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2008年8月15日 (金)

記事タイトル

大王わさび農場・安曇野の水車風景 【長野・四輪・ファミリー】

長野県安曇野。
先日、某新聞で「定年後に移住したい田舎」の人気ナンバー1に輝いた場所。
実は僕のリタイヤ後に住みたい場所の筆頭候補でもある。
美しい北アルプスを眺め、清涼な水に満たされた場所は、とにかく気持ちの良い場所だ。
その安曇野を代表する風景の一つがここ、「大王わさび農場」である。
安曇野・水車
誰もが1度はパンフなどで目にした事があるだろう風景。
信州・安曇野の水車の風景は、この大王わさび農場にある。
透明で清涼な水が深い森の中を流れ、水車を回す。
水の中には、ゆらゆらと水草が揺れている。
群を抜いて、美しい水辺の風景は、見る人の心を奪い、虜にしてしまう。
安曇野・蓼川
とにかく流れる水が美しい。
透き通った美しい水の中には、いっぱいの命が育まれている。
水辺には瑠璃色の美しいトンボが何匹も舞い、短い夏を謳歌している。
わさびは清涼な水にしか生息しないのだから、わさびを育てる農場の中を流れる水は必然的に清水である。
わさびを作っているのは、基本的に水が美しい深い山の中。
しかし、このわさび農場は町のすぐ近く、市内を流れる大きな「犀川」のすぐ側にある。
山というより、盆地のど真ん中に位置する農場は、豊富な湧水でわさびを栽培している。
いかに、安曇野の自然と美しい湧水が豊かであるかが、ここに来ると実感できる。
安曇野・代表的風景
森の中を流れる川は「蓼川」
静かに、それでいて力強く流れる清流は、ゆっくりと水車を回し続ける。
森の中に響く水の音と水車の音、そして小鳥のさえずり。この場から心も体も離れられなくなる魅惑の空間。
大王わさび農園
わさび農場には、いくつも清流が流されていて、その流れの中でわさびが栽培されている。
平地の中につくられているので、とにかく広い。
一体どれだけのわさびがここで収穫できるのか、想像もできないくらいの広さである。
写真は農場のごく一部分。
夏場は陽射しを避けるため、黒い日除けに覆われている。
広いワサビ畑の光景は、壮観だった。
ちなみに、ゴールデンウィークに訪れた時はこの日避けは畳まれており、この下を流れる清流とワサビの姿が見えた。
大王わさび農園
森の中に広がるワサビ畑。
猛暑の中、緑と清流が作り出す清涼感は、とにかく清々しい。
園内は散策しているだけで、涼むことができる真夏のオアシスのようでもある。
大王わさび農園
黒い日除けの下には、ワサビが並び、清流が絶えず流れている。
流れる水には足を浸せる場所(親水広場)がある。
靴を脱ぎ、その流れに足を入れると、とにかく冷たい。
年間を通して12℃を保つ湧水は、暑い夏の日には、たまらない清涼感。
こんな冷たく美しい水があふれる安曇野の恵みは、最高のわさびとなって育まれている。
大王わさび農場・大王窟と開運洞
園内には「大王神社」があり、その奥にはこんな祠がある。
「大王」というこの農場の名前の由来が、この神社や祠にある。
昔、大和朝廷が東北制圧の足がかりとして、信濃の国に苦しい負担を強いていた。
それを見かねた、安曇野の魏石鬼八面大王が立ち上がり、大和朝廷と激しい戦いを繰り広げる。
最終的に魏石鬼八面大王は倒されてしまうが、朝廷はその強さを恐れ、復活できないよう遺体をバラバラにして埋めた。
その胴体が埋められていた塚がこの農場にあったことから、「大王」と名付けられたそうだ。
大王わさび農場・開運洞
祠の内部。
真っ暗な中に灯りが灯され、真夏でもクーラーが効き過ぎているくらいとても涼しい。
奥には宝船が祭られていて、触れると御利益がある・・・かもしれない。
大王わさび農場・レストラン
農場内には食べる場所が充実している。
そば処、レストラン、茶屋、土産店・・・
ソバや岩魚の塩焼きなど、信州ならではのものや豊かな自然の恵みも楽しめる。
もちろん、わさびコロッケ・わさびソフトなど、ここの主役を使った特産品も目白押しだ。
今回は「レストラン」で昼食を頂いた。
窓際のカウンター席からは、清流のほとりのわさび畑が見下ろせる、気持ちのいい場所だ。
大王わさび農場・わさびソースかつ丼
頼んだのは、わさびソースかつ丼(1000円)
すっかり信州名物となったソースかつ丼に、たっぷりのわさびが小鉢で添えられている。
もちろんわさびは、この農場でとれた新鮮なわさび(のはずだ)

ためしにワサビをそのまま一口。
ツーンと来る感覚は不思議とすぐに治まる。その後は後味は残らず、清々しい清涼感。
次にたっぷりカツにワサビを乗せていただく。
ツーンとワサビの先制攻撃が来たあとは、カツの味が口の中に広がる。
ワサビによって、その肉の旨みとソースの甘さが引き立ち、とてもおいしくいただけた。
大王わさび農場・水車小屋
さて、園内を回ったら、再び水車小屋に戻ってきた。
この風景は農場のお気に入りの風景だけでなく、安曇野のお気に入りの風景。
どうしてもここに足が向き、写真も多くなってしまう。
安曇野・水車小屋
流れる清流。
岸辺から見ていても十分だが、もっと水に親しみたければ、ゴムボートに乗れるサービスがある。
少し下流の駐車場内に、サービス乗り場があった。
この清流をボートやカヌーで遊ぶのは、とっても気持ちいいだろう。
でも、カメラマンには煙たがられそうだが・・・(笑)
大王わさび農場・水車小屋
ただ、水の流れを楽しむ。それだけで、ただ幸せ。
家に持って帰りたいくらいの風景。
この流れのほとりに我が家があれば、どんなに豊かな暮らしかと想像してしまう。
安曇野・水車小屋
回る水車。
川床の緑を包む澄んだ水と森の緑を包む澄んだ空気を水車がゆっくりとかき回している。
安曇野水車小屋
どこまでも澄み切った水。いつまでも居たくなる場所。
ゆっくりしていたいが、今は旅の途中。名残惜しいが、この場所を後にする。
いつか好きなだけ、この場所でとどまれる時を夢見て。
まだ今は、旅の途中・・・

【大王わさび農場】
■My評価(5段階)
★★★★★(5.0)

2008年8月 5日 (火)

記事タイトル

柏島の風景・夏の午後5時 【高知・四輪・ファミリー】

夕方の柏島
夕方5時。海水浴客でにぎわっていた海は静けさを取り戻していた。
高知県柏島
シュノーケルにもってこいの場所だが、シュノーケリングが終わって、はい、さようならというのは少し寂しい。
柏島の海はとても美しく、その海を取り囲むように広がる素朴な町並み。
夕方は海の色がとても美しく映え、港町の旅情を感じる、とても素敵な時間だ。
出来れば少し、散策してみたい。
美しい柏島の海
穏やかな柏島の海。
海の底まで見えるとても美しい水。
浅そうに見えるが、大人でもここではもう背が届かないほどの水深がある。
透明な柏島の海
子どもの背が届く浅瀬。
まるでゴムボートが宙に浮いているような錯覚。
澄んだ水は、その姿を全く感じさせないが、ずば抜けた存在感を感じさせる。
柏島午後5時
とても美しい柏島の夕方の海。
もっとゆっくり散策したいが、今日は柏島の到着が遅くなったので、ギリギリまで海で遊んでいた。
残念ながら、そろそろ宿に移動することにする。

→2年前の柏島の夕方の散策の様子はこちら

柏島・竜の浜
本日の宿は大月町の「ベルリーフ大月」
国道321号線に向って柏島から15分ほど戻ったところにある。
しかし、その途中で少し車を停めたいところが。
「観音岩」の入口駐車場付近、海側にとても広い路肩がある場所。
ここから海を見下ろすと、柏島のとても美しい海を眺めることができる。
瑠璃色の海はその底まで見渡せるほど美しい。
竜の浜
よくこの場所にはダイビングの船がとまっている。
ここは「竜の浜」と呼ばれるダイビングスポット。
シロサンゴが群生している美しい海の世界が楽しめるそうだ。
ここも内湾なので、とても波は静か。
一方、この海と逆方向の南側の海は「大堂海岸」と呼ばれ、黒潮に削られた断崖絶壁が続く荒海。
観音岩の駐車場から遊歩道を歩いてものの5分足らずで、その海が見られる。
穏やかな海と荒々しい海が隣り合わせになっているのもとても不思議な感じがする。

少し寄り道して、美しい海を見下ろしたら、お気に入りのホテルに向かい、再び車を走らせた。

2008年7月23日 (水)

記事タイトル

信州旅行に行って来ました 





しばらくブログをお休みいただき、すいません。
今回、早めの夏休みで信州を旅しておりました。
梅雨明け前の信州でしたが、天気は上々で、雨に泣くことは少しだけしかありませんでした。
深い自然の懐に飛び込んだり、気持ち良い温泉に飛び込んだり・・・
訪れた場所の記事も今後紹介していきたいと思います。
改めて、どうぞよろしくお願いいたします。

【1段目・左】中央アルプス・木曽駒ケ岳へ登山
【1段目・中】安曇野・大王わさび農園
【1段目・右】栂池・白馬乗鞍岳へ登山
【2段目・左】長野・善光寺へ参拝
【2段目・中】志賀高原・白根山
【2段目・右】草津温泉・湯畑
【3段目・左】軽井沢・軽井沢高原教会
【3段目・中】野辺山・JR最高地点
【3段目・右】御殿場プレミアムアウトレットからの富士山

2008年7月12日 (土)

記事タイトル

水木しげるロード ゲゲゲの鬼太郎の妖怪たち 【鳥取・四輪・ファミリー】

今は映画などでも人気の「ゲゲゲの鬼太郎」
僕も子供の頃はアニメをよく見ていた。
国民的キャラクターとなったその妖怪たちがブロンズ像となって133体も立ち並ぶ場所がある。
それが「水木しげるロード」
これは、ゲゲゲの鬼太郎の作者である水木しげる氏の出身地の鳥取県境港市にできたスポット。
境港駅前から本町アーケードの約800mの間に多数のブロンズ像や鬼太郎にちなんだグッズを扱うお店などが並ぶ。
水木しげるロード・水木しげる像
JRで来れば駅前からスタート。車で来てもJRの駅の近くに駐車場があるので、ここからスタートしたい。
駅前には、原作者の水木しげる氏のブロンズ像がある。
鬼太郎とねずみ男が見守る中、一生懸命原稿を書いている姿がなんとなくユニークだ。
それでも戦争で失われた左腕は、痛々しく感じる。

ちなみにこの駅があるJR境線には「鬼太郎列車」というゲゲケの鬼太郎の人気キャラが描かれた列車が走っている。
米子駅から終点の境港駅のすべての駅にはキャラクターの名前がつけられている。
米子駅は「ねずみ男駅」
「コロボックル駅」、「ざしきわらし駅」・・・と続き、終点の境港駅が「鬼太郎駅」である。

水木しげるロード・鬼太郎ポスト
JR境港駅の周辺にもブロンズ像が多数ある。
ポストの上には鬼太郎が。やはり鬼太郎のブロンズ像の数が多かった。
通りには妖怪ポストがあり、そこで投函すると特別の消印がつくらしい。
ただし、このポストは普通の消印になるそうなので、注意!!
水木しげるロード・ネコ娘
通りを歩いていると、知っている妖怪、知らない妖怪のブロンズ像が次々と現れる。
ネコ娘発見。豪快に魚を食べている。
原作のネコ娘は映画や最近のアニメのようなネコ娘の可愛い面影は一切ない(笑)

写真は妖怪らしさを出すため、ちょっと白黒で。
先日立ち寄った「植田正治写真美術館」の影響もかなり入っているが・・・
水木しげるロード・目玉親父地蔵尊
目玉おやじが地蔵になっている。
ありがたや・・・って、妖怪なのに地蔵?
水木しげるロード・目玉おやじ
鬼太郎以上にその数が多いのは目玉のおやじ。
おやじなのに、とっても愛嬌がある。
ちなみに、水木しげるロードの街灯は、目玉のおやじのデザインになっている。
水木しげるロード・鬼太郎パン
通りには鬼太郎のオリジナルグッズや、それにまつわるものを販売する店が多い。
これは鬼太郎のキャラクターを模したパン屋(神戸へーカリー・水木ロード店)
とってもいい味を出している。買わなかったので、実際の味は楽しめなかったが・・・

訪れた時は雨だというのに、子供を連れた家族などで通りは大にぎわいだった。
鬼太郎グッズ関連以外の普通のお店やアーティスティックなお店も多く、商店街は活気にあふれている。
「水木しげるロード」の整備は地域活性としても成功しているといえそうだ。
水木しげるロード・ねずみ男
ふてぶてしくくつろぐねずみ男。
大勢の人が横を通っても知らん顔。
悪さばっかりするのに、なぜか憎めない・・・
子泣き爺
子泣き爺は何を見つめているのか・・・
水木しげるロードの一番東には「水木しげる記念館」があり、水木しげると鬼太郎の世界感をより楽しめる。
水木しげるロード・妖怪神社
ロードの中ほどには妖怪神社がある。
ご神体は黄泉の国から流れ着いた岩の塊だとか・・・
入口の鳥居の横には、目玉おやじのオブジェがあり、子供たちに人気だった。
水木しげるロード・ろくろ首 水木しげるロード・ガイコツ
愛嬌があり、親しみのある妖怪も多いが、中にはこんな恐ろしい姿をした妖怪も・・・
妖怪たちとの出会い、そして面白いお店やスポットが並ぶ、とても楽しい散策ができる場所だった。

【水木しげるロード】
■My評価(5段階)
★★★★(4.0)

2008年7月10日 (木)

記事タイトル

四国カルスト・姫鶴平キャンプ場で絶景の夜明けを楽しむ 【愛媛・四輪・ファミリー】

去年の10月になるが、とても素晴らしいロケーションでのキャンプをまだ紹介していませんでした。
夏のキャンプの参考になるかと思い、遅くなりましたが今回記事にさせていただきました。

キャンプをしたのは「四国カルスト」
日本三大カルストのひとつ。四国のほぼ中央、標高1000mを超える山の上に広がる広大なカルスト地形だ。
四国カルストには「天狗高原キャンプ場」がある。
広大なカルスト地形を目の前に、森に包まれたロケーションはとても気持ちよく、隣接する国民宿舎のお風呂を使えるのもうれしい。
しかし、今回選んだキャンプ場は「姫鶴平キャンプ場」
「天狗高原キャンプ場」が四国カルストの東端にあるのに対して、「姫鶴平キャンプ場」は四国カルストの中央に位置する。
施設は天狗高原キャンプ場の方が良いが、姫鶴平キャンプ場の方が安くて、ある風景を見るために適しているのでこちらを選んだ。
霧の四国カルスト・五段高原
四国カルストは愛媛県と高知県にまたがる山の上にある。
どちら側から訪れるにしても、山をかなり登らないとたどり着けない。
山の上には一面のカルスト地形を利用した牧場が広がり、のんびり牛が草を食む。
が、残念ながらお天気はイマイチで風景は全く見えない。
しかし、霧の中の四国カルストもなかなか風情があってよい。
豚の生姜焼きポテチ入り
姫鶴平に到着。時間が遅かったので、もう日は沈みかけだ。
「姫鶴荘」という隣接する宿泊施設に、ひとり100円と聞いていた協力金を払いに行くが、構わないと無料で泊まれることに。
もうシーズンオフだからサービスしてくれたのだろうか。
それだけに、まだ平地では暑さが残るこの季節も、この標高1300mほどのキャンプ場の夜はとても冷え込んで寒い。
お気軽キャンプができる季節はとっくに終わっていた。
真っ白な霧に包まれる山の夜はかなり冷え込む。簡単に夕食を作って済ませる。
作ったのは豚の生姜焼きにポテトチップを細かく割って入れてみた。
このパリパリ感がクセになりそう。
明日の朝は早い。食事が終わったらとっととテントの中にもぐりこむ。
晴れてくれたらいいな・・・
時々霧の晴れ間から見える満点の星空に、明日の朝への望みが見え隠れする。
四国カルスト・姫鶴平の夜明け
セットした携帯のアラームが鳴る。朝が訪れた。
恐る恐るテントから顔を出してみる。天気は回復しているか?霧は晴れているか?
その答えを見た瞬間、「ひゃっほ~っ」という感性の声を思わずあげてしまった。
この風景。
これが今回、この姫鶴平のキャンプ場を選んだ理由。
カルスト地形には木は生えておらず、稜線は森林限界を超えた山の稜線のようにさえぎる物は一切ない。
森林限界を超えた稜線の朝ほど幻想的で美しいものはない。
満天の星空を散りばめた暗闇に差し込んだ光が空を濃紺色に変えていき、燃えるような赤を地平線から立ち上げさせる。
静かに流れる風の音が、自分の心音まで聞こえさせるくらいの静寂に周囲を包む。
1日の始まり、静寂の中に躍動が交る雲の上の世界に訪れる美しい朝。
それを気軽に楽しめるのが、このキャンプ場だったのだ。
四国カルスト・姫鶴平の朝焼け
ゆっくりと回る巨大な風車が風を切る音がここまではっきりと聞こえてる。
信州の森林限界にはこんな風車はない。
四国カルストの朝は、とても巨大なオブジェがさらに美しい風景を演出してくれる。
四国カルスト・姫鶴平の日の出
ゆっくりと立ち込める雲海の中から姿を現す太陽。雲の中にいくつもの山が島のように頭を出している。
雲の上から見る日の出は、まさに別世界。
雲海の日の出は神秘的で神々しい。
高い山の上から見る日の出は、平地で見るそれよりも格段に美しい風景だ。
狙っていた風景が見れたので、とてもうれしかった。
残念なのは、三脚を持って行くことを忘れたこと・・・
四国カルスト・姫鶴平キャンプ場
残念ながら、美しい日の出を見て間もなく、再び稜線は霧に覆われた。
幸い雨が降っていないので、ゆっくりと朝食を作る。

この姫鶴平キャンプ場はご覧になってもわかるように遮るものは何もない。
そして、この周辺で一番高い稜線にあるので、前後左右、どこからでも風が吹いてくる。
天気が良くても、強烈な風が吹くと危険なので、その時は「天狗高原キャンプ場」を利用したい。
姫鶴平キャンプ場
この姫鶴平キャンプ場は「キャンプ場」というよりもキャンプ適地のような扱い。
広い芝生広場になっていて、昼間はここでは訪れた人が遊んだり、ランチを楽しんだりする。
夕方・朝には人はいないが、昼になると観光客がどっと押し寄せるので注意が必要。

設備は緊急避難ができそうな大きくて立派な炊事場がサイトにある。
自販機が1台備え付けられている。
トイレはサイトの1段下にあるが、ボットンで使い勝手はイマイチ。
少し離れた所の姫鶴荘のトイレ(建物の後にあり、夜にも使える)を利用させていただく方法もあり。
駐車場もすぐそばにあり、ベンチもあるのでとても快適だ。
シーズンには、このキャンプ場のすぐ下が牧場になっていて、のんびりと草を食む牛の姿が間近に楽しめる。
絶景でとても夜明がとても気持ちの良いキャンプ場でした。

KUMA.の四国カルスト紹介のページ

2008年7月 5日 (土)

記事タイトル

植田正治写真美術館で福山雅治写真展 【鳥取・四輪・ファミリー】

昨年になるが、大山に登った時に訪れた美術館がある。
それが「植田正治写真美術館」
僕は写真には興味はあったが、美しい風景を持ち帰るためにカメラを持つくらい。
美術と呼ばれるような域まで写真をするつもりはなかったし、フィールドは気ままに歩きたい方だった。
だから、写真は好きでも、このような写真美術館には行くつもりはなかった。

しかし珍しく、写真には何も興味もない妻が絶対に寄りたいとの強い要望で、訪れることになった。
いったいどういう風の吹きまわしかと思っていたが、理由はすぐにわかった。
この美術館で、歌手・俳優の「福山雅治」さんが出展する写真個展がちょうど開かれていたのだ。
どこで情報を仕入れたのか、長年のファンである妻はこの期間限定イベントを見過ごさなかった。
この美術館から見る大山はとてもきれいだと聞いていたので、僕もその大山を目当てに立ち寄ってみることにした。
しかし、この美術館の訪問が、僕の写真スタイルを大きく変えることになるとはこのときはまだ予想できなかった。
植田正治写真美術館・正面
「植田正治写真美術館」の正面。
コンクリート打ちっぱなしのモダンな設計だ。
大山の山麓の田園風景に突如として現れる近代建築は、とても目をひくモニュメントでもある。

さて、ここで「写真家・植田正治」さんがどのような人かを紹介。
鳥取県出身の世界的写真家で2000年没。
鳥取の地を離れず、鳥取砂丘や弓ヶ浜で多くの写真を撮影している。
山陰の空や砂丘を背景に被写体の人をオブジェのように配して撮る独特のスタイルで、世界的にも注目された写真家だ。

美術館なので、作品を撮影することはもちろん禁止。
じっくりと鑑賞させていただく。
広い砂漠のど真ん中に、タキシードを着た男性が突っ立ち、その手前に遠近感を利用した人が立っている。
美しい風景の中に、衣装・立ち位置・小道具などすべて計算尽くされたその写真は、演出された写真。
それだけに一瞬を切り取った写真ではなく、考えて用意して作り上げられたクリエイティヴな空間が切り取られている。
それはまさに、創造であり、写真美術というものだった。
写真には、こういう撮り方があるのか。
そこにある風景ばかりを切り取っていた僕にはとても斬新で衝撃的な内容だった。
植田正治写真美術館・内部
さて、ではなぜこの美術館で福山雅治さんが出展しているかについて。
福山雅治さんは写真を撮ることでも有名だが、その影響はこの植田正治氏との出会いが大きいとされている。
その出会いは、アルバムジャケットの撮影をスタッフの紹介で植田正治に依頼したこと。
はじめはアルバムジャケットに氏の写真が使えるのかと心配されたそうだが、その完成度の高い写真に以降のジャケットの多くを植田氏に依頼することになる。
また、その後は福山雅治さんは植田正治氏に師事することにもなり、親交を深めたといういきさつがあるそうだ。

福山雅治さんの写真は、世界中を旅した時のものがほとんど。
基本は縦写真で白黒。どの写真もとても自然体で気取ったものはない。
師匠の植田氏の写真は計算されつくられた写真だが、弟子の福山さんの写真はつくられた写真ではなく、そこにあるがままのものを切り取る写真。
しかし、師匠の「計算」はしっかりとたたきこまれているようで、普通に切り取る風景や人物はすべて計算しつくされているように、とても芸術的。
一瞬を計算して切り取る。そんな師匠の技を自分なりにアレンジした芸術を福山さんは確立しているように感じた。
同じ目の前にあるものを切り取るだけでこんなに違いがでるのか。
モデルを用意しないといけないような人手のかかる師匠の写真は僕たちがまねできない「非日常」の世界。
しかし、弟子の福山さんは師匠の技を自分たちと同じ「日常」というステージに持ち込み、その違いを見せつけてきた。
それは僕にとって、とても強烈で新鮮なものだった。
植田正治写真美術館・福岡堤
さて、この美術館を訪れる人の多くは一眼レフをもった方々。
老いも若きも、男も女も、日本人も外国人も・・・
写真に興味のあるかたも多いだろうし、妻のように福山雅治さんのファンとも思われる方も。
美術館の中はもちろん写真撮影禁止だが、許されている場所がある。
それが、この大山を美しく撮れる「福岡堤」という貯池。
コンクリートの壁に囲まれた池の向こうに見えるのは日本百名山の大山(1729m)
残念ながらこの日は天気が悪く風も強く、美しい風景にはならなかった。
天気が穏やかだとこの池に逆さ大山が映り、取り囲むガラスに周辺の田園風景が映り込みとても素晴らしい風景になる。

また館内にはカメラの内部を模した映像展示室ある。
世界最大のカメラレンズから写された大山の映像を楽しむことができる。
植田正治写真美術館・逆さ大山
多くの人がここで写真を撮る。一眼レフを構え、本格的に撮る人もとても多い。
ちょっと僕も影響を受けたのでモノクロで撮ってみた。
確かに、白黒写真だと、カラーと違いその表現は難しいが、アートっぽく感じる。
植田正治写真美術館
今回開催されていた展覧会は「PHOTO STAGE ~記憶の箱庭~」(2007.7.28-9.24)
2006年に六本木ヒルズで開かれた展覧会を植田正治写真美術館バージョンとして開催したものだった。

カメラの撮り方一つでこんなに写真が変わってくる。
とても写真が面白いと思った。
僕にとっても、ここは運命的な出会いだったのかもしれない。
決定的だった。ここで僕の決意が固まった。
もっと写真を楽しみたい。一眼レフを買おう・・・

この出会いかからもうすぐ1年。
一眼レフを手に入れてから半年。
まだ駄作ばかりだが、僕も人を感動させられる写真を撮れたらと思った原点は大切にしたい。

2008年7月 4日 (金)

記事タイトル

長沢の滝・四国カルストの隠れスポット 【高知・四輪・ファミリー】

日本三大カルストの一つ、愛媛と高知にまたがる「四国カルスト」
標高1000mを超える山の上に広がる、とても気持ちのいい風景。
四国の中心にありながら、ゴールデンウィークや夏休みには多くの人が訪れる。
そんな賑わう風景の麓に、美しい滝が人知れずひっそりとたたずんでいる。
東屋付近から見る長沢の滝
これが「長沢の滝」
高さ約34mほどの滝だが、非常に珍しい滝で高知県の天然記念物にも指定されている。
滝は道路からすぐの所にある。
滝の前に橋が架かっていて、とても味わいがある風景。
長沢の滝
見た目は美しい緑に囲まれた普通の滝だ。
「長沢の滝」という看板は出ているが、ガイドブックにもあまりのっていない。
そのため、訪れる人もとても少なく、静かな場所だ。
いや、滝の落ちる轟音が一面に響いているが、谷間に響く水の音がまた静けさを誘う。
長沢の滝と滝の前の橋
先ほどの橋の所までやってきた。
橋に立てば、間近に滝の姿を感じることができる。
滝から登る水しぶきとマイナスイオンが心地よい冷気となり、橋の上に立つだけで、最高の癒しを感じる。

橋の向こうには小さな祠とトイレがある。
ここのトイレはお世辞にも綺麗とは言えず、使う気が起きないものなので、必要な方は後ほど紹介します。
長沢の滝の穴
さて、この滝は何が珍しいかというと・・・
よく観察してみると、滝の落ち口が岩に開いた穴になっている。
下から見ると、どうみても穴から水が出ている。
穴はどこに通じているのか?洞窟になっているのか?
はたまた、岩が削られたのだろうか?
滝の下から見上げているだけでは、一体どうなっているのか想像がつかない。
この穴を見ていると、冒険心をどうしても煽られる。
滝の上の方に続く遊歩道があったので、この滝の上部に出られるかと思って登ってみた。
が、どうも滝の上部とは違う方向に道は続いているみたいだ。
途中、道から外れてあの滝の落ち口まで行けないかと考えたが、今回はやめておくことにした。
次に訪れた時には、ちゃんと準備して探検してみたい。
長沢の滝
穴から流れ落ちる水と周辺の深い緑が放つ香は、体の隅々まで浸透して自然の豊かさを伝えてくれる。
本当に気持のよい場所。
観光スポットの四国カルストから少し下っただけの場所に、こんな隠された美しい場所。
付近は広葉樹林で、新緑、紅葉がとても美しい場所。
訪れた10月は、まだ楓やモミジは色づいていなかったが、もう1か月もすればここは別世界になるんだろう。

ここへのアプローチの説明です。
四国カルストから下山時に立寄ったので、それにあわせて説明します。
まず天狗荘(四国カルスト東)から国道439号線に向けて「東津野城川林道」を下ります。
林道とはいえ、全線2車線の快適道です。
途中、長沢の滝への看板がある道へ入ります。(左折)
幅が細く、石や木の枝がちょっと多く転がっている道です。
ずっと下っていくと広い駐車場がありますがそのまま通過。
細いヘアピンカーブを進むと多少道が広がります。
少し進むと東屋があります。そこが滝への降り口です。
路肩に数台車がとめられます。
ここから先は人が生活している道で、多少幅も広くなります。
直接ここの滝へ行く方は439号線から、看板を頼りに入ってきたほうが道は楽です。

トイレは長沢の滝のものはとても使える状態ではありません。
長沢の滝から100mちょっと道を439号線に向けて下った所に広場があり、ここにトイレがあります。
最新で新しい「バイオマストイレ」です。
でも結局はボットンですので、落としたり、落ちたりしないように・・・

【長沢の滝】
■My評価(5段階)
★★★★(4.0)
場所: 高知県東津野村
入場料: 無料
付帯設備: 東屋
駐車場: 路肩に数台
アプローチ: 国道197号線より国道439号線を北上、途中案内看板を頼りに脇道へ
近隣観光地: 四万十川源流点・四国カルスト

2008年6月27日 (金)

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大山まきばみるくの里 【鳥取・四輪・ファミリー】

中国地方を代表する山で、日本百名山のひとつ、「大山」
その大山の山麓には、広大な牧場が多く点在する。
その中の1つで、楽しく家族連れで立ち寄れる場所の1つが「大山まきばみるくのの里」だ。
大山牧場
まきばの里近くには、広大な牧場が広がり、草を食む牛の姿が楽しめる。
大山をバックにのんびりとしたホルスタインの居る風景はとても気持ちが良い。
ただし、大山まきばみるくの里はかなりの人気スポットで、シーズン中の休日には駐車場に入る車の列ができるほどだ。
大山まきばミルクの里の芝生広場
まきばの里に入ってまず目に着くのは、この広い芝生広場。
日本海が眼下に広がる気持のよい広場では、子供を思い切り遊ばせることもできる。
また、酪農の体験ができる施設も用意されている。

他の楽しみとして、とってもおいしいアイスや乳製品の販売があり、レストランも充実している。
立ち寄って是非、牧場の味に舌鼓を打ってみたい。
大山らしいお土産も充実しているので、帰る前にここに立ち寄って買い求めるのも楽しい。
ここには「カウィーくん」という牛のマスコットキャラクターもいる。
とてもかわいらしいので、このキャラクターにも注目です。
バーベキューのお肉
大山まきばみるくの里でのイチオシがこのバーベキュー。
おいしいお肉がも納得の料金で楽しめる。
どのセットでどの肉を焼くか・・・
入口で実物の肉を選び、店内の入り口レジで購入する。
バーベキューハウス
店内の様子。
ウッディなつくりで、排煙設備もしっかりしていて匂いもあまり気にならない。
大山まきばみるくの里のバーベキュー
選んだのはAセット(2625円)
セットは肉のみの値段。
肉はおいしく、タレが2種類用意されているが、塩コショウでも楽しみたい。
そして、ごはん、野菜、みそ汁は食べ放題だ。
なんといってもうれしいのが、大山乳業の「白バラ牛乳」が飲み放題!
牛乳とコーヒー牛乳が何杯飲んでも無料。
売店で牛乳を飲みたいのなら、このバーベキューを頼めば、イヤというほど飲めます。
しかし、やはり飲みすぎには注意。
調子に乗って牛乳とコーヒー牛乳、計12杯飲みまくった私、この後下痢に悩まされることになりました(笑)

【大山まきばみるくの里】
■My評価(5段階)
★★★★★(5.0)

場所:鳥取県西伯郡伯耆町小林水無原2-11
電話:0859-52-3698
料金:入場無料
期間:3月下旬~12月中旬
休み:第2・4火曜 (祝日の場合は翌日休、夏休みは無休、12月下旬~3月中旬は閉園)
時間:10:00~17:00(レストランは~16:15、夏休みは~20:15)
駐車場:無料・約150台
交通:米子自動車道溝口ICから車で約20分
    JR伯備線岸本駅からタクシーで20分
施設:カウィーの家・・・搾乳体験(土・日・祝・夏休み、15:00~16:00)
    ミルク工房・・・手作り体験(要予約)
    まきばホール・・・牛や牛乳の資料展示
    レストラン・・・乳製品を使った美味しい料理
    バーベキューキャビン・・・肉以外は料金込バイキング、無煙ロースター完備
    売店・・・おみやげや乳製品など、多くの商品を販売


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2008年6月18日 (水)

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見残し海岸・奇岩の天然アート群 【高知・四輪・ファミリー】

四国に残るお遍路とは、弘法大師の足跡をたどる旅。
それゆえに、四国を旅していると、弘法大師にちなんだ伝説や言い伝えが多く残っている。
今回訪れたのもその一つだ。
「見残し」
日本で初めて海中公園に指定された「竜串海中公園」の一角にある。
あまりもの難所のため、弘法大師が見残したことからこの名前がついたそうだ。
しかし、ここは見逃していはいけないスポット。
確かにきれいな海だが、その海よりも独特の海岸の風景がこの地を日本初の海中公園に指定させたのではないか?
訪れた人なら必ずそう思う、不思議でちょっと「アート」な海岸の造形がこの場所にはある。
見残しへのグラスボート乗り場
見残しへは地図を見ると、歩道が通じているように見える。
しかし、どう考えても往復すると山越えで1時間以上はたっぷりかかる。
ここは出費を覚悟で船に乗るのが一般的。
時間や出費があり、気軽に見れないことから、現在も多くの観光客に「見残し」されている場所だといえる。

見残しへの船は2社が運航していて、どちらもグラスボート。料金も同じ。
違うのは、出発する場所だけ。
今回は、「足摺海底館」近くから出発する「たつくし海中観光」の船に乗ってみた。
たつくし海中観光のグラスボート
ちょっと昭和の感じがする船。
とはいえ、船長の操船はとても上手で、係員も船の乗り降りをしっかりサポートしてくれる。
時間になったらゆっくりと船は出港。
美しい海のサンゴ礁を楽しみながら、見残しまでは約20分の船旅だ。
竜串海岸
船が走っている間は、船底からは何も見えず、じっと見ていると船酔いする。
窓を開けて、外の風景を見ておきたい。
「たつくし海中観光」の船に乗ると、進行方向に向かって左側に「竜串海岸」を海上から望むことができる。
竜串海岸は、陸地から海岸へ、無数の竹のような細長い岩が突き出している。
それは陸地に伏した竜を海から何本もの竹で串刺しにしたように見えるので「竜串」という名になったとか・・・
この竜串海岸にも遊歩道があり、こちらは車を国道沿いの駐車場に止めて気軽に散策できる。
岩の間の青い海に遊ぶ熱帯魚も観察できる。
グラスボートに乗る時間やお金がなければ、「見残し」を見残して、この竜串海岸の散策でも奇岩あふれる海岸美を楽しめる。
竜串の海の中
グラスボートは何箇所かサンゴ礁を見せてくれるが、一番美しいのはやはり、見残しへの下船前最後のポイント。
見残しの下船場にほど近い場所に広がるのはシロサンゴの群れ。
海の色もとても美しく、多くの熱帯魚が遊ぶサンゴの世界はまるで竜宮城。
手軽に見える美しい青い南の海の中は、このグラスボートのハイライトだ。
見残し上陸
さて、見残しについたら下船。
もちろん下船せずにそのまま船着き場に帰ることはできるが、ここまできて「見残し」する事はない。
船はおおよそ30分に1本船着き場に到着するので、散策した後に次の船に乗って船着き場へと戻ることになる。
ここからは見残しの遊歩道を歩くことになる。
遊歩道は1周すると約60分。小高い展望台まで登ることになる。
そんなに時間がなかったので、見どころの海岸線を歩く40分の半周コースを行くことにした。
しかし遊歩道を歩き始めると、すぐにこの見残しの不思議な地形が目に飛び込んでくる。
荒々しい岩がむき出しの地形もすごいが、その岩の様子がなんだか変だ。明らかに違う。
見残しの奇岩
見残しの岩に刻まれた不思議な模様。
なんとも表現し難い、とても不思議な穴が岩にいっぱい出来ている。
生物の体の組織のような、いや、ハリウッド映画に出てくるSF映画の異世界や別の惑星のような・・・
こんな不思議な岩があちこちにいっぱいある。先ほどのサンゴ礁がそのまま陸上に出てきたみたいだ。
この見残しは一面の花崗岩の岩石で形成されていて、長い年月をかけて荒波と潮風に削られ、このような形になるそうだ。
まさに、気の遠くなるような年月が作り出した、かなり自然の斬新なアート。
人魚御殿
実は僕が見残しを訪れるのは今回が初めてではない。
もう10年以上も前、僕か初めての一人旅の時にもここを訪れている。
その時にも「なんじゃこりゃあ?」と度肝抜かれた場所がこの『人魚御殿』
岩にぽっかりと空いた穴が、いかにも人魚の住処のように見えるが・・・
正直かなり「グロテスク」な感じもする。
もしここに人魚姫がいたならば、おそらく妖艶な海の魔女に思えるだろう。
見残し・人魚御殿
見上げる人魚御殿。
自然にこんなものができたなんて、とても信じられない。
まるでSF映画の別の惑星か、ファンタジーの魔物の巣窟の映画のセットのようだ。
さて、人魚姫も魔物もいないことなので、不気味な岩肌をよじ登り、人魚のお屋敷に不法侵入♪
人魚御殿から外の眺め
人魚御殿の中から外の岩場を眺める。
ちょっと、宇宙の小惑星に来たような感じ。
海のすぐそばで宇宙を感じるなんて、人魚姫は実はなかなかのハイセンス。
人魚御殿内部
フラッシュをたいてみる。
御殿の内装は独特だ。アートのように見えるが、クジラに飲み込まれて、その胃袋にでもいるような感じもする。
蜂の巣城
人魚御殿を後にしてもう少し進むと、巨大な岩壁が見えてくる。
「蜂の巣城」と呼ばれる場所。
確かに、巨大な蜂の巣のように見える。
見残し・蜂の巣城
少し角度を変えてみる「蜂の巣城」
蜂の巣というより、エイリアンの宇宙船といったほうがしっくりくる。
鎖岩
「鎖岩」と名付けられた場所。「蜂の巣城」の下にある。
蜂の巣城から飛び出して、海へ鎖のような形の模様がついた岩が伸びている。
これは海の中に錨をおろして、このエイリアンの宇宙船を係留しているようにも見えなくはない。
何がどうやったらこんな不思議な地形ができるのか。
自然の侵食ではなく、宇宙からやってきた何かの化石ではないか。そんなことすら考えてしまうほどだ。
渦巻き岩付近
不思議な雰囲気の遊歩道はまだ続く。
まるで映画のロケセットのような不思議な場所を歩いて行く。
もし、これがどこかのテーマパークでつくられたセットなら、相当なのあるクリエイターの仕事だろう。
この「見残し」を作った自然は、世界一のクリエイターなのかもしれない。
ここは誰もを魅了する、とっても先進的なアートの世界だ。
厄抜けの門
「厄抜けの門」と呼ばれる場所。
岩の中に、いくつもの部屋が連続するように連なった穴が続いている。
まさに人が寝床として作ったとしか思えないような場所。
どうやったらこんな地形が自然にできるのか、本当に全くわからない。
自然が作り出すアートは制作過程を一切公開しない、マジックのようだ。
<FONT size="-1">龍宮路</FONT>
「龍宮路」と呼ばれる場所までやってきた。
ダイナミックな岩壁がとても気持ちのいい場所だ。
さて、そろそろ船の時間だ。これ以上ここにいると、帰路がとても大変になる。
結局海岸線を歩く半周コースすら全部行けなかった。
あまりにも表情豊かな奇岩が面白く、寄り道に道草ばかりで、前に進めず、予定時間はとっくにオーパーしている。
10数年前の訪問の時も全部見れなかったが、今回もまた、「見残し」てしまった。
海から見る見残しの奇岩
行きはとても時間がかかったが、帰りは意外なほどにあっという間に船着き場まで歩いて帰ってきた。
ちょうど船着き場に帰ってきたころ、グラスボートが見残しにやってきた。
乗船したら、ゆっくりと船は見残しを後にした。
船の上から離れていく見残しを見返る。
「エヴァンゲリオン」のようなロボットに見えなくもない岩がなんだか格好よく見えた。
海から見る人魚御殿
先ほど訪れた「人魚御殿」を海上から望む。
大きな3つの穴がどれも独特。
確かに遠くから見ると、ここに人魚姫たちが住んでいても、おかしくなさそうだ。
どうやって陸の上に上がるのか?というツッコミはなしで・・・

見残しまでは20分かかった船旅も、帰路はサンゴ礁の観察がないので10分ほどで船乗り場に帰ってこれる。
帰りはデッキに出て、見残しの風景や美しい青い海を直接楽しむのが気持ちよい。
ある意味、日本とも思えない、そして現実世界とも思えない風景。
自然が作り出した斬新なアートの世界。それが見残し。
この絶景を見残してしまった弘法大師は、かなりイタイことをしてしまったのだなぁと思わざるを得ない、見ごたえのある場所だった。

【見残し海岸】
■My評価(5段階)
★★★★☆(4.5)

2008年6月14日 (土)

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山越うどん 超有名さぬきうどん店 【香川・四輪・ファミリー】

映画「UDON」に出てきた有名店をめぐるさぬきうどんツアー3店目。
訪れたのは「山越うどん」
映画では大行列ができる店として登場。
閉店後、行列が解散した後に散らかるゴミを周辺住人が仕方なさそうに清掃している。
その光景を見た主役のユースケ・サンタマリア、小西真奈美らが、さぬきうどんブームに疑問を持つきっかけとなった店のひとつだ。
しかし、お店の近くには大勢の人が歩いている。
現実のうどんブームは、まだまだ終わりそうにない。
山越うどん近くの麦畑
駐車場に車を停めると目につくのが、一面に広がるこの麦畑。
この麦がおいしいうどんへと姿を変える。
風に揺れる稲穂の海がとってもきれいだった。
訪れたのは5月中ごろだが、もう少しすると、とても美しい黄金色の海に変わるだろう。

「早く行かないと食べれなくなるよ~(怒)」
妻の一言ではっと我に返る。
そうだ。うどんを食べに来たんだった。早くお店の行列に加わろう。
山越うどんの駐車場
この店にはとっても広い駐車場が2か所もある。駐車可能台数は100台。
しかし、もうすでに駐車場は満車になっている。
県外ナンバーの車がいっぱいで、その人気ぶりがうかがえる。
この山越は、さぬきうどんの店としてはとにかく有名。1日に1000食を売るそうだ。
と、いうことは1日の訪問者数は1000人以上。
お昼時ということもあり、行列は覚悟した上で、店に向かう。
山越うどんの行列
さて、お店に近づくと・・・
「なんじゃこりゃあ~?」と思わず叫びたくなる光景。まるでテーマパークのアトラクションの行列だ。
店はこの信号を左折したまだまだ先にある。
有名店の行列はどこもすごいが、ここはケタはずれ。何人もの警備員が交通整理をしている。
行列を覚悟していたとはいえ、おいしいうどんにたどり着くための試練は大変そうだ。
山越うどんの行列
行列参加15分経過。やっと店の入口が見えてきた。
さぬきうどんは回転が早く、食べるスペースをこの店は多く持っているので意外に先に進むのは早い。
しかし、実際の行列は映画で出来ていた行列以上。
さぬきうどんのブームは衰えるばかりか未だに健在だ。
それに映画とは違い、待っている間にゴミを捨てたりする人はいませんでしたよ。
山越うどん
「山越うどん」の店構え。他の行列のできる有名店とは明らかに違う。
ちょっとしたテーマパークのような雰囲気。
行列ができることを見越して、店の前には案内板がいくつか並べられている。
はじめて来店した人に、さぬきうどんのシステムがよくわかるパンフレットも設置されている。
こうした初めての人にもわかりやすい工夫を大々的にしているさぬきうどんの店は珍しい。
この工夫が多くの県外からの讃岐うどんツアー客を呼ぶ原動力になっているんだろう。
山越うどんの店内案内
お店の案内板。
お店の裏には広場があり、ベンチが設置されている。
うどんを店で受け取ったら、広場の思い思いの場所で頂けるようになっている。
メニューもお店の外に掲げられているので、待っている間に何を注文するか決めておこう。
お店の中に入ったら、行列を止めないために、即オーダーを求められる。
あれこれ迷っている暇はないのは、有名店ならどこでも同じだ。

山越は「釜玉うどん」発祥の店。
全国的に有名になり、多くの店がメニューとして揃える釜玉うどんはこの店で生まれた。
やはりここは迷わず釜玉うどん。
釜玉うどんにもやまかけトッピングなどがある。
山越の釜玉うどん
35分の行列待ちの末、やっとうどんにありついた。
やはりここは「釜玉うどん」を頂かないと♪
妻は1玉、僕は2玉オーダーした。1玉に1個、卵を割ってくれるようだ。
大は300円、小は200円。
竹輪と鳥の天ぷらは各100円。

食べる前にまずはダシを入れる。
あまり入れすぎないようにと注意書きがあるが、ちょろっと入れるだけでは味がつかない。
とりあえず入れてみて、あとで薄いと思ったらつけ足そう。
山越の釜玉うどん
さて、中庭の空いているベンチに座ったら早速うどんを頂こう。
ベンチの数は多く、行列の割にはベンチの空きは多い。

「釜玉うどん」は釜で湯揚げしたうどんに卵を落としてかき混ぜていただく。
釜で茹でた麺をそのまま器に放り込むのでとても熱い。
卵を熱いうちにかき混ぜると、半熟状になり、とってもおいしそうになる。
とっても熱いので、火傷に注意。

アツアツのうどんをフーフー言いながら一口。
たっぷりの半熟卵とダシが絡んだうどんはとっても豊かな味で美味。
熱くて汗が吹き出すくらいなのに、あまりものおいしさにガンガン食べてしまう。
熱した麺は柔らかく、とてもなめらかでするすると頂ける。
最後は残ったダシ卵と一緒に全部お腹の中に流し込んだ。

天ぷらも安くてなかなか美味。
特にとり天が下味がついていて、とってもおいしかった。
山越うどんの中庭
広い中庭はまるで日本庭園のよう。
ベンチにはすべて屋根がついているので、雨の日でも大丈夫。
晴れた日にここで食べるうどんは、とても気持ちが良かった。
山越うどんの土産売場
最後にお店を出るところにあるお土産屋。
お土産を買うのもここでは困らない。
このお土産屋の横の出口を出ると、行列を並び始めたところに出る。
お昼時を過ぎても、行列はまだまだ続いていた。

【山越うどん】
■My評価(5段階)
★★★★(4.0)

2008年6月13日 (金)

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臼碆(うすばえ) 黒潮と陸がぶつかる場所 【高知・四輪・ファミリー】

足摺岬の見所で中心部といえばやはり、足摺岬灯台の付近。
そこへのアプローチは、「足摺スカイライン」(椿の道)と呼ばれる、山の上を駆けあがる快走2車線の道路だ。
地図で見ると、足摺半島の中心を貫く道がそれだ。
他に、足摺岬をぐるりと海沿いに走る県道27号線があるが、所々細い箇所があり足摺岬へ行くにはあまりおすすめされていない。
しかし、その道を走ってみると思いがけない美しい風景に出うことがある。
足摺岬から時計回りに県道を走ってみた。
足摺の植生は亜熱帯性の独特なもので、スカイラインや県道27号線からは生い茂る木々で眺めはあまり良くない。
そのジャングルのような森の中を走るのは、また気持のいいものではあるが。

亜熱帯性の木々に覆われた深い森。
ワインディングの細い道を走ると、突然建物とトイレのある10台ほどの駐車場が現れる。
ここが「臼碆」への入口だ。
臼碆には遊歩道があるが、全部歩く時間はなかったので、その全貌を一望できる展望台へと向かった。
臼碆展望台から東側の風景
南国のジャングルのような森のなかの道を登ること5分少々。
そこには円形の展望台がある。
そこに立つと、目に飛び込んでくるのは、とても美しく荒々しい海岸線。
ここから東へ5kmはなれた足摺岬までは、とても雄々しい雄大な海と大地の境目が続く。

先ほど訪れた足摺岬灯台とは違い、訪れる人もとても少なく、静かな場所。
この絶景を独り占めだ。
臼碆展望台から南側の風景
展望台から南の海を眺める。
臼碆は足摺半島の西の岬で、黒潮の本流が海岸に直接ぶつかる日本でただ一つの場所だそうだ。
海中にある岩礁を中心に大きな渦を巻くことがあり、それが臼で粉をひいているように見えるので、こういった名前がついたそうだ。
確かに、岩壁のすぐそばに海の流れを感じる。

写真では見えにくいが、三又に分かれた岩壁の先の付け根に「竜宮神社」がある。
豊漁と航海安全の神であり、ここから見ると海に向かって下りて行く朱色の社はまるでその名の通り竜宮城を思わせる。
竜宮神社までは遊歩道が通じている。
臼碆展望台から西側の風景
展望台から東側を望むと、岩壁の上には臼碆灯台がある。
遠くから見ても、あまり大きな灯台ではないのはわかる。
しかし、その独特な形や周りの風景からか、この灯台はとても不思議な雰囲気がする。
この灯台にも遊歩道が通じている。
時間があれば、黒潮が直接ぶつかって削り取った荒々しい岩の大地。
ゆっくりと潮の香りを感じながら、歩いてみたかった。
臼碆展望台から北側の風景
最後に展望台から北側を望む。
とても深い、ジャングルのような森が一面、山肌を覆い尽くしているのかわかる。
足摺岬の自然の深さがうかがえる。
その深い森にぽっかりと空いた穴にあるのが、トイレのある駐車場。
その横を走る県道27号線は、終始緑のトンネルに覆われているのがよくわかる。
臼碆の海食洞の多い海岸
最後にもう一度、展望台から西側の海岸を眺める。
黒潮が直接削り取った岩肌はとても荒々しく、所々に海食洞が発達している。
とても変化に富んだ地形で、見ていても楽しくて飽きることはない。
臼碆の青い海
岩肌を削り取る荒々しい黒潮は、とても美しいスカイブルーの海。
その吸い込まれるような美しさには目を奪われる。

美しい紺碧の海が作り出した、荒々しく雄大な風景。
それは自然が作り出した芸術ともいえる、とても素晴らしい光景だった。

【臼碆】
■My評価(5段階)
★★★★☆(4.5)

2008年6月12日 (木)

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佐田沈下橋◆四万十川で最も有名な沈下橋 【高知・四輪・ファミリー】

四万十川を沈下橋を訪ねながら下る旅。
その最後に訪れた沈下橋は、四万十川最下流の沈下橋になる。
それが「佐田沈下橋」
四万十を下ると最後にたどり着く橋になるが、四万十観光の拠点の四万十市の中村(旧中村市)から見れば最初に出会う沈下橋になる。
そのため、この沈下橋は最もメジャーで、最も人が集まる沈下橋だ。
佐田沈下橋
佐田沈下橋に到着。今までの沈下橋とは違い、とっても多くの人が訪れている。
さすがに最下流の沈下橋だけあって、その橋の長さは今までの沈下橋とは比べのにならない。
実際に橋の全長は291mで、四万十川の沈下橋では最も長い。
ちょうど偶然に観光客の姿が切れた一瞬をカシャリ。
沈下橋とカヌーイストとゴールデンレドリバー
この沈下橋には多くの人が集まる。カヌーを楽しむ人も多い。
それに人だけではない、大きなゴールデンレトリバーも。
主人の合図とともに、待っていたかのように川に飛び込み、見事な犬かきを披露。
周囲の人の目を釘づけにした、今日一番の人気者だ。
佐田沈下橋を渡る
さあ、長い佐田沈下橋を渡ろう。
とても長く、とても細い橋。
沈下橋は川の氾濫時、川に流されないように水の中に沈むように設計されている。
そして、水に沈んだ時の抵抗を極力少なくするために、欄干は設けられていない。
欄干の無い橋は川の流れをダイレクトに感じられて、とても水に近い。
自然を間近に感じられるのも、沈下橋の特徴だ。

この沈下橋は長いからか、ところどころに車同士が離合ができるように幅が広げられている。
実際、時々車同士がここで離合していた。見ていてもヒヤヒヤする。
佐田沈下橋の上流の景色
沈下橋から上流を眺める。
ほとんど建物がない、色濃く自然が残る美しい風景だ。
ここだけではなく、こんな風景が、四万十川はずっと続いている。

この付近は川の水深が浅いため、四万十川の風物詩といえる「屋形船」は入ってこれないようだ。
ここから少し上流に行ったところに、屋形船の乗船場がある。
佐田沈下橋の下流の景色
今度は沈下橋から下流を望む。
四万十川はこの先10kmも行かないうちに中村の市街地にたどり着く。
確かにもう少し下ると民家は多くなるが、この美しい風景はずっと続く。
そして、中村の市街地に入る直前に、四万十川は一気に表情を変え、少し都会っぽくなる。
それでも、のどかで自然豊かな表情は色濃く残したままだ。
これが四万十川が「最後の清流」と呼ばれる理由だろう。
川の源流から河口まで、穏やかで素朴な日本の原風景と呼ばれる美しい里山と、手つかずの自然の風景が続く。
流域には、大きな町は全くの皆無なのが、この四万十川だ。
四万十川のゴリ漁
そして、もう一つ「最後の清流」と呼ばれる理由がこれだろう。
今も川の所々で漁が行われていて、今もこの川で生計を立てる人も少なくないそうだ。
川の一部に石を積み上げて、そこに入ってきたゴリというとても小さな魚をとる。
黙々と漁を続ける漁師の姿に、昔からそこで生きる人の暮らしと職人の気質を垣間見た気がした。

昔から変わらない生活と風景が今もずっとこの流れの中に生き続ける。
これが「最後の清流」と言われる四万十川の美しさの本質なのだろう。
僕は昔かなんら変わらないであろう川音を聞きながら、そう確かに思った。
佐田沈下橋周辺案内図
さて、最後に佐田沈下橋付近の道路状況の案内。
沈下橋まで県道340号線は、細くブラインドカープが続く場所もある。
レンタサイクルでこの橋を目指す人もいるので、運転には十分注意したい。

橋の入口は看板が出ているのですぐにわかる。
南側の道は細いので、北側から入る道を利用したい。
道を進み、沈下橋を通り過ぎて少し行ったところに佐田岬展望台があり、10台程停められる駐車場がある。
きれいなトイレと東屋もあり、自動販売機も備え付けられているのがうれしい。
四万十側の沈下橋の中では最も観光化されているが、それでも周囲は素朴な雰囲気だ。

連休などは車がいっぱいで、県道から沈下橋への道の路肩には駐車する車でいっぱいになる。
しかし、意外に駐車場の存在を知られておらず、駐車場はガラガラだったりする。
路肩駐車が多いと、Uターンはしにくいが、駐車場か沈下橋への分岐路でUターン可能だ。

【佐田沈下橋】
■My評価(5段階)
★★★★(4.0)

2008年6月10日 (火)

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足摺岬・四国最南端の風景を楽しむ 【高知・四輪・ファミリー】

「足摺岬」
四国最南端の地で、黒潮が作り出した雄大な風景が広がる場所。
足摺岬を語ると少し長くなる。
今こそ旅行をいろいろと楽しんでいるが、実はこの足摺岬、もう10年以上前になるが、僕の初めての一人旅の目的地だったのだ。
なぜそこに行きたいと思ったのかはよく覚えていないのだが、とにかく行きたかったからひとりで旅立ったのだ。
そんな足摺岬も、もうその時を含めて4回目の訪問。
ここには何故か何回来ても、いつも新鮮な気持ちにさせてくれる。さすがは僕の旅好きの加速地点だ。

さて、話は長くなったが、今回は足摺岬の自然をゆっくりと楽しむコースを紹介したい。
足摺岬のメインといえばやはり「足摺岬灯台」付近だが、この付近には駐車場がとても少ない。
連休などには警察車両の路上駐車の取り締まりが入ることもあるほど車が混み合う。
少し離れているが、ここは市営の駐車場に車を止めて、ゆっくりと歩いて周囲を散策しよう。
市営の駐車場は足摺スカイラインが終了してすぐ、「足摺岬センター」のバス停のすぐそばにある。
足摺岬に向かって走れば進行方向左側。結構広く、大きな看板も出しているのですぐわかるだろう。
駐車料金は無料。
見下ろす白山洞門
海沿いに足摺岬灯台を目指して歩き始める。
その海の美しさに、知らず知らずのうちに目が釘づけになるのは確実だ。
やがて、岩にぽっかりと空いた大きな穴が現れる。
ここが「白山洞門」
日本最大級の大きさの洞門は高さ16m、幅17m、奥行15m。
道沿いからでもその大きさはよくわかる。
しかし、この大きさを間近に確かめたい方には、もう少し先に進んだところに洞門に降りる遊歩道が設けられている。
崖の下まで降りるので少し大変。しっかりとした靴を履いていて、時間に余裕がある方のなら、ぜひ訪れてみたい。
白山洞門
白山洞門は黒潮の荒波が長い年月をかけて岩肌を削りあけた巨大なトンネル。
美しく透き通った海が、この岩のトンネルを越えて、足元まで押し寄せてくる。
すごい迫力だ。洞門の中に響く波の音は、びっくりするくらい大きい。
自然の畏怖を感じる場所だ。
【写真は2002年の時のもの】
足摺岬の海食洞
足摺岬の海岸一帯には海食洞がいっぱいある。
海岸沿いを探検してみると、とても面白い。
しかし、遊歩道以外の海岸に立ち入るときは自己責任で。
それに足摺岬に押し寄せる黒潮はとても荒々しい。
穏やかに見えても、突然大きな波を立てて襲い掛かるときがある。
写真の真ん中の海食洞の入口まで、僕は初めての一人旅の時に探検に行った。
が、突然荒波に襲われて、危うく海の藻屑になってしまいそうになった。
間一髪難を逃れたが、まだ寒い春先にびしょ濡れになって宿に帰った時は、宿の主人にたいそうびっくりされた。
【写真は2002年のもの】
足摺岬の亜熱帯性の森
さて、白山同門が見える場所を過ぎると、遊歩道はとてもいい雰囲気になる。
足摺岬の先端は黒潮が初めて日本本土に直接ぶつかる場所であるためか。
その植生は明らかに周辺のものと違い、亜熱帯性である。
南国の島の森に迷い込んだような道を行くと、本当に遠い場所に来たものだと感じてしまう。

駐車場から寄り道しなければ10分ちょっとで足摺岬灯台の入口に到着する。
灯台までは徒歩5分ほどで到着するが、まずはちょっと寄り道。
「足摺岬灯台」のベストビューポイントでる「天狗の鼻」だ。

天狗の鼻への遊歩道は展望台手前の道を左手に進む。
青く輝く南国の海を緑の亜熱帯性の植物のトンネル越しに眺めながら歩く。
それは驚くほど気持ちいい。
ちなみに、この遊歩道付近は椿がとても多い
足摺岬のシンボルの花となっていて、1月中旬から2月末の花期に訪れると、それはとても素晴らしいそうだ。
天狗の鼻からの足摺岬
やがて気持のよい緑のトンネルは断崖絶壁の上へと抜ける。