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2007年10月 4日 (木)

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富士山登山(吉田口より) ≪後編≫

 小屋の食事は18時頃から、と指示されるので、まずは寝床となる場所に案内される。ここでひとまず荷物を整理することに。その時、 小屋の従業員さんに「ここでの飲食は禁止です」と指示される。これをマジメに受け取りすぎた...どう受け取ったかはまたあとで。

 ちなみにこの「元祖室」さん。 どうやら2006年に改装されたようで、非常にきれいな施設だった。夏場のピーク時に「頭と足を交互にして横になって寝る」 というスタイルではないものの、やはり「大人2人で1枚の布団」という安眠とは程遠い環境だ、ということは分かった。まぁ、 それでも寝られるし、食事も取れるし、暖かいし、ということでよしとしないと...というのが富士登山でもある (夏場の北アルプスなどの小屋もかなりのものだけど)。

 食事は定番のカレー。カレーよりも一緒に出てくる温かいお茶がうれしい、というか旨い。何杯も飲む。飲めるときに飲んでおく、ということ。 今回は過去2回の富士登山の経験から不要なものを減らしてきた。飲料は1Lのボトル+500mlのペットボトルを2本にしたのも、 食事の時に出るお茶での水分補給をあてにしてるから、だ。もっとも、ちょっと甘かったな、 というのもあとで判明するのだが...

 食事が終わり、外で何枚か写真を撮るとあとはすることはないので、寝ることにする。早いよな、 まだ...と思って寝床に戻るとすでに床についてる人が結構いる。あれ、富士登山のお客さんってこんなに行儀良かったっけ? なんて思いながら寝ることにする。


日が沈み薄暮の中、雲海を見下ろす。

 


 

2007年8月26日(日) 登山2日目

 夜に当然何度も目が覚める。そりゃそうだ。19時過ぎから寝られるか...しかも途中、目が覚めると異常にノドがからから。 でも飲食禁止って言われたもんなぁ、 布団から出て行ってまで飲む気はしないしな...寝よ寝よ...

 「パチッ」

 うわ、なんだなんだ。急に電気がついたぞ。何時?え~、0時じゃん...なんでこんな朝早くに電気つけるの?

 過去の経験だと1時半に起きて、2時に出れば山頂でのご来光を余裕で拝むことが出来るはずなのに。しかし回りは黙々と準備を始めている。 うちも同行者でどうしようか...と相談。1時過ぎには小屋を出よう、ということに決まり、準備を始める。 トイレに行こうと小屋の外に出ると、小屋に泊まらず夜通しで登っていく行列が小屋の前を通過している。あぁ、この登り方、 オレには出来ないなぁ。そんなことをこの時は思っていた。

 しかし目が覚めたときからすでに危険はうすうす感じていた。「あったまいて~」のである。元々高所に強いほうではない。 初めて富士山に登ったときに確信した。そのリベンジとして、その翌年富士山に登り、水分補給などに気を使って克服したのだが、 今回は水分補給、そして睡眠不足がどうやら影響しているらしい。1時過ぎに出発した時にはかなりつらい状態だったが「どうせ渋滞してるから、 なんとか登れるよ」という甘い目論見で登りはじめたのだった。

 が、その甘い目論見は小屋から数百メートルのうちに打ち砕かれた。かなりしんどい。同行者に「先に行って休んでる」 と声をかけて先に行こう。そう思った。でもすでに声をかけることすら出来ず、黙って前に進んでいく。 そして見つけた岩の上に座り込む...そこから記憶が断片的なのだ。時折目を開けて、通過したかチェックしてた。が、 そもそもその時折というタイミングが何秒なのか、何分なのか何十分なのか、すらチェックしていない。 記憶もない。眠っていたのか気を失っていたのか。それさえも本人に認識がないから困ったものだ...

 


 

 ただおかげでゆっくり休めたようだ。外の風に当たりながら眠った効果は絶大で、ひどい頭痛はかなり治まった。ただ、 また仲間と再会できるのか?それだけを心配しながら前に進んでいった。そんな状態だったから当然写真はない。 カメラには01:37に真っ暗な写真が2枚撮影されていた。ホント、真っ暗...何してたんだろう。

 やはり渋滞はすごい。これだと2時半に小屋を出てたら山頂には着かないな、とも思った。年々、 山頂でのご来光を見るための競争は厳しくなっているのかも知れない。今回は山頂でご来光にこだわるのはよそう。そう決めたら気が楽になった。 あとは写真撮影に適した場所を探すだけだ。日の出は5時過ぎ。4時を過ぎたあたりで9合目の鳥居のあたり。 このあたりから東の空が白み始めた。ここでゆっくりしよう。そう決めて登山道から離れ、ザックを降ろして三脚にカメラをセット。ボケら~、 と東の空を眺めながらご来光を待つ。


左は04:26、右は04:45.少しずつ明るくなっていく。


左は4:51。右は4:58。雲海も照らされ、明るくなってきた。


そしてご来光の時を迎える。

 雲が多く、正確な日の出よりちょっと遅れてのお日様。あ~、これで長かった夜が終わる。早く暖かくならないかな。さて、 明るくなれば仲間を見つけられる可能性も高くなる。頑張って登るぞ~。お日様が出たからって富士登山は終わりじゃない。 山頂まで行かなければね。そう思っている人たちがこんなにいるのだ。




 頑張っていこう。山頂はもうすぐだ。再び登り始めて約1時間。朝6時半過ぎにやっと山頂に到着。上から「お~い」と呼ぶ声。 無事に仲間と再会を果たすことも出来た。


左は山頂の鳥居。あと少しなんだけど渋滞してる。右は...近くて遠い山頂まで頑張れ。

 山頂に出たら下山口のほうに移動する。火口を見ながら小屋でもらったお弁当を食べる。 大久保さんに分けてもらう温かいお茶がたまらなくおいしい。そういえば、前に上ったときはちゃんとコンパクトバーナーとかも持ってきてたな。 確か剣が峰でカップラーメンを食べたんだ...軽量化もいいけど、温かい食事や飲み物、大切だな、と痛感した。

 さて、本当の「3776m 剣が峰」まで行くかどうか。正直、今日の自分には自信がない。 大久保さんご夫妻には申し訳ないが今回はパスさせてもらうことにした。自分も楽しみにしていたお鉢巡りも出来そうにない。ちょっと残念。 7時半過ぎに下山開始。今までは空に向かって歩いていたが、今度は地球に向かって歩くんだ。



 しかし、単調な下山。ホント、飽きちゃうんだよな。しかも終わらないし。何がいやって、この下りが嫌いだ。 今回はそれでもこの記事を書くための写真撮影があるからまだ気が紛れる。早く下山して温泉入りた~い。


左:途中で見かけた変な雲。右は下山途中の数少ないスナップ(笑)

 そしてやっと五合目まで戻ってきた。到着は12時半。実に5時間かけて下ってきたことになる。五合目で食事をしたかったが、 夏休み最後の土日とあってどこも団体で混んでいる。


無事下山。ご苦労様でした&お騒がせしました。

 しょうがないので、車まで戻り、河口湖駅前の定食屋で食事をすることになった。ここで「お風呂入ると運転して帰れないよな...」 という結論に達し、車で都内までひた走ることになった。おかげで目立った渋滞にはまることもなく、夕方には無事錦糸町で解散、となった。

 とにかく今回は久しぶりの3000mクラスの山、というのに装備品が甘かった。そして体調管理もちょいとミス。ほろ苦な登山となったが、 とてもいい(と自分が勝手に思っている)写真が撮れた。それだけは満足、かな。

2007年9月20日 (木)

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富士山登山(吉田口より) ≪前編≫

2007年8月25日(土) 登山1日目

 朝5時起床。今日は7時半に錦糸町マルイ前集合なのでとても余裕のある山登りだ。朝飯を食べて、 自宅を出発しても7時前には錦糸町に到着してしまった。朝7時なのにじわっと暑い。少しエアコンの効いた所で一息つこう、 とマルイ下のSTARBUCKSに入ってのんびりすることにした。

 


序章

 ところで、日本に3000mを越える峰、っていくつあるのでしょうか?人それぞれ、色々な定義があり一概にこれだ、 というものはないのではないかと思います。そんな中、以下の30座をその定義として、 全制覇を目指してご夫婦で登山されておられるご夫婦がいます。そのご夫婦が今回、私を富士山に誘ってくださった大久保さんご夫妻です。

3000m 30座
北岳、中白根岳、間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳、木曽御嶽山、立山雄山、大汝山、北穂高岳北峰、北穂高岳南峰、涸沢槍、涸沢岳、奥穂高岳、 前穂高岳、仙丈丈、荒川丸山、東岳(悪沢岳)、荒川中岳、荒川前岳、小赤石岳、赤石岳、聖岳、槍岳、大喰岳、中岳、南岳、乗鞍岳、 塩見岳西峰、塩見岳東峰、富士山

 大久保さんご夫妻と知り合ったのは2000年の8月、このリストのうちのひとつ、北穂高岳から奥穂高岳の間、涸沢岳のあたりでした。 そしてその日の夜は同じ「奥穂高山荘」に泊まり、その後今所属している山の会「山雀グループ」に誘っていただいて以来のご縁です。

 今回の富士山はこの3000m 30座の最後の1つとなった富士山登山に同行しませんか?というお誘いを受けてのことでした。




 大久保さんの車で一緒に富士山に向かうのは大久保さんご夫妻、山下さん、そして自分の4名。吉田口からの登山で、今日は八合目の「元祖室」 さんで一泊の予定。なので、朝のこの時間の出発はとても余裕!があるように思えたのですが...

 首都高速は案の定渋滞しているようですが、それほどでもなく、中央道も激しい渋滞はなく、 富士昴ラインまでは順調に走ってくることが出来た。さて、車をどこかに駐車して...ってここからが大渋滞。8月最後の土日、 それほど甘くはないですよ、とでもいうかのようにどこもかしこも車は一杯、空きスペースなし。 シャトルバス運行の始発地点まで降りて...とか考えているうちにぽっと空いたスペースに駐車。装備を整えて出発だ~!この時、 すでに11時半過ぎ。


スカイライン沿いに駐車し、バス乗り場に向かう。

 シャトルバスに乗り、五合目まで上がることに。バスやタクシーはこの渋滞の際は片側交互にはなりますが、優先的に運行しているので、 車で粘るよりも早めのバス!が正しい選択の模様。次に来るときはさっさと車降りよう。

 河口湖五合目は相変わらずの混雑ぶり。人がいっぱいいて大変だ~。トイレを済ませ、身支度を整えたらさっさと出発しよう、 ということになった。出発は12時半。昼食は先ほどの渋滞中に車中で済ませておいたので、あとは行動食を取りながら進むのみだ。


相変わらず人の多い河口湖五合目。


さぁ、出発ですよ。

 ここからしばらくは気持ちのいいゆるい傾斜の道を歩く。林の中に入ったり出たり。 適度に休憩を入れながらまず目指すのは六合目の安全指導センターである。ここには救護センターもあり、 富士山登山者にとってとても頼りになる場所だ。


キモチのいい木陰の道。適度な休憩を取るのがポイント。飛ばしすぎないっ!


はい、こちらにはトイレもありますよ。


 安全指導センターを過ぎると、本格的な登りが始まる。といっても、道自体はよく整備されており、技術的に難しいというより、 いきなりの2000m以上の環境が与える身体への負荷がきつい、といったところだろう。そして時折見えてしまう、 というかあまりにも見通しのいい光景にひるんでしまうのもまた事実だ。


上のほうまでずどーんと見えてしまう。まだまだ遠いなぁ。キモチがなえる。

 七合目あたりまで到達すると、山小屋の前を通過しながら歩くようになるので、多少気分転換になるが、そこまではひたすら単調な登りである。 あせらず、せっかくの高度感抜群の景色を堪能しながらゆっくりと登っていこう。七合目の小屋が始まるあたりで14時半。歩行2時間で到着、 といったところである。


小屋の前のベンチで一休みするもよし。後ろを振り返れば高度感抜群の景色!

 また、山は色んな顔を見せてくれる。岩場だらけ、と思ってしまう富士山でもちゃんと緑は存在するし、そして、 空とのコントラストがまたたまらなくいい感じなのだ。実際、今回の登山中に100枚以上写真を撮ってしまった。


キモチイイアオゾラ。

 ちなみに昔はひどかった富士山トイレ事情なのだが、最近はとてもきれいに整備されている。多くの小屋にバイオトイレが設置されているが、 当然手入れ・維持に手間がかかる。ということで、ほぼすべてのトイレが有料化されている。どこも100円だったので、 山に入る前に100円玉に崩しておくことをお勧めしたい。


ちゃんと維持管理費、入れようね。

 ゆっくりゆっくりと歩いてきたので八合目の宿についたのは17時半。5時間の行程だった。しかし何度登ってもきついな、 富士山は...と痛感した。


やっと到着~。日は傾いてます。


ということで、 ≪後編≫ご来光と山頂、へ続く。

2007年8月26日 (日)

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富士山のご来光 【富士山】

富士山のご来光
三回目の登山にしてはじめて山頂に着く前にご来光を迎えました。

陽が出てくると一気に暖かくなってきました。

10年前に登ったときと比べると多くの人の登り始めが早くなっている気がしました。山頂への到達合戦?

山頂まで到達した同行者に聞いたところ、山頂は「人・ヒト・ひと」でご来光どころではなかった模様。9合目で見て正解?

2007年8月25日 (土)

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八合目太子館通過 【富士山】

八合目太子館通過
今宵の宿 元祖室まであと少し!

このあと、17時半過ぎに宿に到着。18時より食事でその後就寝となりました。

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陽は沈む 【富士山】

陽は沈む
八合目に向け前進中。

風が冷たくなってきました。

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七合目到着! 【富士山】

Dsc00220
花小屋前を通過しました。

下から雲があがってきてます。

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六合目を通過 【富士山】

六合目を通過
今日はのんびり登ってます。

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登山開始! 【富士山】

登山開始!
行ってきます

2007年8月 2日 (木)

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『日本百名山を登る<カード版>』の携帯方法について

 8月の終わりに富士山に登ってきます。今回で3回目。過去2回も富士吉田側から登っていて、今回も同じコース。新鮮味はないですが、やはり夏の風物詩、といったところでしょうか。

 そんな中、昭文社さんから地図として『日本百名山を登る<カード版>』上下巻をいただきました。A6変形版で裏表で1つの山の地図とアクセスが記載されています。


『日本百名山を登る<カード版>』、いただきました。


1枚の裏表で最低限の情報を網羅。登山道が整備されている百名山ならではの技?

 胸ポケットにも入りそうですが、ザックのショルダーベルトと干渉しそうな気もします。そこでお得意のダイソー訪問と家の中にある部品を引っ張り出してきました。


左は伸び縮みするクリップ(どっかでもらった)、地図を入れるA6クリアケース(ダイソーで買ってきた)

 このケースに地図カードを入れてみると、ちょっと大きめですが大丈夫そうです。そしてA6クリアケースに火で熱した千枚通しで穴を開け、クリップを取り付けます。


写真左:A6クリアケースに入れてみる。これで雨でも平気?
写真右:穴を開けてクリップを接続する。


 これで出来上がり。この地図ホルダーをザックのチェストストラップあたりにクリップします。ちょっと腕にあたるのが気になりますが、大丈夫でしょう。こんな感じで紐を引っ張って地図を確認することが出来ます。



 カード自体に強度があるならクリアケースなしでカードに穴あけ、という作戦もありかもしれません。


2007年4月24日 (火)

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「春の房総 山と花と魚の旅」 その6 【装備その他・子連れ・千葉県】

 さて、この記事は番外編になります。まず、今回の山登りのウェアについて。下着はこだわりポイントなのでムスコの恥ずかしい写真を活用してご説明します。


寝ぼけマナコのムスコです。

 アンダーウェアとして、mont-bellZEO-LINE L.W.の上下を着ています。速乾性、薄手、という点に着目して選定しています。

 これは登山中のウェアリングです。上下ともmont-bellで、上はWICKRONのロングスリーブTシャツを、下はストレッチライトパンツを履いています。足元はAIGLEで見つけた登山用のシューズです。サイズは18cmが一番小さいサイズでした。


これが噂(?)のアイテム

 首から掛けているのがホイッスル、コンパス、ライトをぶら下げたツールセットです。コンパス、ライトは現時点では気分を盛り上げるためです。メインはホイッスル。何かあったら吹くように教えています。まぁそんな事態にならないよう事前に目配せすべきところ、ではありますが...


 さて、次は帰宅後の話です。買ってきた以上、カツオをさばかないといけません。コイツノアタマ、ブチキレルカナ?ってことでまずは包丁を研ぐところから開始します(笑)。気合で頭を落とし、ハラワタを取り出しました。

コイツを三枚におろしました。で、刺し身にタタキを作ってビールで〆。


 最後になりましたが、mappleのサイトで今回訪れたポイントをガイドブックに編集しておきました。『あじむらの房総春の旅』をお楽しみください。

ってことで、富山編は終了!

2007年4月23日 (月)

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「春の房総 山と花と魚の旅」 その5 【海の幸&花・子連れ・千葉県】

 さて、遅くなったが2日目のコースの説明である。通ったコースは下の地図の通り。房総半島の真ん中あたりを南下して太平洋側を北上するルートである。

 道の駅の道路を挟んだ反対側に花屋がずらりと並んでいる。まさに「季節商売」といったところだろう。初めての花積み体験でそのシステムが分からずしばし見学する。どうやら、花屋に行く→花畑に連れて行かれる→勝手に花を摘む→精算、というシステムらしい。どこがいいかな、と店先に並べられた花をチェックするタキノサワさんでしたが、ムスコが勝手に店に突撃。決まってしまいました。


写真左:お花屋さんがいっぱい並んでいます。
写真右:ムスコは躊躇せず店を選んでしまいました。

 お店の名前は「FUMI」さん、おばあちゃんに連れられて裏の花畑に向かうのですが、朝からの雨の関係で近くの畑は足元が悪いらしく、遠いほうに行くよ、と連れられてにぎやかな店舗裏から離れて行く。到着した花畑、こちらも満開。ハサミを受け取りやる気満々のムスコ。無差別に切り取りそうなイキオイなので静止しつつお土産としてバランスよくなるようにチョイス。


写真左:花を摘んでます。
写真右:おうちではこんな感じになりました。

 再び道の駅に戻る。ちなみに、花積みに行く前に販売所でもうひとつのお土産を買っていた。それは「カツオ」。一本もの1500円でした。今晩はこいつの刺し身で一杯、の予定なのだ。


写真左:ムスコは漁師になりました。
写真右:道の駅の中に漁船が固定されています。

 なぜかコイツがムスコに大受けで、出来ることならずっと持っていたい!状態。そうか、それならお前、海の男になれ!

 なんとこの道の駅内に漁船が停泊しているのである。いや、言い過ぎた。固定してあるのである。自由に見学できるのか、と期待したが乗れるのはデッキのみ。操舵室とか入りたかったなぁ、と思うのだった。

 道の駅を14時に出発。次に目指すのが今回のトリ、鴨川の「魚眠庵 マルキ本館」である。今回、ここをコースに入れたのは「貸切露天風呂がある」からだ。家族で日帰り旅をする時に気になることがある。それは「お風呂」。うちには現在、 4歳のムスコを筆頭に2歳のムスメ、そして生後2カ月のムスコ2号がいる。この構成で温泉に行くぞ!となると一番の問題がムスコ2号なのだ。こいつをどうするか悩む。その点、貸切家族風呂があれば一緒に連れて行けるので安心だ。今回はその事前チェックも兼ねている。

 道の駅から風呂に向かう途中に道の両側に千葉県の花である「菜の花」が咲いているところがあった。いかにも千葉らしい、気持ちのいい道だった。雨はやんだが、やはりこれが晴天ならもっと気持ちいいのにな、と思った。

 さて、15時予約のマルキには14時50分に到着。周辺の道路は一方通行が多く、ほんの少し戸惑うがカーナビの地図上の位置を目安にたどり着く。車が5台程度おけそうな駐車場に車を止め、お風呂道具を取り出して宿に(泊まらないけど)向かう。

 入り口をあけると気持ちのよいあいさつで宿の方が迎えてくれる。う~ん、いいなぁ。お代を払ってお風呂に向かう。家族風呂は専用の玄関(という雰囲気)から入る。脱衣場の中もきれい。まずは男組が入るよ~、ってことでムスコと入浴。
 露天ではあるが湯船、洗い場はちゃんと屋根の下。目の前に庭園風の坪庭があり、そこは空が抜けている。お湯は温泉ではないらしいが風情のある陶器の湯船で気分上々。旅の締めくくりはやっぱ温泉だなぁ。


写真左:マルキ本館のたたずまい
写真右:家族の貸切風呂。小さな子供連れでも大丈夫かも。

 風呂あがりにコーヒー牛乳。たまらんっ。たまらんところに自販機をおいてる宿にやられた(笑)。お風呂を出るとタキノサワさんとK氏とはここでお別れ。悲しいけどムスコよ、またすぐに会えるさ。

 帰宅は夕日の中。興奮覚めやらぬムスコもやっとダウン。また次の旅を探すよ、ムスコ。

 

2007年4月20日 (金)

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「春の房総 山と花と魚の旅」 その4 【房総フラワーライン・子連れ・千葉県】

2007年3月11日(日)


写真左:ホットケーキを作る。しかし、回りの雨の凄さが...
写真右:ホットケーキを食べる。ロッジ内は雨でも快適。

 朝起きるとそれはすごい雨だった。かなり降ってるし、風もあるようだ。テントじゃなくてよかったな、なんて感慨にふけっていたのだが、今後の行動計画を立てようにも携帯電話は圏外で天気予報すら見れない。これにはまいった。まだまだ携帯電話じゃどうにもならない地域があることを思い知った。  朝起きたらまずはコーヒーを入れる。仕事をしてるふりをしてぼんやりとした時間を過ごせるのがこの儀式だ。キノコロッジの下で作業するのだがいや、風も雨もすごい。撤収する、というほどの荷物はないが大変そうだ。  朝の儀式が済んだら次は朝飯だ。こちらも定番のホットケーキだ。あえて目新しいところを探すとすれば、近所のスーパーで見つけた「蜂蜜入りバター」くらいだろう。

 ホットケーキを焼くときはバターで。これもいつも通り。キノコロッジの下で風と雨に耐えながらどんどん焼く。焼いたらロッジの中へ持っていく。ムスコも食べているようだ。まさか「蜂蜜入りバター」をそのまま食べているとは思わなかったが。 食事が一段落した後、K氏持参のラジオで天気予報を聞くことができた。天気予報によれば、午後にむけて回復していくらしい。その予報を聞きながら今後のプランを考える。とにかく南下しよう、南房総らしく花畑に行こう、と決めた。

 そうと決まれば行動開始だ。南下する途中、清和県民の森から程近いところに「酪農のさと」がある。「日本酪農発祥の地」らしい。ここのオープンが9時半だから9時に出ればいいな、と逆算した。しかし、この雨の中車まで荷物を運ぶのは大変だなぁ、ロッジに横付けさせてくれないかなぁ、という視線を送りながら作業をしていたらなんと管理の方が車止めのポールを抜いてくれた。ラッキーだ。車をキノコロッジに横付けし、荷物を積み込む。一夜だけだったけど楽しいロッジ生活だった。今度は家族で泊まりに来ようと思った。


写真左:雨の中の撤収。
写真右:酪農のさとの資料館前。しかし雨が凄い。

 車を走らせること20分あまり。目的の「酪農のさと」に9時20分過ぎに到着。こんな雨の中、こんな朝早くから来る人はさすがに誰もいないようだ。一番乗りで資料館に入っていく。中には「酪農は江戸時代、八代将軍吉宗公の時に始まった」などのパネルや、牧場での搾乳の仕掛けを分かりやすいモデルで展示してあったりする。長い時間かけて見る、というより通りすがりにちょっと勉強、って感じの資料館だ。ちなみにここには「白牛」という牛が飼育されている。その子牛が最近生まれたらしく、名前募集を行っていた。とりあえず応募してみる。ムスコの言う通り「メメ」と名付けたその理由は「おめめがかわいいから」と書いたものの、実は息子はコイツを「モーモー(牛)」ではなく「メーメー(ヤギ)」と勘違いしてたから、とあとで気づく。  んじゃ、メメを見に行こう、ということで外の第二牛舎に向かう。この雨の中、丘を登るのは大変だが、朝からムスコはレインウェアを着たまま、足元は長靴。大丈夫だろう。いくつもの施錠されたゲートを通過して丘の上を目指して歩く。

 やっとたどり着いた丘の上の牛舎には3頭の成牛と1頭の子牛がいた。いや、かわいいね、こいつら。手をベロベロなめてもらったよ。ムスコもびびりつつも策の中を興味深げに覗き込み、恐る恐る手を差し出してました。大丈夫、みんなやさしいんだから。生き物を必要以上に怖がることのない子供になってね。  登ってきた道とは違う道を下ってみたけど、他に動物は見当たらず。あとでタキノサワさんとムスコが「ヤギは~?」と聞きに行ったところ、雨だから外に出してなかったとのこと。う~ん、残念。


写真左:柵を鍵を開けながら進んでいく。
写真右:やっと会えた子牛。

 車に戻り作戦会議。どこに行くと花が見れるだろう、と検討する。結論は「房総フラワーラインを通りつつ、道の駅 ちくら・潮騒王国に向かう」ことにした。お昼ご飯は潮騒王国で、ということで車を走らせる。  南下して行くにつれ、空も明るくなってきた。風は相変わらずだが、これならきれいな花畑を楽しめそうだ。海岸線に出てしばらく走ったところにあったスポーツ施設の駐車場でひと休み。海岸に下りることができそうな場所だったのもあるが、一番の理由はムスコのトイレ。いつものことだが、念には念を入れてトイレに行かせるようにしている。お漏らしでもして「パパとはもう出かけないよ~」なんて事態にならないためにも大事なポイントだ。  砂浜に下りてみた。風は強いが潮風は気持ちがいいもんだな、と思う。強い砂によって作られた砂丘風の砂浜を登ったり下りたり。飛んだり跳ねたり。ムスコはムスコなりの方法で砂浜と海を感じて、そして楽しんでいるらしい。


写真左:やっと少し明るくなってきた。風は相変わらず。
写真右:海岸線を走っていく。

 さらにしばらく海岸線を走り「道の駅 ちくら・潮騒王国」 に到着した。花摘みのシーズンだけに天気が悪くてもすごい人出だ。駐車場も結構埋まっている。到着後、すぐに向かったのは魚介類の直売所。何かいいものあるかな、と探して歩く。

 見てると食べたくなってきた。時間もちょうど11時半。漁協直営という看板に引かれて「海女食堂 磯笛」に入る。 K氏の食べたま鮪のカマ定食、が今回この時期の一番のお勧めだね~、と全会一致(笑)。ムスコはから揚げ定食をおいしくいただきました。


写真左:お勧め!鮪のカマ定食
写真右:ちょっと並びましたが、おいしくいただきました。

 腹ごしらえも済み、次は花摘みに行ってみることにした(柄じゃないですが)。

 「その5」に続く...

2007年4月19日 (木)

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「春の房総 山と花と魚の旅」 その3 【清和県民の森・子連れ・千葉県】

岩婦館全景。こじんまりとした温泉宿です。

 岩婦館の前にはどで~んとワンコがいる。名前はモモ、お客さんが大好きで、お客さんが来ると喜ぶとか。犬好きのタキノサワさんが嬉しそうに話しかけてたのが印象的。ムスコは恐る恐る近づいて、タッチ&ゴーしてるんですが...

 日帰り入湯料は大人 700円、子供は 400円。早めの行動が幸いしてお風呂は貸し切り状態だった。春の陽気の中、お風呂場の窓は全開にしてあり、内湯だけなのに露天風呂気分、たまらんっ。ここの温泉は自噴なのですが毎分2リットルしか湧出しないらしいので、温めた湯を循環している模様。ただ、毎日入れ換えてるということなので問題なし。鉱泉らしい匂いがいい感じ。ただ温度が子供にはあちいかも。

 外を見るとポンプらしきものとその横にはお札。もしかしたらあれが源泉なのかもしれない。とりあえず柏手を打っておく。

 お風呂をあがり、玄関脇のこじんまりしたスペースに置いてあるソファーでしばし休憩。今後のルートを相談する。予定より早く下山出来たので、キャンプ場直行の予定を変更して日本酒ミュージアム寿萬亀に立ち寄ることに。はっきり言ってこれは大人の趣味です。ムスコにはつまらんだろうなぁ。

 さて、温泉から30分ちょい車を走らせると目的の日本酒ミュージアムに到着。ミュージアム、を想像してたらギャップは大きいかも。いや、実は見てないところがあるのかも知れないけど、我々がたどり着いた場所のイメージは『造り酒屋の直売場』である。ここで夜のお供(一般的には酒という)とおやつとしてアイスどら焼きを購入する。車の中でアイスどら焼きを食べながらさらに次の行動を考える。自分はキャンプ場に直行するか、と思っていたけど、K氏は半端ないくらい食べるけど大丈夫?とタキノサワさんに何度も念を押され、不安になり途中にあった「みんなみの里」まで戻ることにする。ここでちょっと食材を追加するだけ、のつもりが「足湯あります」の看板に釣られふらふらと(笑)。お湯は近くの温泉から運んできているようで、気持ちのよいお湯だった。湯桶にもう一工夫あれば雰囲気も出るのになぁ。


左から 日本酒ミュージアム全景、生どら、お食事中

 さて、ここから目指す清和県民の森まではあと少し。車を10分ちょいと走らせる。トンネルを抜けてほどなく入り口に到着。今回はロッジ泊りなので、直接ロッジの管理棟に向かう。ここでロッジの使用料とシーツ代を支払う。ここには二種類のロッジがあり、ひとつはバリアフリーの平屋建て。もうひとつがキノコ型のロッジである。この二つの違いは形状以外に電気の有無があり、キノコ型は電気がない、のである。


写真左:今回泊まった清和県民の森のロッジ村
写真右:視界の開けた窓からの眺めにムスコも満足

 今回は『非・日常』をテーマにキノコ型を選択したがこれが大正解!外階段をあがり、床を船のハッチのように開いて部屋に入るこの『秘密基地』的な仕掛けがムスコには大ウケ。かなり興奮して遊んでいた模様。また内部は四角錐形状だが、天井が高いお陰で狭く感じることはない。ムスコは窓を開けて外を眺めたり、出たり入ったりと休む間もなく動きまわっている。こんな楽しい時間を過ごせるんだからアウトドアはやめられないよなぁ、としみじみ思うのであった。


写真左:ロッジ内。天井が高く、想像以上に圧迫感がない。
写真右:室内へのエントリー。あまり小さい子がいる家族にはお勧めできない。

 さて、部屋に荷物を入れ終えたら早速晩飯の準備に取り掛かる。メニューは定番「カレー」である。ここでも手抜き。米は無洗米を使い、カレーに入れる野菜は定番の玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジンであ...野菜、家に忘れた^_^;

 管理棟に行き、切迫詰まった表情で「一番近くで野菜売ってるとこはどこですか~」と問い詰め(笑)、県民の森を出て来た道をちょいと戻ったところにあるという直売所を教えてもらう。まだ開いてますように、野菜売ってますように!と祈るような気持ちで車を走らせる。

 「開いてた!」店に飛込むと一目で必要な野菜が揃っているのが分かる。しかも玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジンいずれも一袋100円である。100均好きの自分にはたまらないシチュエーションである。嬉しさのあまり、あれこれ衝動買いしたくなる気持ちを抑え、必要なモノだけ購入し、我らのキノコハウスに戻った。


写真左:定番のカレーを作る。ダッチオーヴンを忘れたのでコッヘルで。
写真右:クジラカレー。日本酒ミュージアムで入手。ムスコにはイマイチ。

 戻ると早速日本酒ミュージアムで調達したクジラの缶詰を肴にビールで乾杯!出来上がったらキノコハウスの下のテーブルで食事だ。


写真左:キノコロッジ下のテーブル。テーブルクロスは必須!かもよ。
写真右:キャンドルランタンで雰囲気を出してみる。たまにはこんなのもいいかも。

 今日は1日、イッパイ遊んだなぁ、ムスコもよく頑張ったなぁ、などとほろ酔いの頭で思いながら夜は更けていった。

 「その4」に続く...

2007年4月11日 (水)

記事タイトル

「春の房総 山と花と魚の旅」 その2 【富山山登りと岩婦温泉・子連れ・千葉県】


初日全体のコース。市原ICを起点にプランニング。結構走るなぁ。

2007年3月10日(土)

 朝5時のケータイのバイブレーションで目覚める。まずは自分の着替えを済まし、玄関に並べておいた荷物を車に積み込む。アイスボックスの中には昨日詰めた料理道具や食器とともに、冷蔵庫の中からペットボトル、バターなど取り出してを詰める。子供と一緒に出かける時は荷物を運ぶ回数を少なくし、極力目を離さないように気をつける。これがいらいらしないで済む=子供と一緒にお出かけ、の王道でっす。

 バタバタしてる間に5時半になった。ムスコを起こしにかかる。前回、赤城大沼の穴釣りの時に苦労した経験から覚悟を決めて起こしに行く。が、なんとすんなり起きてくれた、ラッキー!山登り用のウェアを着させる。朝ごはんはコンビニで調達するつもりなので朝6時過ぎに出発することが出来た。 SMDのルートでは6時半にでればいいはずなので、今回は予定通り、順調だ。


本日のメインイベント、山登りと温泉の周辺地図です。
無料駐車場に車を止め、岩婦温泉まで歩くことも可能。

 有料道路がまだ繋がっていないため、一旦木更津南ICで降りる。しかし下道もガラガラ。次に富津中央ICより再び有料道路に乗る。この道は初めて使うのでどんな景色が見えるか楽しみにしていたのだが、なんと鋸山の下をクグッテイルのだ。トンネルに入る手前で見上げた鋸山はなかなかの景色だった。なんでここにPA作らないんだろう。

 この有料道路を鋸南富山ICで下りる。あとちょいだなー、と思っていたらムスコが「トイレ~」とアラーム。よしよし、ちゃんと考えてるよ。道の駅があるんだよ。カーナビが示すルートを数十メートル離れ道の駅「富楽里とみやま」へ立ち寄る。まだ時間は8時ちょうど。余裕余裕とムスコをトイレに連れて行くと「ウンチ出るよ」。しかしここのトイレ、ちゃんと子供用の洋式トイレがありました。デパートですらないところ多いのに~、と感動。

 トイレを済ませ、再び走り出す。5分も走るとムスコ初の山登り出発点、富山中学校近くの無料駐車場に到着。時刻は8時15分。

 荷物を確認し、身支度を整えていると今回同行していただくK氏とタキノサワさんも到着。ちなみにムスコが今回背負って歩くのは自分のレインウェアと飲み物、おやつにタオル。あまり多くなく、でも荷物を背負って歩いた、という実感のある量を勝手に決める(笑)。あとは自分が背負うことに。それとは別に首から探険隊アイテムをぶら下げる。これにはホイッスルにコンパス、ライトがぶらさがっていて、ストラップ以外は100均で入手したものばかり。しかもムスコはコンパスを時計と勘違いしている。が、子供との行動は気分が非常に大事なので盛り上げ用アイテムとして必須。早速笛をピーピーやっている。

 出発前、分からないとは思いつつもムスコに地図を見せ、今日のコース概要を説明する。いつかムスコがプランニングの大切さに気が付いてくれたらいいなぁ。


まずは地図を確認。やる気になったら出発!

 8時半に駐車場を出発、まずは登山道入口にある福満寺を目指す。暖かい陽射しの中をのんびり歩きながら道路沿いを観察すると菜の花やつくしなどが見つかる。南房総はすでに春が来てるのだ。
 福満寺に到着したらトイレ休憩をとる。次のトイレは北峰山頂下まで2時間くらいないので要注意。福満寺で不思議な仁王像を眺めしばし談義。子供の体力を考えると、こういった雑談休憩は大事。5分休憩!もいいですが、親の肌感覚で子供が歩きたくなるのを見計らうほうが確実かな。


写真左:道端で見つけたつくし
写真右:福満寺の門構え

 さぁ、いよいよ本格的な山登りのスタート。過去一度、ヨメと登ったことがあり、楽勝だった記憶があったのだがどうしてどうして、かなりきつい。すぐに楽になるから~、と皆に言いつつ一向にその気配が感じられないこの急登、あれ~。


写真左:思い出の中以上の急登にびっくり!
写真右:登りコースで唯一の抱っこシーン。

 しばし格闘の後に一息つけそうな場所を見つけジュースタイム。福満寺を出発して30分ちょっと。あと1時間ちょっとはかかるな、と算段。

 つらい山登りも立ち止まり振り返れば東京湾、そして船、内房線を走る電車を望むことができる。この景色がムスコにはとても嬉しいらしい。K氏から借りた双眼鏡で眺めている。だがやはり子供の足にはきついらしい。おんぶだの抱っこだのグズグズし始めたので秘密兵器「板チョコ」にご登場願う。やはり最後は餌で釣るのが一番効果的だ。


写真左:休憩!スポーツドリンクがやっぱりいいのかな?
写真右:借りた双眼鏡で景色を楽しむ。

 途中、北峰より少し低い南峰山頂に登る。ここには仁王門の跡がある。これと福満寺の仁王像はやはり関係があるのだろうか。その仁王門跡の前に杉の巨木がある。でかい。全員でやっと周りを取り囲めるくらいの大きな木だった。

これはっ!やはりお約束の写真。

 あと少しで今回の目標だった北峰だ。ゆるやかになった道をムスコとかけっこしていく。途中、ちょっとひらけた場所に出る。あずまやがあり、見晴らしも良好。仮設トイレもある。ここにひっそりと「里見八犬伝終焉の地」の看板が立っている。この物語も千葉県民として一度は読まねばならないだろうな、と思う。

 最後のひと登りで北峰山頂に到着。時刻は10時40分。想定したコースタイムとほぼ同じだった。 4歳児はガイドブックの約1.5倍くらいかかるようだ。

 この山頂広場には立派な展望台がある。ここからは東京湾を一望出来、富士山も見ることが出来る。今回、富士山はうっすらとだが見ることが出来た。

山頂到着!初の山登り、感慨もひとしお。

 運動したあとはメシである。山のメシ、しかも男同士。食べるのは当然「カップ麺」である。お湯を沸かすだけ、三分待つだけ、そして何よりも「ウマイ」。これに勝るものはないだろう、ってくらいの定番である。カップ麺だけじゃ足りないみたいなのでリュックの中のジャガリコも食べさせる。食事を済まし、一息付いたらさっさと下山だ。山の下の温泉が呼んでいるのだ。


これ以外にはない!というくらいの定番。これからもこのスタイルは貫きます(笑)。

 帰りは途中から別ルート、途中に里見八犬伝の伏姫籠穴があるルートを下る。途中、さっきの展望台を経由するのでムスコをトイレに行かせる。あとはひたすら下るのだが、登りのルートより傾斜がきつく階段だらけ。そして疲れたムスコは「抱っこ~」。う~ん、絶対やってはいけないのだが、肩車で降りていく。しかし、そう長い時間もかからず舗装路に出る。少し歩くと伏姫の籠穴に到着。入口前にあるトイレで再びのトイレタイム。籠穴に行こうか悩むがもう登りたくないよね~、と全員一致で下山。中学校前を通過したらすぐに駐車場だ。ここから温泉までは車で5分、荷物を放り込んで出発。13時前に目指す岩婦温泉に到着。今回は岩婦湖の奥にある岩婦館にお邪魔する。

 「その3」に続く...

記事タイトル

「春の房総 山と花と魚の旅」 その1 【プロローグ・子連れ・千葉県】

プロローグ

 

 春の陽気に誘われて(その後、寒くなったりと波乱万丈の気候でしたが)、ムスコを人生「初」の山登りに行ってきました。昨年、 3歳のときに上高地を大正池から河童橋まで歩きましたが本当の「山」は初めて。そのデビューの場所を自宅のある千葉県内で探しました。

 それほど難しくなく&厳しくなく、そして山頂からの展望が良い、登ったぞ~、という達成感が得られる山を探しました。 そして決まった目的地が、

 「富山」

です。標高350m。内房に面する岩井にある小さな山。かの有名な「南総里見八犬伝」の舞台にもなっている山です。

 今回は「春の房総 山と花と魚の旅」と題してレポートします。

 


 

2007年3月9日(金)

 明日からムスコと二人で初の山登りに行くのだ。しかし、様々なシガラミで準備が全く出来てない!という理由や、 来年度の駅駐輪場の手続きとか諸々の都合で朝は会社をお休みにした。

 隙間のような時間をぬうように準備をする。今回はロッジ泊なので簡単な調理道具を用意していく。ちなみに晩御飯はカレーライス、 朝御飯はホットケーキにかなり前から決まっている。理由は簡単、子供が喜んで食べるからだ。決して父親の手抜きではないのだ (と強く主張する)。だから食材もシンプル。野菜なんかは家の買い置きを拝借してしまうのだ。
 話が脱線してしまったが、まずはアイスボックスと野菜類以外を車に積み込む。次は食材やら明日の行動食を近所のスーパーに買い出しに行く。 そんなこんなをしてる間にムスコを幼稚園にお迎えに行く時間になってしまった。幼稚園まで車で向かい、ムスコをピックアップし、 ちょっと早めの昼食をパン屋さんでいただくことにした。

 昼飯を食べながら外を眺めていると、朝からぐっと辛抱していた空からポツリポツリと雨が降り始めた。

 「あ~、明日は大丈夫かなぁ。」

 などと思っていたのだが、そうだ、遠足といえば...

テルテルボーズ

とヒラメキ!パン屋の駐車場で早速制作開始!車の中にある材料といえば~

バンダナ



こいつを取っ払ってゲット。頭は...昔ならちり紙なんだけど、車の中にある丸いものと言えば、

ボール



あとは紐だけなんだけど、タープの細引き使うのはなぁ...あっ。

ストラップ

これで準備完了です。あとはぐ~るぐ~ると巻き付けて、と。


じゃじゃ~ん、アウトドアテルテルボーズの完成です。今度、コイツを製品化しよう(笑)。

 ムスコはしきりに「テルテルボーズは足がないんだよね~」と繰り返す。いつどこでそんな知識を身に付けたんだコイツ。

 そんな思いは出社時間という配慮のない奴に追い出され、父親はムスコを保育ルームに押し込むと会社に向かうのだった。う~ん、すまん、 ムスコよ。

 

 「その2」に続く...