャクについていた。
2週間前は近づくと果敢に攻撃してきたが、今日は警戒するだけで飛び出してこない。
お盆になり、とにかく泳ぐ人が多くなったから、いちいち攻撃するのは面倒になったのだろうか。
柏島の海のゴミ
来るたびに思うのが柏島の海の中にゴミが増えつつあること。
特に真新しいコーヒーやビールの缶が多い。
最近、この場所に海水浴に来る人の数は増えている。
少しモラルを問いたいような行動をする人もごく稀にいるのも事実だ。
こんな空き缶に住む魚は見たくない。
もし、来年も柏島に来れるのなら、空き缶を少しでも拾い上げようと思う。
柏島海水浴場と大堂海岸
柏島海水浴場の一番南側までやってきた。
ここから先は荒波で有名な「大堂海岸」の海岸線となるだけに、とても波がきつい。
港の入り口から波が押し寄せる。
前に進もうとしても、波に押し返される。
海の中も揺れるようになり、魚影も少なくなってきた。
やはり、波が穏やかな柏島の港の中は魚にとっても住みやすい環境なのだろう。
ここから先へは進めないので、いったん四国側の岸へと海を渡る。
オヤピッチャ幼魚
四国側・南側の海は岩が積み重ねられている。
まるで海底洞くつや水路のように複雑に入り組んだ岩の隙間は小さな生き物の住処となっている。
岩陰にはオヤピッチャの小さな幼魚がいっぱいに群れていた。
トゲアシガニ
岩の隙間には何匹も何匹も「トゲアシガニ」が居た。
波に激しく揺れながらも、必死に岩についている藻をハサミでつまみながら食事している。
ハリセボン
港と海水浴場の中間地点の海。少し浅瀬となった砂地で。
ゆっくりと泳ぐハリセンボンを発見。
ハリセンボン大好きな僕はしつこくストーキング(笑)
どうやら体力が衰えているらしく、こちらが近づいてもすばしっこく逃げない。
とはいえ、近づくとゆっくり反転して違う方向に行ってしまう。
何度も何度もゆっくりと近づき、危害を加えないことをアピール。
すると、ハリセンボンも安心してか、うっとうしくなってか逃げなくなった。
そして、至近距離からの観察と撮影に成功。(写真はノートリミング)
良く見ると、顔はしわくちゃのおじいさんのように見える。
老魚となったのか、それとも病気なのか。
どちらにせよ、天敵の少ないハリセンボンだけに、これだけ弱っても他の魚に襲われないでいる。
それでも砂地をついばみ、必死に餌を探して生きようとする姿は、とても感動する。
その姿を僕はとても応援したくなった。
小さなゴンズイ玉?
泳いでいると、とても小さな魚がいっぱい固まって群れているのを発見。
ゴンズイ玉のようだが、幼魚のあつまりなので、本当にゴンズイかどうかはわからない。
集団になって海をゆっくりと泳いで行く姿はとても不思議。
魚群
この日の柏島は魚影が濃かったが、小さな魚の群れに出会った。
魚の種類と成魚か幼魚かはわからない。
しかし、1000匹はいそうな大きな群れがすぐ足もとを泳いでる。
ゆっくりと潜って、その群れの中に突っ込んでみる。
魚群に取り囲まれる
僕が群れの中に入っていくと、すぅっと群れは僕をよける。
そして、僕を取り囲むようにゆっくりと泳いでいる。
まるで魚のカーテンに包まれたような感覚。
青い海の中、目の前を通り過ぎて行くいっぱいの小さな魚たち。感動のシーン。
魚群の移動
どうやって群れは統制をとっているのだろうか。
どの個体が意思決定を下しているのだろうか。
魚は一斉に迷いなく整った足並みで移動していった。
まるで1枚の布地が引っ張られていくように、魚群は違う場所へと泳いで行った。
周りを泳ぐ魚の群れ
本日の潜水の最高深度6mにて。
海底にいる魚の大群目指してダイブ。
僕が海底に降りて行くと、ゆっくりと僕の周りを取り囲むように泳ぎ始めた。
とても美しい光景。
音もなく泳ぐ魚の姿はいつまでも見ていたくなる。
が、残念ながら哺乳類の僕は息が続かず、急いで浮上する。
柏島海水浴場水深5mの世界
水深約5m。新しい橋と古い橋の間の四国側の岸付近。
深くなった砂地と岩場にも多くの魚がいる。
浅いビーチ付近ではこれだけ多くの魚はなかなか見れない。
そして、この魚を間近に見ようと思うと、5mを潜水しないといけない。
普段は潜らない場所だったが、男3人気合いのシュノーケルでまた違った柏島の世界を見ることができた。
カゴカキダイ
好奇心の強いカゴカキダイ。
比較的人間に慣れているが、やはり近づくと岩陰に逃げてしまう。
ただ、至近距離から潜るよりも離れた場所で潜水してから近づく方が逃げなかった。
オトヒメエビ
岩の下にエビが隠れている。
イセエビかとおもって覗きこむが、どうも小さい。
姿ははっきり見えなかったが、おそらく「オトヒメエビ」だと思う。

6時間も泳ぎ続けたので、最後はヘロヘロ。
海から上がるとシャワーに行列が出来ていたので、そのまま帰路に着く。
途中の温泉で海水を流し、我が家に帰ったらそのまま気絶するように眠りにつく。
ハードで楽しい接待だった・・・


柏島の地図

2008年8月12日 (火)

記事タイトル

柏島海水浴場でシュノーケル・2日目 【高知県・シュノーケリング・ファミリー】

柏島海水浴場
2008年7月の柏島滞在2日。
この日も宇宙まで突き抜けるような真っ青な空。
そこに浮かぶ白い雲がとても眩しく、夏の風景を演出してくれる。
美しい太陽に照らされた、柏島の瑠璃色の海は、今日も変わらない原色の美しさで僕たちを出迎えてくれた。

【先日のシュノーケルと、柏島のシュノーケルポイント詳細記事はこちら】
柏島の海
海に近づけば近づく歩と、その湛えた水の美しさに虜にされていく。
渚に立てば、その誘惑に勝つことなどできない。
すぐさまシュノーケルを装着して、瑠璃色の世界にわが身を放り込む。
セミホウボウ
さっそく本日も潜水の練習。
航路にあたる深い砂地へドルフィンキックで潜っていく。
と、水深4mで突然出迎えたのは大きないかつい魚。
セミホウボウだ。海水浴場でこんな魚に会えるとは思わなかった。
ゆっくりと接近してみるが、こちらの接近に近づくと、羽根のような胸びれを広げてグライダーのように海底を滑空して去って行った。
柏島の港の海中
そのまま海を横切り、柏島から四国本土へと泳いで渡る。
とはいえ、50mの距離もないのだが・・・
ここは港の船を陸に上げる場所。
港の施設の中なのに、この水の透明度。
この柏島では、自己責任で港の中でシュノーケルすることもできる。
ただし、船が頻繁に出入りする時間はとても危険。昼食時や夕方が狙い目。
ハリセンボンとソフトコーラル
今日もまた、ハリセンボンと追いかけっこ。
ソフトコーラルの影に隠れたようだが、すぐに見つかった。
柏島・海中のゴミ
美しい柏島の海だが、年々訪れる人は増えている。
それに伴い、海中の空き缶などのゴミも確実に増えている。
残念なことだ。
時間があれば、海の中に落ちているゴミを拾い集めてやろう。
と、思ったが、結局遊ぶことに夢中になってできなかった僕は、まだまだ未熟者だ・・・
ソフトコーラルとソラスズメダイ乱舞
今日の遊び場は、古い方の橋の下。
今年はここにソラスズメダイがよく根付いている。例年以上のすごい数だ。
水中から見上げた柏島の橋
海の中から見上げる柏島と四国を結ぶ橋。
地上の世界は、海の中から覗くと、また別世界だ。
海面から見た柏島の飛び込み
橋の上からの飛び込みは、柏島の風物詩。
橋の下で泳いでいると、突然ドボンッとすごい音がして、空から人が水の中に人が降ってくる。
下から見上げていると、そこには人間ドラマがある。
格好よくバク転しながら飛び込む遊びに来た大学生。
頭から見事に飛びこむ地元の中学生。
どうしても飛び降りられずに欄干にしがみついている遊びに来た小学生。
そして、こうやって飛び込むんだ~と言って、見事に飛びこむお父さん。
柏島絶好のシュノーケルポイント
橋の上が飛び込みポイントなら、橋の下は絶好のシュノーケルポイント。
橋中央の橋脚付近の水深は約4m。
川のようになった海の流れが結構きつい場所でもある。
それでもシュノーケリングを楽しむなら、この付近が一番。
この橋脚には根付いた魚がいっぱいいて、最も多くの魚と出会えるポイントでもある。

飛び込む人は下にいる人に気をつけて。
そして、シュノーケルする人は、常に飛び込みの死角にいるように泳ぎたい。
そして、橋から出るときは、十分に上方を注意して。
すぐ脇を通過する船
橋脚付近でシュノーケルするなら、飛び込み以外に気をつけないといけないのは船の通過。
柏島海水浴場の対岸は、渡し船の港になっている。
ここからダイビングや釣りの客を乗せたボートやクルーザーが出入りする。

泳いでいると「あぶないぞ~」という声。
すると、スクリューを停めて惰性でゆっくりと大きな船が真横を通過していった。
橋の下を通過すると、船は再びスクリューを回して進んでいった。

水中は空気に比べると、よく音を伝える。
海水浴場で潜っている時に、港で船がスクリューを回せば、その音はとても大きく聞こえる。
シュノーケリングをしていてスクリュー音が聞こえたら、すぐに航行中の船の位置を確認すべき。
そして、船が近づくようならば、浮上したまま安全な場所に移動してやり過ごそう。
ソラスズメダイ
港側の橋の下には、すごい数のソラスズメダイが群れている。
光射し込む海底に舞う青い小さなダンサー。
群れの中に突入すれば、すぅっと、群れは僕を取り囲むように避けていく。
ソラスズメダイ
自分の体に比べたらとても大きな僕がウロウロしているのに、一定の距離を保つだけでソラスズメダイは逃げない。
しょせん素手の人間などに捕まえられないことを知っているのだろうか。
僕が泳ぐ周りで、キラキラと輝く青い魚たち。
いつまで泳いでいても飽きない水中の風景だった。
竜宮城な海の中
再び中央の橋脚に泳いで戻ってきた。
真っ赤なソフトコーラル、瑠璃色の海の色、そして、その風景を舞う空スズメダイの青色。
その他にもカラフルな魚がいっぱい泳ぐこの海は、まるで竜宮城だ。

橋脚に妖しいまでの美しい飾りを持つ大きな魚が休んでいる。
ミノカサゴだ。
海の流れに漂うその大きな背びれと尾びれは、少し離れて見ていると癒しでもある。

しかし、この魚には絶対手を出してはいけない。背びれには強烈な毒棘がある。
これに刺されると、大人の男でも涙がボロボロあふれるくらい、とても痛い。
この毒で死ぬことはないが、足の届かない場所で刺されてパニックになるととても危険だ。
これだけは絶対に子供が手を出させないように教えておいてあげたい。

他の魚は人間が近づくとすばやく逃げるのに、ミノカサゴは逃げるどころか悠然とそこに佇む。
獲れるものならとってみな。そう挑発しているようにも見える。

さて、海水浴場の南側、島と陸の幅が狭まったあたり。
このあたりの柏島側の岩礁地帯にはいくつかイソギンチャクがある。
そのイソギンチャクに必ずと言っていいほどクマノミがいる。

クマノミはイソギンチャクと共生することで有名。
クマノミはイソギンチャクの毒の触手の中に住むことで身を守る。
イソギンチャクはクマノミに巨大な魚を追っ払ってもらったり、クマノミの食事のおこぼれをもらったりする。

クマノミはつがいでイソギンチャクに住み着き、近くに産卵することから、敵を追っ払うそうだ。
イソギンチャクの間から、こっちをじっと窺うクマノミ。
近づく人間に興味を示している愛着ある姿のように見えるのだが・・・

次の瞬間、クマノミは自らの体をロケット弾のようにして、こちらに突進してきた。
猛スピードで目の前から突進して来られたので、びっくりした。
しかし、クマノミも馬鹿ではない。
人間の巨体に猛スピードで当たれば自分もタダでは済まない事はしっかりとわかっている。
ぶつかる寸前に進路を急変更して、衝突をやり過ごす。
その後も何度も何度も、僕の周りを泳ぎながら、すきあらば突進してくる。
果敢にも、自分の住処を守るため、クマノミは何百倍も大きな敵に立ち向かってくるのだ。

クマノミに攻撃されているのだが、それがなんだか遊んでもらっているようで、ついつい長居してしまった。
クマノミにとっては、命をかけて自分のテリトリーを守っている行為。
なんだか悪いことしたなぁと、少し反省しながら、その場を後にした。
 
【お願い】クマノミは世界中で数を激減させていると聞きます。
愛情をもって接してあげてください。


さて、この日は遠く離れた我が家まで帰らなければならない。
名残惜しいが、少し早目に海から上がった。
簡単にシャワーを浴び、車に乗り込んで帰路に着く。
帰りは途中で、気持のよいお風呂に入るつもりだ。

少しずつ離れていく柏島の海。
今年もとても楽しかった。また、来るからね。
そう誓って、青い海を後にした。

柏島の地図

2008年7月29日 (火)

記事タイトル

柏島海水浴場 【高知県・シュノーケル・ファミリー】

今年もやってきました柏島
黒潮が洗う柏島の海は、四国の中でも格段の美しさでダイビングのメッカ。
その柏島の海水浴場は、四国の海水浴場の中でもおそらく1,2位を争う美しさ。
その美しさに魅せられて、僕は毎年この海にシュノーケルに通っている。
柏島の海
青と瑠璃色が交錯する柏島の海。
「島」といっても陸から泳いですぐに渡れる距離の島で、新旧2本の橋で四国本土と結ばれているので「島」といった感じはしない。
この写真を撮ったのは柏島から。
柏島と四国本土の間の海はまるで川のようになっていて(写真手前の瑠璃色の海)、天然の良港。
外洋(写真奥の青い海)が大荒れでも、この海水浴場では問題なく水遊びが楽しめる。
海況を気にせず出かけられるのも、この海水浴場の魅力のひとつである。
柏島海水浴場・南側
柏島海水浴場の南側。
人出はとても少ないように見えるが、この海水浴場としてはそこそこ賑わっている方だ。

向こう側が四国、手前が柏島の陸地で、それに挟まれた海はまるで川のように見える。
波は全く立たないので、とても静かな海を楽しめる。
ただし、川のように海の幅が狭まっているので、潮流はきつめ。
さらわれるくらいに激しい流れではないが、気づくと結構流されていることもあるので注意が必要。

左に架かる橋は柏島と四国側の集落を結ぶ旧橋。
東西に架かっているので、その下に陣取れば、終日の日陰を確保することができる。
また、この橋から海に飛び込む遊びが、柏島海水浴場の風物詩になっている。
柏島海水浴場・北側
柏島海水浴場の北側。先ほどの写真の旧橋の上から撮影。
ビーチは砂地だが、海には岩が多く、フジツボなどの貝類もびっしり。
この海水浴場では、一般的な海水浴には向いていない。
素足や水着だけの着用ではケガをする可能性が高い。
サンダルは必須、出来ればグローブやラッシュガードの着用が望ましい。
軍手、Tシャツの着用でも代用は可能。
ビーチボールや浮き輪は、少しでも目を離せば、潮流と風でどんどん沖合に流されてしまう。
どちらかといえば、シュノーケルを楽しみ、魚と触れ合う、アウトドア派向けのビーチといえる。
海水浴場にはキャンプ場も併設されている。

写真に写っている橋は、新しい橋で2車線の県道が走る。
この橋の下も日陰となっているので、有効に利用したい。
旧橋の上から望む柏島の海
旧橋の上から。
ここから海に飛びこむのが、この柏島の名物のひとつ。
低そうに見えるが、いざ飛び込もうと思うとなかなか勇気がいる。
飛び込む時は、水深が深い場所へ。
そして、往来する船や、下で泳いでいる人がいないか十分に注意して事故がないようにしてください。
(最近では「新」橋の上から飛び込む人もいますが、こちらはかなり高く、過去に病院送りになった人もいて危険です)

ちなみに、この橋の下の橋脚部分や、古い橋脚の跡などには色鮮やかな魚がいっぱい遊んでいる。
この柏島の海ではかなりの密度で魚を見ることができる一番のスポットだ。
ただし、橋脚にはフジツボはウニがびっしりなので注意が必要。
また、海の流れもあり、水深も深くなっている。(橋脚部分の水深は約4.5m)
柏島海水浴場
手前の岩場には多くの色鮮やかな熱帯魚を見ることができる。
岩場の奥は砂地になっていて、水深は5~7mと深くなっている。
美しい魚はこの砂地では見かけることは少ないが、大物にばったり遭遇する可能性があるのはこの砂地だ。
ただし、この砂地部分はダイビングや渡船の船が港から出入りする航路にあたる。
船も十分注意して航行してくれるが、船が近づくと海の中に大きなスクリュー音が聞こえる。
その時は遊泳者自身も安全確保に努めたい。

しかし、これだけ船が係留されている港でこれだけ海が美しい場所はめったにない。
川のようになっている海の水が潮の満ち引きで常に流れているからであろう。
柏島海水浴場のビーチ
さあ、今年も泳ぐぞ~。
さっそくマスクとフィンをつけて、瑠璃色の世界へと繰り出した。

つづく。

お出かけ地図へ

【参考情報】
・駐車場は約20台(無料)
・満車時はに200mほど離れた場所に臨時駐車場が用意されているようです(現地の案内参考)
・シャワーは100円のコイン式で男女各2ずつあり(冷水のみ)
・トイレあり
・近隣に商店はなし。買い物は国道321号線、道の駅大月の少し北にあるコンビニ「スリーエフ」で済ませておくと便利。
・飲食店は近隣に大衆食堂や民宿の食堂がありました

2008年7月27日 (日)

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今年もやっぱり柏島!! 【高知・四輪・ファミリー】


我が家の毎年恒例の「海水浴」は、高知県の「柏島」
先週、信州で夏休みを楽しんだばかりでしたが、今週は海に連続で行ってきました。

ダイビングのメッカでもある柏島の海は、四国とは思えないほど美しい透明度。
松山からでも3時間以上かかる、四国でも最も遠い場所のひとつで豊かな自然が残る海。
柏島での海遊びは、もちろんシュノーケリング。
透明な海の中には色鮮やかな熱帯魚がいっぱい。
今回はこの瑠璃色の海の中、潜水機能がアップしたデジカメで深くまで潜ってガンガン水中写真を撮ってきました。

自宅に到着したばかりなので、また詳細は後日アップいたします。
取り急ぎ、ご報告まで・・・

2008年6月29日 (日)

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小笠原旅行記32・母島東港シュノーケル 【東京都・島旅・ファミリー】

母島・鬼岩付近
野生のイルカとの触れ合いが終わり、海に飛び込んだ参加者の回収作業が続く。
ご覧のとおり、海はかなり荒れているので、母船のクルーザーまで泳いで帰ってくるのはなかなか骨が折れる。
僚船の漁船タイプの小型船が海にいる参加者を引き揚げ、母船に近づいてから参加者はそこから再び海を泳いで戻ってきた。
その間、海に入らなかった僕たちは、小笠原の海、母島の荒々しい岩壁の姿を眺めていた。
岩壁の波打ち際には大きな穴がいっぱい開いている。
太平洋を揺るがす大波があけた穴。そのすざまじいエネルギーは時々乗っている船を襲う。
そして、波しぶきをザプザプと一眼レフにかけてくる。
一撃食らえば、僕の2年間の小遣いがぶっ飛んでしまう。怖いっ。
母島・乾崎
全員が船に戻ったら、船は母島を時計回りに走り始めた。
母島の最も北の岬でイルカに遭遇したので、北から東海岸を走って行くルートだ。
その美しい母島の姿をいっぱい一眼レフで収めたかったが、飛んでくる波しぶきのためにカメラはもう使えない。
慌てて、防水バックの中に収納する。しかし、この大波の中のイルカの撮影で、もう一眼レフは潮で真っ白になっている。
大丈夫かなぁ・・・
母島東海岸北部
島の東海岸を南下する。
深い緑に荒々しい岩肌。そして、それらに打ちつけられる、荒々しい海。
常夏の小笠原も、冬には厳しい北風が吹きつける。
荒々しい海の様子だけは、日本の海と変わらない。船の中にも容赦なく波しぶきが飛び込んでくる。

さて、こんな水しぶきに濡れる過酷な環境の中で撮影は、普段はサブカメラとして使っているコンパクトデジカメが頼りだ。
オリンパスμ720SWという機種を使っているのだが、何の準備もなくても3mまでの潜水が可能な防水カメラ。
1.5mの高さから落下させても壊れないという、アウトドアで使うのにはもってこいの相棒だ。
水しぶきの中やシュノーケルの撮影ではこれで十分。今回の撮影でもそのタフさを発揮してくれた。

しかし、参加者の持っているカメラは30~40m潜水できるプロテクターを装備させている人がほとんど。
最低の防水機能は、μ720SWの後継機種で10m潜水ができる機種だった。
みんな気合い入っているなぁと感心していたが、この「3m」と「10m以上」という防水性能の差が大きな壁になることをこの後実感することになる。
母島の奇岩
母島も父島と同じく海底火山の噴火によってできた島。
そのため、島の岩肌は荒々しく、長年の侵食によって奇岩が形成されている。
海の上を走りながら、刻々と変わっていく島の表情は見ているだけでも飽きない。
それどころか、どんどんとその表情の豊かさには惹きつけられていく。
母島・東港
大きな入り江に入ってくると、先ほどまでの波の高さが嘘のように静かになった。
そして、船はゆっくりと速度を落とした。
船長からここでシュノーケルを楽しんでくださいとアナウンスがある。
イルカはいないが、参加者は待っていましたと次々と青い海の中に飛び込んでいく。

ここは「東港」という場所。
周囲には集落はなく建物も何もないのだが、なぜだか立派な防波堤だけが作られている。
戦前にはこの付近には集落があり、返還後も昭和末期までここを基地にして捕鯨がおこなわれていたそうだ。
今は住む人もいない場所だが、国際避難港として整備の工事が進められていると船長から聞く。
確かに、母島の中心地の港には大きな船が入れない。
この大海原で荒れる海を回避できる場所は、絶海を行く船舶にとっては天国だろう。
小笠原・母島の海
恐ろしいほどに青い小笠原の海。
まるでブルーサファイアのような海の色は、本当に宝石の色。
この惑星の宝石、すべての物を産んだ母なる海。
美しい海の色を見ていると、どうしても海に誘われる。

南国の海は暖かいとはいえ、強風吹くポートの上はまだ寒い。
ラッシュガードを着ているので海の中は大丈夫だが、そのあとの移動はとても寒いだろう。
そう思って、もう今日は海に入るのはやめようと思っていた。
なので、デッキの後ろから持ってきたゴーグルでその美しい海の中をのぞいてみる。
母島・東港シュノーケル
相当水深はあると思われるのに、はっきりと海底のサンゴ礁が見える。
なんという水の透明度だ。
折からの悪天候と強風で、海の中は濁っているはずなのに、それでもこの美しさ。
恐らく、日本の中でも最も美しい海の色だろう。

この美しい海の中を見た瞬間、僕の中のスイッチが入った。
気がつくと、後部デッキに戻り、ジャケットを脱ぎ捨てシュノーケルを装着していた。
「え?入るの?」
妻が驚いている間に、僕はこの小笠原の青い海に抱擁されるように、その身を海に投げ込んだ。
小笠原に来て、何度も試みてきた2008年の初泳ぎを、この時にやっと達成した。
母島・東港シュノーケル
1月の小笠原の海は、ラッシュガードを着ているとはいえ、びっくりするくらいに暖かかった。
海に落ちて心臓麻痺する人はおそらくいないだろう。
少し涼しい夏の日にプールに飛び込んだくらいの冷たさしか感じない。

船の上から見るより、サンゴ礁は近く見える。とても美しい。
僕は国内でダイビングもする(していたの方がもはや正しい)が、こんなにサンゴが群生している場所は初めて見た。
東港の水深
浅そうに見えるが海は深い。
海面に浮く参加者と比べてみると良くわかるが、海底ははるか下だ。
水深は推定で7~8mほど。
こんなに深いところで泳ぐとは思っていなかったので、フィンは持ってこなかった。
フィンなしで海底まで潜るのは至難の業だ。
しかも僕の持っているカメラのμ720SWの潜水可能深度は3m。海底までの潜水は不可能だ。
しかし、僕以外の参加者は、この大荒れの海の中をイルカと一緒に泳げる猛者たち。
おまけにウェットスーツとフィンで完全武装している。
まるでイルカのようにドルフィンスイムで海底まで潜り、みんな気持ちよさそうに海中を泳いでいる。
その姿はとても美しい。
中には2分近く難なく潜り続けたり、バブルリング(息で泡の輪っかをつくる)を披露する人も。
まさに海人。よくテレビで熟練の素潜り漁師の技を見るが、これに近い。
本当に同じ人間かと思うほど、みんな海の中を自由に泳ぎまわり、この美しい小笠原の海を楽しんでいた。

なるほど、だからみんな、10m以上の潜水機能のあるデジカメを用意していたのか。
今やっとはっきりと理由がわかった。
3mの潜水機能しかないデジカメと30秒の潜水がやっとの身体能力の僕。
とても大きな違いをまじまじと見せつけられた瞬間だった。
母島・東港のサンゴ礁
ジャックナイフで潜水して、美しい海底に近づきたいが、それをするとカメラを壊してしまう。
船にカメラを戻そうとも思ったが、船は知らないうちに随分と遠くに離れている。
フィンなしで簡単に戻れる距離ではなかったので、カメラを水から上げることはあきらめた。
もちろん、カメラは水に浮かないので、手を離せば、深い海底に沈んでしまう。
母島・東港のサンゴ礁
とはいえ、浮き輪もなしに、こんな深い海を平気で泳いでいられるのも小さい頃に通っていたスイミングの賜物。
ここは海底への接近をあきらめて、海面からいろんな海の景色を見ることに専念しよう。

とても美しい枝サンゴの群生。まるで竜宮城に竜宮城にいるみたい。
こんな美しいサンゴの森が、この海にはどこまでも続いていた。
母島・東港のサンゴ礁
立派なテーブルサンゴも広がっていて、母島の海の中は多様な美しさを見せてくれる。
本当に何の制限なく、この美しい海を魚のように泳いでみたい。
そのために必要な装備と身体能力が僕に無いのが歯がゆく思えた。

ふと気がつくと、船に置いてきたはずの妻も海の上に浮きながらこの世界を楽しんでいた。
妻はちゃっかりライフジャケットまで借りてきている。さすがだ。
母島・東港のサンゴ礁
サンゴの中には魚たちがいっぱい泳いでいる。
美しくこの海と同じような宝石色をした魚から、地味な色の魚まで。
悲しいかな、今日は深すぎて接近してその姿を拝めない。
しかし、ゆっくりと優雅に泳ぐ魚の姿を遠くからでも見ていると、とても不思議に心が休まる。
母島・東港の青い海
さあ、そろそろ時間だ。船に戻らないと。
他の参加者はまだ海で遊んでいるが、フィンを履かず、泳ぎも遅い僕たちは先に向かわないと・・・
下ばかり向いていてはわからないが、水平方向を見てもその透明度は抜群。
小笠原の海は、とにかく青かった。



蛇足だが、小笠原から帰ったのち、僕が10mの潜水機能を持つ後継機種のカメラに買い替えるのに、時間はさほどかからなかったことは言うまでもない(笑)

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2008年6月24日 (火)

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小笠原旅行記31・小笠原のドルフィンスイム 【東京都・島旅・ファミリー】

母島の断崖絶壁
僕たちが乗っていた「PAPAYA」の船は、青い海の上でゆっくりと停船した。
間近に迫るのは、約50kmのクルージングの末にたどり着いた、「母島」の断崖絶壁。
怒涛の迫力の岩壁には、何匹もの鳥が行き交っている。
天気は大分回復したが、波はまだまだ相当に高い。
比較的大きめのクルーザーだが、その船体も木の葉のように青い波に翻弄される、右に左に大きく揺れる。
母島
船から振り落とされないように、掴まりながら、絶海に突然現れた大きな岩の島の風景に目を奪われる。
これが母島。小笠原諸島で一般人が行ける一番南の島だ。
手つかずの大自然が残る島。その絶景は、海の上にいても凄まじいほどに圧倒される。
東京から1000km以上も離れた南海の孤島。遠くまで来たものだと、感慨に浸ってしまう。
しかし、突然の乗客の大声で僕は我に帰った。
野生のイルカ出現
「いたっ、いたっ、居た~!」
みんなが指さす方向を見ると、波間に背びれがいくつもみえる。
居た。イルカだ。
このツアーの船に乗る乗客のほとんどが、このイルカに出会うために乗っているといっていいだろう。
まだイルカは遠い。とにかく、先ほどのクジラの時のように、いいポジションをとるぞと僕はカメラを構えて船の前方へ移動しようとする。

が、今度はみんな船の後方に移動してきた。
あれ、イルカは船の後方から眺めるものなのかと思ってその場にとどまっていたが、瞬間後方デッキは戦場と化した。
今までカメラを構えていた人がみんな我先に、ウェットスーツを着て、ウエイトを腰に装着し始めている。
え?まさかこんな岩礁が多くて、こんなに波の高い場所を泳ぐの?
水深が深い場所を泳ぐのは僕も全然平気なのだが、こんな大荒れの海を何のためらいも無く泳ごうとする参加者に驚いた。

「泳いでもいいけど、波が高いから念のためにライフジャケットを・・・」
と、船長のGOサインが出るか出ないかのうちに、ライフジャケットも装着せず真っ先に参加者の一人が飛び込み、イルカのいる方向にすごいスピードで泳いで行った。
遅れてなるものかと、他の数人の参加者も続いて荒れる海に飛び込んでいく。
その次に、ライフジャケットをつけた参加者が後に続く。
参加者は一列になって、すごいスピードで青い波の中を見事にイルカへと近づいて行った。

すごい。僕も泳ぎに自信が無い訳ではないが、あそこまで海に慣れていない。
結局妻と僕とあとほんの数人だけ、船の上に取り残されてしまった。
もちろん水着は着ているが、こんなすごい場所を泳ぐとは思ってもいなかったので、フィンもウェットスーツも持ってきていない。
野生のイルカと泳ぐには、装備と泳力、そして海を怖がらない心が必要だった。
お気軽シュノーケル程度の装備の僕たちは、ドルフィンスイムをあきらめ、船上からイルカの姿を狙うことにした。
小笠原のイルカ
しばらくは少し離れた場所を参加者が一生懸命イルカの後を泳いでいたが、イルカの方からゆっくりと船に近づいてきた。
すごい、野生のイルカと初遭遇だ。
イルカは船の周りをゆっくりと泳いでいる。時々顔を出し、そしてまた潜り。とても優雅だ。
水族館でイルカはよく見るが、野生のイルカは初めて。
こんな近くまで寄ってきてくれるのは、とてもすごい。イルカは本当に人懐っこい生き物だということをひしひしと感じた。
こんなに好奇心を持って人間と遊んでくれる野生生物は、そういないだろう。
母島のイルカ
波はとても高く、船は大きく揺れている。僕も船の支柱を抱きながら、イルカの姿を撮っている。
そんな大きな波の中でも、イルカは優雅に楽しく泳いでいた。
僕が必死に耐える波は、イルカにとっては心地よい揺れなんだろう。
青い海を自由に泳ぐイルカが、とてもうらやましく思えた。
そして、この波の中、イルカに必死について行く参加者。
そして、船を波にさらわれて岩礁に乗り上げないように巧みにコントロールする船長。
海を愛する人間は、ここまで海に親しくなれるんだなぁと妙に感心したりもした。
イルカ急接近
船まで最接近してきたイルカ。時々潮を吹く音まで間近に聞こえる。
海の中に泳ぐイルカの姿はエメラルドグリーンのヴェールに包まれているように見える。
小笠原の海の青さとその美しさが、海を泳ぐイルカの姿からとても伝わってくる。
近くで見る野生のイルカの姿は、やはり水族館などで見る感動とは比べ物にならない。

小笠原で見れるイルカは「ミナミハンドウイルカ」と「ハシナガイルカ」
「ミナミハンドウイルカ」は人に慣れていてよく一緒に遊んでくれる。
「ハシナガイルカ」はジャンプが得意で、すごい跳躍を見てくれたり、時には走る船を追いかけてくることもあるそうだ。
さて、今日出会ったのは・・・どちらか忘れました(泣)
気持ち良よく大海原に泳ぐイルカ
何とかお顔を拝見できればと思ってイルカをずっと見ていたが、このイルカの群れはあまりパフォーマンスをして遊んでくれなかった。
それどころか、海の上を泳いでいたと思ったら時々潜って姿を消す。
そして、また思い出したかのように、海面に全頭がそろって姿を現す。
そのつど、船にいる乗客やスタッフが「何時の方向に出た」と見つける。
「何時の方向に出たぞ~」と船長が拡声器で海にいる参加者に伝えると、参加者はまたイルカの居る方に一生懸命泳いで行く。
どちらかというと、人間がイルカに遊ばれている感じがした。

船長曰く、このイルカの群れの中に何頭か小さな子供が混じっていた。
子供をかばっているので警戒心か強く、なかなか遊んでくれそうにないとのことだ。
少し残念だったが、こうやって何頭もが一緒に生活しているイルカの群れを見ると、なんだか心温まる。

しばらくして、伴走する僚船「PAPAYA Jr.」がイルカと遊んでいた参加者を回収して母船に戻ってきた。
十分に遊んでもらえなかったようだが、それでもみんなとっても楽しそうな、屈託のない笑顔をしていた。

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2008年4月20日 (日)

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小笠原旅行記25・小港海岸 【東京都・島旅・ファミリー】

父島の南側には人は住んでいない。車が入れる道は島の南端まではつくられておらず、手つかずの自然が残る。
ここ、「小港海岸」は、車で訪れることのできる父島最南端のビーチ。
父島で最も水量の多いと思われる「八瀬川」が流れ込むこのビーチは島の南部探検のペースでもある。
この八ツ瀬川で練習をした後、シーカヤックは小笠原の青い海に乗り出す。
そして、この海岸からは父島で最も美しい「ジョンビーチ」、「ジニービーチ」へ向かうトレッキングルートの出発点でもある。
小港海岸
僕たちはシーカヤックツアーに参加している。
午前中は八ツ瀬川でカヤックの練習をしながら、荒れている海の回復を待っていた。
が、残念ながら天気はとても良くなったが海の機嫌はまだ直らない。
どうやら今回は、この青い海にこぎ出すのは不可能なようだ。
とても残念だが、これが自然。しかしこの雄大な美しい海を見ていると、そんな残念な気持ちもどこかに飛んでいく。
荒々しくも美しい南国の海。その青さが心の中に染み入ってくる。
小港海岸と緑の森
ビーチの後方には深い緑の森が広がる。
うっそうとしたジャングルを思わせる森の入口から望む青い海はまた格別。
ビーチはごみ一つ落ちていない美しい白砂。
きめが細かくてやわらかく、素足で歩くととても気持ちいい。
海にはフロートが2つ浮いていて、海が穏やかで温かい時は絶好の海水浴が楽しめそう。
小港海岸の白い砂浜
陽射しは南国そのもの。正月とはいえ、とても温かい。
青い海と白い砂の美しいコントラストは美しく、北風と荒波の音すら気持ちよく感じる。
白い砂に打ち寄せる青い波はいろいろな物を陸地に運んできた。
とても長い間漂流していたと思われるヤシの実。貝がぎっしりとついたブイ。
寿命を終えたミノカサゴも砂の上でどこか物哀しいオブジェになっていた。
小港海岸と中山峠
このエメラルドグリーンの海に今日はこぎ出すことはできないが、遊ぶことはできる。
ウエットスーツをレンタルしていたカヤックツアー参加者は、待ってましたとばかりに次々に海に入り出した。
不思議に海の水はとても温かく、足をつけても気持ちよいくらい。
でも、快適に遊ぼうと思うと、どうしてもウェットスーツは欲しい。
ラッシュガードは着ていたが、午後のカヤックのことを考えると、さすがに海で泳ごうとは思わず水遊び程度で済ます。
これで本日も、2008年の初泳ぎは果たすことはできなかった。

そんな海に入らない僕たちを見ていた、カヤックツアー主催の「ブルースカイビックホース」のジロウさん。
青い海の上の緑の丘を指さした。
絶好の展望台があり、ちょっとしたトレッキングルートがあるから行ってきたらどうですかと言ってくれる。
さすがにツアーから外れ、単独で遠くまで行くのは迷惑がかかると遠慮するが、待っているから大丈夫と勧めてくれる。
お言葉に甘えて、向かうことにする。
今考えれば、もうカヤックで海に出ることができないので、ここで思い思いの時間を楽しませてくれたのだろうと思う。
海で泳ぐ装備をあまりしていなかった僕たちは、山に向かうことにした。
向かうのは中山峠展望台。ジニービーチ、ジョンビーチへ向かう山道の途中にある。
八瀬川河口と枕状溶岩
小港海岸に注ぐ八瀬川。
海の水は暖かいのに、川の水はとても冷たい。
河口付近はとても浅くなっていて、歩いて川を渡ることができる。
川の左岸の海岸には巨大な枕状溶岩の絶壁がそびえている。(写真右側)
これは地質学研究では、とても貴重な地形らしい。
この父島が海底火山の噴火でできた絶海の孤島であることを生々しく物語っている。

この八瀬川はカヤックの絶好の練習場所。原始の姿を色濃く残す川のリバーツーリングもなかなかのものだ。
遠くに見える橋が、中山峠に向かうトレッキングルートの起点。
また、その橋のたもとが、シーカヤックツアーの出発場所にもなっている。
青い海に遊ぶサーファー
こんなに美しい青い海を目の前にして、その海を楽しむのをおあずけにされる。
ちょっと残念な気分だ。
青い海をいっぱいに楽しむサーファーがうらやましく思えた。
ブルースカイビックホースのシーカヤックツアーのお弁当
青い海を見ながらのお弁当は最高だった。
「ブルースカイビックホース」のシーカヤックツアーで用意してもらったお弁当。
扇浦のお店で用意してもらっていたのだが、車に積み込んだ瞬間からその香ばしいにんにくの香りで気になっていた。
天ぷらににんにくの風味が効いていて絶品。おにぎりも中身は具がぎっしり詰まっている。
体力勝負のシーカヤックツアーにはもってこいの美味しいお弁当だった。
さあ、お弁当を食べて力が漲ったら、海にこぎ出せないパワーでこの身を山の上に押し上げよう。
貴重品をドライバックひとつに詰め、カメラを持ったら中山峠へのプチ・トレッキングへと向かう。
まだこのときは、この先に美しい絶景が待っているとは思いもよらなかった。

【小港海岸】
■My評価(5段階)
★★★★☆(4.5)

場所: 東京都小笠原村父島小港
交通: 二見港から車で約15分
駐車場: なし(バスロータリー手前の路肩に駐車可能)
付帯施設: トイレ、東屋


小港海岸の地図
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2008年2月18日 (月)

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小笠原旅行記15・宮乃浜 【東京都・島旅・ファミリー】

大神山神社を出発し、山を登る道を自転車を登っていく。
借りた自転車は変速機なし。途中からはさすがに自転車を降りて押していく。
停泊する「おがさわら丸」が足もとに見下ろすようになった頃、登り道は終わる。
その後、少し下った後、先ほど大神山神社の上の展望台から見た集落の中を再び登っていく。
新しく立派な民家がある中に、熱帯性の木々に埋もれたコンクリートの戦跡がひっそりと眠っているのが不思議な場所だ。

やがて集落を登りきった頃、道は東海岸の海に向かって一気に下っていく。
焼けつくようなブレーキ音に少しびくびくしながら、自転車は海に向かって一気に高度を下げていく。
宮乃浜のビーチ
ついに到着。ここが「宮乃浜」
先程までいた二見港は父島の西海岸。ここは父島の東海岸にあたる。
自転車で島の背骨のような山地を乗り越えてたどりついた美しいビーチの感動は大きい。

宮乃浜は絶好のシュノーケルポイントとして有名なビーチ。
エメラルドグリーンの海辺には美しい芝生広場が広がり、きれいなウッドデッキや東屋、トイレが完備されている。
とても孤島のビーチとは思えない。まるで南国のビーチリゾートだ。
目の前に広がる美しい風景に、自転車を駐輪スペースに置いたら急いで波打ち際に駆け寄る。
宮乃浜から望む兄島瀬戸
宮乃浜のビーチ。
きめの細かい砂礫のビーチにはゴミ一つ落ちていない。とてもきれいだ。
その透明の海の水は、海の底の美しい色をここまで伝えてくれる。
このエメラルドグリーンの下にはサンゴ礁が広がり、熱帯魚が遊ぶ。

向こうに見える陸地は「兄島」
小笠原の中心である「父島」の北側に位置する無人島だ。
兄島の手前、海の色がひときわ青くなっているところは「兄島瀬戸」
とても美しい青い海だが、潮の流れはとても速い。
宮乃浜の青い浜
さて、小笠原の海開きは1月1日である。
今日は1月2日。泳げない事はない。
海の水に足を浸すと、思った以上に冷たくない。どちらかというと温く感じるくらいだ。
さっそくこの碧い海に飛び込みたかった。
が、泳げるというのは、海の中に飛び込んでも心臓麻痺にはならないというくらい。
問題は海の外に出た後だ。
風がなく、太陽が出ているのなら問題はないが、今日は北風がひどい。
日もどんどんかげってきた。
このまま海に入ったも、海から出た時は悲惨なほど寒く感じるだろう。
波も高く、海も濁っている。残念ながら「2008年初泳ぎ」は後日にお預けだ。

仕方がなので「ホライズンドリーム」で買ってきたパンをウッドデッキで頂く。
美味しいパンを食べながら見つめるのは、北風に荒々しく波を立てる青い海。
その海には多くのサーファーたちが楽しそうに波と戯れている。
彼らの大喜びの姿が、少しうらやましく思えた。
宮乃浜のトーチカ
天気はどんどん悪くなる一方。
美しい海に居ても風がとても寒く感じる。そろそろ次の場所に移動しよう。

ふと自転車に乗ろうとしたとき、道の脇の山肌に何かがあるのを見つけた。
近づいてみると、山の斜面、タコノキの根に埋もれるようにコンクリートに囲まれた穴が海に向かって開いていた。
「トーチカ」だ。
映画「硫黄島の手紙」でも見たことがある。
トーチカとは、この中に兵士が潜み、砲火に耐えながら敵を銃撃する施設だ。
穴から中をのぞいてみると、冷たい真っ暗な空間が広がっている。
中は意外に広く、よく見るといくつか他の場所に通じる横穴が掘られている。

このトーチカの周りを調べてみると、他のトーチカや、ンクリート製の大きな地下へのトンネルのような入り口があった。
おそらくこのトーチカ内部はいくつもの坑道でつながれた地下要塞になっているのだろう。
宮乃浜は断崖絶壁の多い父島の中でも数少ないビーチ。
美しいこのビーチはアメリカ軍の絶好の上陸ポイント。
上陸するアメリカ軍をここから旧日本軍が狙い撃ちしようとしていたのは明らかだ。

この穴から内に入ることはできそうだった。
しかし内部はいつ崩壊してもおかしくなさそうな感じである。
それにここで壮絶な戦闘が行われていたり、戦闘がなくても死と隣り合わせで兵士が潜んでいた場所だ。
それを考えると、真っ暗な暗闇は、今を生きる人間の魂を深く冷たい世界に引きずり込んでしまうように感じた。
この中に入ろうかと思ったが、目に見えない恐怖が僕の体をこの中にくぐりこませることをためらわせた。
トーチカの中には、時間が止まったかの様に、冷たい空気が暗い過去とつながったように漂っていた。

【宮乃浜】
■My評価(5段階)
★★★★(4.0)
場所:東京都小笠原村父島宮之浜
駐車場:あり(数台・駐輪スペースもあり・無料)
交通:二見港より車・原付で約5分、自転車にて20分
施設:東屋・ウッドデッキ・トイレ・ベンチ

宮乃浜への地図
宮乃浜の地図

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2008年1月28日 (月)

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小笠原旅行記6・大村海岸 【東京都・島旅・ファミリー】

大村海岸
ウミガメの赤ちゃんがすべて青い海に旅立った後、祝福するかのように、曇り空から日が注ぎ始めた。
曇り空に淀んだ海には命が宿ったかの様に、鮮やかなエメラルドグリーンが広がった。
今、目の前にあるのはまさに、南国の海。

父島の中心街、「大村地区」の西端に位置するこの大村海岸
大神山公園(広い芝生広場)の向こうに、広がる美しいビーチだ。
フェリーや多くの漁船、クルーザーの港である二見港に面していながら、その水の美しさは半端ではない。

白い砂浜はとエメラルドグリーンのコントラストは小笠原に到着した実感を強烈に与えてくれた。
ビーチにはゴミも落ちておらず、とても町の中にある海岸とは思えない美しさ。

更衣室やシャワーも完備されていて、海水浴にはもってこいだ。
民宿、ペンションが集まる父島の通りからも一番近いビーチで、内湾なので、波も穏やかで、気軽に海に親しめる。

沖に停泊しているのは、豪華客船「きそ」
年末年始の恒例のクルージングで今、小笠原に訪れている。
巨大な船体は二見港の岸壁に停泊できないため、沖に設置したブイに係留されている。
豪華客船が浮かぶエメラルドグリーンの海なんて、本当に日本では見ることができない海外の風景だ。

ちなみに小笠原・父島の海開きは元旦。
日本一早い海開きだ。
この日はウミガメ放流などのイベントが、この大村海岸で行われる。
初泳ぎのイベントはもう終わったようで、誰も海には入っていなかった。
しかし、この日に海で泳いだ人には、日本一早い海開きの参加証が渡されていた。

大村海岸には「小笠原ビジターセンター」がある。
小笠原の自然や文化、歴史を知る都ができる。
小笠原に初めて訪れた僕にとっては、ぜひとも行っておきたい場所。
いつまでもここで美しい海を眺めていたかったが、残念な気持ちで波打ち際を後にした。
大村海岸の地図
【大村海岸】
■My評価(5段階)
★★★★(4.0)

場所:東京都小笠原村父島
アクセス:船客待合所(おがわら丸乗船場)から徒歩10分弱
設備:トイレ、シャワー
近隣施設:大神山公園(芝生広場)、小笠原ビジターセンター、聖ジョージ教会

大村海岸の地図 

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2008年1月 7日 (月)

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小笠原旅行記 【東京・島旅・ファミリー】


外国よりも遠い日本・・・
それが小笠原。
東京都でありながら、東京から船で25時間30分もかかる場所。
交通手段は船しかなく、航空の便はない。
しかも、その船が出るのは、月にたったの5~6便。
まさに日本の中で一番遠い場所・・・

今までずっと行きたかった場所。
だが、そのアクセスの悪さになかなか満足できる日程が取れず諦めていた矢先だった。
今回の正月に僕の休みと、船の航行予定がぴったりと重なったのだ。
導かれるように、僕は小笠原に旅立った。

本土は猛烈な寒波に襲われる中、小笠原は初夏を思わせる日射し。
日本で一番遠い場所は、常夏の南国だ。
鮮やかな緑と、美しいエメラルドグリーンの世界。
青い海に現れた鯨と、波に乗って遊ぶイルカたち・・・
そして、出会いと再開。
久しぶりの「旅」
それは新しい年の素晴らしい幕開けとなった。

■記事リンク■ (記事作成のつど、この下に目次リンクが作成されていきます)

◆1 旅立ち
◆2 試練のはじまり 
◆3 太平洋での越年と初日の出
◆4 父島到着 
◆5 海に還る 
◆6 大村海岸 
◆7 小笠原ビジターセンター 
◆8 聖ジョージ教会
◆9 ホライズンドリーム 
◆10 小笠原の買い物事情 
◆11 おがさわら丸・ホテルシップ 
◆12 サンライズ奥村 
◆13 奥村地区を歩く
◆14 大神山神社
◆15 宮乃浜 
◆16 父島要塞大村第二砲台跡 
◆17 三日月山展望台(ウェザーステーション)  
◆18 おがさわら丸見送り 
◆19 旭平展望台 
◆20 初寝浦展望台 
◆21 コペペ海岸と戦跡群 
◆22 小笠原の土産に・・・ 
◆23 ジャングルナイトツアー 
◆24 八ツ瀬川でシーカヤック 
◆25 小港海岸 
◆26 中山峠プチトレッキング 
◆27 PAPAYAツアーに参加 
◆28 憧れの南島  
◆29 クジラと遭遇!! 
◆30 母島へのクルージング  
◆31 ドルフィンスイム  
◆32 母島東港のシュノーケリング

2007年8月23日 (木)

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「ベルリーフ大月」宿泊で楽しむ柏島

柏島での海水浴を楽しんだら、以前から一度泊まってみたいホテルがあった。
それは「ベルリーフ大月」
大堂海岸の青い海を見下ろす、気持ちの良いリゾートホテルだ。

このホテルの目玉はロフトつきの洋室。
しかし、夏休み中の週末はあいにく満室。ツインの洋室をなんとか1部屋とることができた。
柏島の青い海を楽しんだ後は、その海を見下ろすリゾートホテルでの滞在だ。
ベルリーフ大月・客室
【ベルリーフ大月の洋室】
ツインではあるが、とっても部屋は広い。
フローリングの床は、夏は裸足で歩くのがとても気持ちいい。

ベッドもセミダブルサイズですこぶる快適。
テレビ、金庫、冷蔵庫(ミネラルウォーターひとり1本サービスつき)完備。
ユニットバス(トイレセパレート)もとっても広く、わざわざ本館の大浴場まで行くのが面倒ならここでも十分満足だ。
ベルリーフ大月・客室ベランダ
何といっても、お部屋のイチオシは、このウッドデッキが気持ちいいベランダ。
客室全てに海を見下ろすベランダがあるのは嬉しい。
海だけでなく、緑豊かな山も見下ろせ、民家などの人工物も全くない。
とっても気持ちの良い、最高のロケーションが目の前に広がる。
ベルリーフ大月・客室ベランダからの展望
ベランダから見える風景。
山の緑と海の緑が横たわり、そして青い空がどこまでも広がる。
都会の喧騒など無縁で、聞こえるのは潮騒と潮風の音、そして小鳥のさえずりのみ。
一度椅子に腰掛ければ、立ち上がりたくなくなるくらい、深い自然の中に吸い込まれていく。
ベルリーフ大月から見下ろす青い海
ベランダから見下ろす瑠璃色の海。
黒潮が洗う海岸美にはベランダから身を乗り出して見入ってしまうほど。

ここは「大月エコロジーキャンプ場」のプライベートビーチ。
キャンプ場内のシュノーケリングセンターを利用すれば、気軽にシュノーケルを楽しめる。(用具レンタル・シャワー以外は無料)
キャンプ場利用客以外でもシュノーケルは楽しめるので、このホテルからシュノーケルを楽しみに海岸まで降りるのもよい。
キャンプ場までは遊歩道、車道が完備されていて、シュノーケルセンター訪問者用の駐車場もある。

この海の透明度もとても高く、海の中には数多くの熱帯の魚が泳ぐ。
また、黒潮が削り取った岩肌の地形は複雑で、海中の地形を楽しむ事もできる。
お魚派・地形派共に満足のシュノーケリングポイントだ。

ただし、大堂海岸の一部のため、入り江の中ではあるが結構波が立つ。
海が荒れている時は、とてもではないが入ることはできない。
その時は車で20分ほど走ったところにある「柏島海水浴場」へ行こう。
この海岸が大荒れでも、柏島海水浴場は島と陸地に守られているので波は全く立たない。
岩場も多く、多くの魚がいるので、シュノーケリングもとても楽しい。
ベルリーフ大月のウッドデッキ
ホテルロビーにも大きなウッドデッキのテラスが設けられている。
南国情緒あふれるロビーでは、リゾートウエディングが行われていて、とても雰囲気が良い。
お風呂は500円で日帰り湯もできるので、海水浴後の風呂上りに、ここでくつろぐ人も多い。

さて、ホテルからの風景を楽しんだら、僕もお風呂に入ろう。
海で泳いで、シャワーを浴びただけだから、髪の毛がギシギシだ。
残念ながら、このホテルは温泉を引いていない。
それでも海遊びの後に入る大きなお風呂はとても気持ちがいい。

お風呂は内湯とサウナがある。
洗い場は使いやすく、日帰り湯にも利用しやすいように鍵つきのロッカーも完備されている。
サウナはちょっと小さく、4人入れば満員御礼。
浴室には大きな窓があるがスリガラスが入っていて解放もできない。
せっかく美しい海がすぐそばにあるのに、湯に浸かりながら展望を楽しめないのは残念だった。
ベルリーフ大月の和会席「さんご」
海の幸をふんだんに使った料理はとにかく美味しくてボリューム満点。
これは、コース料理で一番豪華な「さんご」(5500円)
トップシーズンは宿泊料金アップとこの料理をつける事が条件となる。
この後にもエイのヒレの天ぷらなどの料理も運ばれてくる。
海遊びでペコペコになったお腹を満足させてくれる美味しい料理だった。

美味しい料理を頂いたら、また明日の海遊びに備えて、気持ちよいベッドで眠りにつく。
夜風が運ぶ潮騒を聞きながら、闇に突き出した部屋のウッドデッキで1杯やるのも素敵だ。

青い海と緑の森。両方が楽しめ、海水浴の快適な基地となったリゾートホテルでした。

■My評価(5段階)
ベルリーフ大月
★★★★☆(4.5)


【ベルリーフ大月データ】
場所:高知県幡多郡大月町周防形404
電話:0880-74-0222
料金:レギュラーシーズン/和室5500円、洋室ツイン5500円、ロフト付洋室5800円(2名1室)
                  休前日は1000円アップ、和室・ロフト付洋室は定員4名
    トップシーズン/和室7000円、洋室ツイン7000円、ロフト付洋室7200円(2名1室)
               「和会席さんご」(5500円)つきの1泊2食のみ
時間:イン15時 アウト11時
外来入浴:500円
近隣観光:大堂海岸、観音岩、弁天島、お猿公園
アクティビティ:シュノーケル(柏島、シュノーケリングセンター)、ダイビング(柏島)
         ホテル周辺にも遊歩道あり


ベルリーフ大月周辺は、海水浴だけでなく、その美しい海の風景を楽しめる場所は多くある。
大月半島の南端にあり100mを越える絶壁が続く大堂海岸の風景は見所。
柏島・観音岩
大堂海岸の景勝地である「観音岩」
断崖絶壁の下、足元を黒潮に洗われ続ける高さ30mの巨大な自然のオブジェ。
全国にあるの観音岩で一番「観音様」に似ていると聞いたことがある。
なるほど、確かに左を向き、両手をあわして拝んでいる姿に見える。
観音様というより、マリア様にも近いかな?

しかし、どうやってこんな奇岩ができたのか不思議だ。
岩肌に打ち付ける黒潮が削り取ったのだろうが、この姿を見ていると、本当に神が宿ったのではないかとさえも思える。

観音岩は、柏島に下りていく県道の途中、大きな広場がある。
ここが駐車場になっていて、そこから階段の遊歩道を50m程登る。
突き当たり、崖に出たら道を左側へ進むと、すぐに姿を拝むことができる。

なお、この観音岩からは山の上へと遊歩道が続いており、猿にエサをあげられる「猿の公園」や柏島を見下ろす展望台へと続いている。
「猿の公園」には車でも行く事ができ、観音岩の駐車場手前の分岐から山を登ればよい。
交通量は極めて少ないが、道は細く荒れているところも何箇所かあるので、注意は必要だ。

■My評価(5段階)
大堂海岸・観音岩
★★★(3.0)


柏島での滞在の帰りには、温泉に寄りたい。
特に、海水浴の後、温泉には入っていないから尚更だ。
大月町から一番近い温泉は、愛媛県愛南町の「一本松温泉 あけぼの荘」
ここでひとっ風呂頂いくことにする。
一本松温泉外観
あけぼの荘の外観。
多角形の建物が温泉棟で、右にはレストランと休憩室を併設した宿泊棟がある。
宿泊は素泊まりだけだが1人3000円~で泊まれるのがうれしい。
結構部屋も清潔そうでした。

宿泊棟の受付で料金を払い、木の床の渡り廊下で温泉棟へ。
無料ロッカーも完備されている。
一本松温泉の内風呂
温泉は、内風呂のみ。
ジェット風呂、気泡風呂とサウナがある。
打たせ湯もあるが、レジオネラ菌対策のため、今は使われていないのが残念。

先ほどの温泉棟の外観を見てもらってもわかるが、この天上部分はガラス張りになっていて、青い空が頭上に広がっている。
窓も壁一面に配されている。
道路沿いにあるため、囲いで展望は望めないが、開放感はとてもあり、気持ち良い。

洗い場の数は十分で、快適に使えた。
ただし、ボディソープしか置いていないので、必要な人はシャンプーを持参したい。

露天風呂は無いが、浴室から外に出ることができ、イスでくつろぐ事ができる。
ちょうど夏の夕刻に訪れたので、入道雲が湧く青い空を見上げ、ヒグラシの合唱を楽しんだ。
夏の夕方が満喫でき、とても気持ちがよかった。

残念なのは、ここでタバコを吸う人がいる事。
灰皿でもあればまだ仕方ないと思うが、足元