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2008年5月31日 (土)

記事タイトル

国民宿舎足摺テルメで楽しむ温泉リゾート 【高知・四輪・ファミリー】

四国最南端の足摺岬
黒潮が洗う断崖絶壁は、四国の中でもひときわ雄大で美しい海の風景。
全く違う、南国のような土地、青い海はゆっくりと滞在して楽しみたい。
そこで比較的リーズナブルに泊まれる公共の宿である国民宿舎に今回投宿した。
足摺テルメエントランス
泊まったのは「国民宿舎 足摺テルメ」
温泉スパリゾートがあり、黒潮の青い海を見下ろせるホテル。
なんといっても国民宿舎らしからぬ建物は、建築家の團紀彦氏によるモダンな設計。
スタイリッシュなエントランスを前にしただけで、その期待は膨らむ。
足摺テルメのテラス
エントランスに入る前に、階段の向こうに広がる海がどうしても気になる。
青空の下に広がる青い海を、真っ白なモダンな建物越しに眺められる。
それはとても美しく、気持のいい風景。日本とは思えないくらいだ。
足摺テルメのロビー
さて、エントランスに入る。
エントランスは建物の最上階になっていて、客室は下に続いている。
チェックインをしたら客室へ降りて行く。
白を基調にした建物だが、中の一部にはウッディな空間も広がる。
足摺テルメの白亜の階段
客室棟(洋室)へと続く階段を下りて行く。
ここはこの足摺テルメの顔と言ってもいいスペースだ。
真っ白な壁に挟まれた空間に、ガラス張りの天井から光が降り注ぐ。
とてもスタイリッシュで洗練された空間。
ここで挙式をあげられそうなくらいな「白亜の空間」
ただ、客室は山の斜面にそってつくられているので、エレベータはない。
この空間はデザイン重視でエスカレーターはない。
洋室での宿泊はバリアフリーには未対応。
この階段の昇降に支障がある方は、エレベータがある和室での宿泊がよさそう。
足摺テルメの客室(洋室)
洋室はこの階段から左右に続くおしゃれな廊下沿いに入口が配されている。
中に入ると、国民宿舎とは思えない、そのスタイリッシュさと広さにびっくり。
広い洋室の外にはとても広いテラスがあり、洋室と一体感があるようにつくられている。
カーテンを開け放つと、贅沢なくらいの広さを感じられる。
足摺テルメの洋室から見たテラス
部屋の中から見るテラス。
泊まった部屋の中から海は見下ろせなかったが、テラスに出ると、緑の山の下に青い海の広がりを眺められる。
窓際のテーブルからは、青い空と緑の山の気持ちいい風景が、まるで白い額縁に飾られたかの様に望める。
黒潮の音と鳥のさえずりがとても気持ち良い。
浴衣、ポット、金庫、テレビ、アメニティが備え付けられていて、冷蔵庫が自由に使える。
クローゼットも広く、ユニットバスと洗面所も部屋にある。

さて、ひと休憩したら「スパリゾート」を楽しもう。
足摺テルメに泊まるときには持ってきたいもの、それは水着。
宿泊者は無料で温泉スパを楽しめる。
温泉スパには25mプール(スイミングキャップはプールサイドで無料貸し出しあり)などがある。
ただし、一部使用できなくなっているのが残念。
足摺テルメの温泉
温泉スパを楽しんだら、その足で温泉に直行。
ガラスをふんだんに使った広くて明るい浴室はとても気持ちいい。
足摺テルメの露天風呂
このお風呂の目玉はやはりこの露天風呂。
広大な太平洋を見下ろしながら浸かる湯はとても気持ちいい。
この右側の壁が解放されていて、海と山、両方眺められる素晴らしいロケーションだ。
夜には航行する船や漁船の漁火がとても幻想的だ。
足摺テルメの夕食
さて、温泉を楽しんだらお楽しみの食事だ。
海の幸を中心に、おいしいものが勢ぞろい。
温泉を楽しんだあとの美味しい料理と冷たいビールは本当にたまりません。
もちろん、土佐の名物、カツオのタタキも楽しめる。
夕食はレストランで。ちなみに和室に宿泊すると部屋食にできるそうだ。
足摺テルメのライトアップされた階段
夜、ライトアップされた階段はとても美しい。
しばし、浴衣姿でこの階段座り、雰囲気を楽しむ。
おいしい食事にビールが進んだ。
すっ転ばないように、気をつけて客室へ降りて行く。
足摺テルメの客室テラス
起きると気持の良い朝。
カーテンを開けると、その気持のいいテラスに思わず誘われる。
小鳥のさえずり、青い海。とても気持ちのいい朝を感じられるテラスはとても贅沢だ。
このテラスで、ゆっくりとくつろぐのもよさそうだ。
足摺テルメの朝食
朝ごはんもレストランで。おいしい和食がうれしい。
レストランの広い窓から眺める外の風景もとても気持ちいい。
足摺テルメから眺める太平洋
チェックアウト。とても気持ちの良い滞在だった。
写真下のガラスが張り巡らされているところが、客室へ続くあの階段。
その左右に広がるいくつもの四角い穴が、気持のよい客室のテラス。
上から見ると、客室の中の様子は全く見えず、オブジェのようになる。
左奥の建物が温泉とスパ。
足摺森林公園
駐車場の奥には吊橋が架かっている。
吊橋を渡ると「足摺森林公園」という自然観察園が整備されている。
周囲には深く亜熱帯性の独特の植生が広がっている。

自然を楽しみながら、温泉で体を動かし、そして癒せる心地よい滞在。快とても適な国民宿舎だった。

2007年8月12日 (日)

記事タイトル

信州夏の旅2 ◆諏訪湖 【長野・四輪・ファミリー】

諏訪盆地の真ん中に位置する、海抜759mにある信州一大きな湖。
それが諏訪湖だ。
奈良井宿の訪問を終え、車を走らせて諏訪湖に到着した。
今から諏訪湖の周辺を散策しよう。

諏訪湖周辺には諏訪大社をはじめとする神社や史跡、多くの美術館や温泉がある。
あいにくの雨模様だが、これだけ見所があると、半日はあっという間に立ってしまう。

まず、訪れたのは「諏訪大社の下社秋宮」
諏訪大社は諏訪湖の南北にある上社と下社の2つをあわせてひとつの社である。
しかも上社は本宮と前宮、下社は春宮と秋宮の2つの宮が別々の場所にある。
要は諏訪大社を完全にお参りしようとすると、都合4箇所にお参りしなければならないようだ。
これは骨が折れるので、比較的アクセスしやすい下社秋宮へ訪れた。

下社秋宮は、下諏訪の温泉街にも近く、訪れる人も多い。
神社入口には、20台ほど停められる無料駐車場もある。
山猫亭
時間は昼すぎ。参拝の前にまずは腹ごしらえをしたい。
やはり、信州に来たからには蕎麦を食べたい。
秋宮の周りには何軒かの蕎麦屋があるので、そのひとつ「山猫亭」へ。
山猫亭のそば「あいもり」
店内は清潔でとても落ち着いている。
蕎麦は全て八ヶ岳山麓で生産されたものを使用し、摩擦熱が発生しにくい石臼で製粉している。
蕎麦つゆも昔ながらの製法にこだわったもの。
オーダーしたのは十割そばと二八そばが半分ずつもられた「あいもり」1000円。
十割そばとは、つなぎを使わずそば粉だけで作られた蕎麦。
簡単のようでつなぎを使わないと形にするのは難しい。
以前知人がチャレンジしたが、ぶちぶちきれて美味しく食べられる状態ではなかった。
しかしこの蕎麦は、形も崩れず、口の中で弾ける弾力でつるつると頂けた。美味しかった。
こだわりの蕎麦つゆで頂く蕎麦湯も絶品。
お酒もいただけるが、「山猫は大虎が苦手です」という、ユーモア満点の注意書きがメニューに添えられていた。

■My評価(5段階)
山猫亭
★★★☆(3.5)

【参考情報】 山猫亭の詳細記事


山猫亭を出たら、秋宮までは旧中山道を歩いてみることにする。
その途中には、時代を感じるレトロな場所も多い。
菅野温泉
共同湯の菅野温泉
下諏訪の町には10箇所を越える共同湯が残されている。
中山道の宿場町として栄えていただけあって、歴史を感じる。
菅野湯は、大通りから薄暗く細い路地を入ったところにある。
以前はここに露店が軒を連ねて栄えていたというが、今は静かに湯治客や地元の方を招き入れている。
哀愁とレトロが交錯し、旅情をかきたててくれる風景だ。
時間があれば、一度この湯にも我が身を浸してみたかった。
諏訪大社下社秋宮
旧中山道を通り抜けると、諏訪大社の下社秋宮に到着する。
深い森に囲まれた参道を歩かないといけないのかと思いきや、鳥居をくぐればすぐにお社だった。
それでも大木に囲まれた荘厳な社を前にすると、とても神々しい空気が漂ってくる。

諏訪大社は日本最古の神社のひとつ。
全国にある「諏訪大社」の総本山である。
御柱祭の大木
諏訪大社を有名にしているひとつに、御柱祭。
寅と申の年の7年おきに行われる神事。
長さ20メートル、太さ3メートル、重さ10トン以上もの大木を霧ヶ峰の山麓で伐採し、氏子総勢で引き出す。
人力のみで運搬し、4つの宮の社の四隅に各1本ずつ計16本建てる祭り。
特に祭りでの見所は、大木に人が乗ったまま急坂を滑り落ちる「木落とし」
長さ100m、傾斜角40度の角度を土煙をあげ、人が次々に振り落とされ転げ落ちる様は壮絶。
御柱
秋宮に建てられた御柱。
各宮の四隅に4本、合計16本の柱が鎮座している。
祭りを知らないといったいなんだろうと思うが、壮絶な祭りを知ってしまうと、古から息づく歴史と伝統をひしひしと感じる。

■My評価(5段階)
諏訪大社下社秋宮
★★★☆(3.5)


諏訪大社の秋宮の参拝が終わったら、今度は諏訪湖畔へ。
秋宮の周辺にも温泉が多かったが、諏訪湖畔にも温泉は多い。
その象徴といえるのが、「諏訪湖間欠泉センター」だ。

地下850mから吹き上がる間欠泉を楽しめる場所で、入館無料。
間欠泉の噴出時間は決まっていて、おおよそ以下のとおり。

通年  10:00 11:30 13:30 15:30 16:30
4~9月 17:30


間欠泉の時間を見て訪れたい。
ふらりと寄ったが、偶然間欠泉の噴き上がる時間だった。
間欠泉湯釜
時間になるとアナウンスで「間もなく、間欠泉が噴出します」とお知らせされる。
すると、ゴボッ・ボボボボボッと鈍い音が立ったと思ったら、湯釜から熱湯が噴き上げ始めた。
120℃の熱湯。近づくのは危険です。
噴き上がる間欠泉
どんどん音が激しくなり、周囲は真っ白な湯気に包まれる。
そして一気に空高く間欠泉が噴き上がる。
3階建ての建物の屋根の上まで噴き上がる間欠泉は豪快。
約50mの高さまで噴き上がる日本有数の間欠泉だ。

間欠泉は激しく噴出し、くすぶり、また噴き出す。
何度かその繰り返しを経て、周囲はまた静かになる。
それと同時に、周りで豪快な地球のメカニズムを楽しんでいた人々は、各々思いの場所に去っていく。
諏訪湖間欠泉センター
10年前にもここに訪れたことがある。
その時は、ここが温泉プールになっていて、間欠泉がある所は露天温泉プール。
露店温泉プールとはいえ、ほぼ水着着用の混浴露天風呂のようなものだ。
ここで湯に浸かりながら、間欠泉が吹き出す時間を待つ。
そして露店風呂のすぐ横で噴出した間欠泉と、その落ちてくる飛沫を浴びて楽しんだ。
落ちてくる飛沫はかかっても熱くなかった。
どういう理由かはわからないが、もう温泉プールは廃止され、テラスと湯殿になっていた。
当時の面影を残す、滑り台や湯滝、打たせ湯が少し寂しそうだった。
ただ、当時はプールを利用しないと施設の中から間欠泉を見られなかった。
今は無料で間近から間欠泉が見れるので、旅人にとっては使いやすくなったのかも知れない。
また、湯殿では温泉玉子が作れ、施設の外では足湯が無料で楽しめるようになっている。

■My評価(5段階)
諏訪湖間欠泉センター
★★★☆(3.5)


その後、大きなガラスショップが併設された北沢美術館(新館)とレトロな温泉である片倉館を訪れ、本日の宿である油屋旅館に投宿した。


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