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2007年5月3日(木)
朝はいつも通りの早起きで5時過ぎに起床。テントから抜け出し、湖面の様子をチェックする。風もなく、穏やかだ。昨日陸に上げておいたカナディアンを湖面に戻し、一人漕ぎだしてみる。
今日は風もなく穏やかな1日になりそうだ。そう確信し、岸に戻る。
今日はカヌーの日。子供たちが起き出してからだと慌ててしまうので今のうちにもう1艇を組み上げてしまうことにする。組み上げる、と言ってもポンプで空気を入れるだけのインフレータブルカヌーなので、袋から取り出し、膨らますだけだ。そう、膨らますだけ。なのに、日頃の手入れを怠ったバツだ。ポンプのグリスが切れててとても重く、思うように動かない。朝のキャンプ場に音が響き渡らないようゆっくりやるからさらにつらい。ひと汗かいたな、と思えるくらいの運動量でなんとか組み上げる。
そういや朝飯をどうするか決めてなかったな。そんなことを思っていたがそれは間違いで「朝飯食えるかな?」が正解だった。起きてきた子供たちはカヌーを見つけるやすぐに飛び乗り、今にでも漕ぎ出したい、といった勢いだ。う~ん、まだPFDも着せてないけどな、という思いもあったがまずは手が届く範囲でね、ということでちびっこ数名をインフレータブルに乗せ、湖面に引っ張り出してみた。
遊びたくてたまらない人たち。まずは納得させておく(笑)
「うお~」
「わぁ」
様々な歓声をあげながら乗ってる姿をみて、本格的にやるしかないなぁ、と諦める。いったん岸に戻し(と言っても長靴を履いた自分の手の届く範囲にいたのだが)、メンバー交代。騒ぎを聞きつけた大きめなお子さまも集まってきたからだ。これなら放り出しても平気だな、と思い、とりあえず5名にPFDを装着し、インフレータブルに放り込む。そのへんにあったパドルを適当に2~3本渡し、
「好きに漕いできな~」
と何の予備知識もなしに湖に送り出した。湖面では思い通りにならないフネの上で怒号、罵声(笑)が飛び交っている。そしてそれを大人たちは「勉強、勉強」と眺める。
いってらっしゃ~い。
司令塔不在の状態ではやはりこんな感じ。みんなでどうするか考えな~。
あまり放っておいて遠くで沈でもしたら大変なので、一人監督としてカナディアンで漕ぎ出す。でも口は出さない。岸から寝太郎さんの「みんなで協力して帰ってきなさぁい」という声が聞こえる。チームビルディングだよ、と。
子供たちが流されすぎないよう近くで待機。でも手も口も出さない(笑)。
インフレータブルの上では小学校高学年の女の子二人が少しずつ指示を出し、一方的に沖に出ていく状況は回避され、少しずつではあるが岸に戻りつつある。次に乗せるときにはちゃんと漕ぎ方教えるか、と思いつつ安全圏に戻ってきたので自分は上陸。さて、飯だな。なんて甘い思いは当然かなわない。今度はこっち(カナディアン)、あっちと色々な要望を受けメシどころではない。ムスコはフネには乗らず、浜で遊んでいる。
オヤジのカヌーは関係なし。桟橋上で遊びまわるムスコ。
そんなこんなで出たり入ったりしているうちに本日進水式のしげさんのシットオンカヌーがいつの間にやら進水式を済ませ、漕ぎ出していた。すんません、同席できませんでした。
乗り換えの合間合間に岸に戻ると何か食べるものが出来ている。ムスコを捕まえては「お前も食っとけ」とおよばれしながら朝ご飯は終了した。その後、編集K氏と富山軍団(すずさんとかね)も到着し、テント村はどんどん盛況になっていった。
うちのムスコは編集K氏のムスメちゃんと異常に気があう。正直言って「出来てる」のでは?と思うくらいである。彼女が来たことで、もうムスコはカヌーへの興味を失い、二人で一緒に散歩したり、遊んだりし続けることになるのである。
この日はそのままひたすらカヌーである。昨日同様、午後には風が強くなってきたがそれでもカヌーである。子供だけでなく、大人も、そして家族と一緒に、様々なスタイルで思い思いにカヌーを楽しんでもらった。
疲れ切って「今日は近くのゆ~ぷる木崎湖で風呂だな」と思っていたところを編集K氏が「一緒にどうです?」と誘ってくれたので七倉温泉に出かけることにした。こちらの温泉は七倉ダムに向かう手前の一般車両が入れる突き当たりのところにあるこじんまりとした温泉である。ちなみに子供料金はいらなかった。ただ明確な基準があるのかないのか...ここらはちょいと不明だった。
七倉山荘にある七倉温泉。売店で声をかけて入浴する。
売店の脇を抜け、靴を脱いで奥に上がって歩くと突き当たりがお風呂。脱衣所でそそくさと服を脱ぎ、浴室に入る。湯船は4~5人入ればいっぱいかな、という広さ。先客はおらず貸切状態。窓を開け放ち気持ちのいい空気を取り入れる。窓からは雲とガスの間から北アルプスが望める。昨日、薬師の湯で見れなかっただけに、少しではあるがちょっとうれしい。
サンダルで砂浜で遊んだムスコは足に擦り傷。痛くてはいれないよ~、とこの姿勢。
ほんのちょっとだけだが見れた北アルプスの山。
すっきりさっぱりとし、夜の宴に向けてキャンプ場に戻る。今晩はカレーパーティ。子供用カレーと大人用カレーが用意される段取りだ。お風呂に入ってる間にも着々と準備が進んでいたようだ。うちは本当はご飯炊きだったが、カヌー先生で時間的に厳しかったので、温泉前に寝太郎さんにお願いしてしまった。
食事前に子供たちは定番「焼きマシュマロ」を楽しんでいる。そして食事がスタートするや数十名のヒトビトが動き回り、どんどんご飯が消化されていく。いや、すごい光景だった。うちはまずムスコとお子様向けカレーをいただく。そしてムスコがまだ食べてる間に大人向けカレー、そしてナンとどんどん食っていく。
腹が落ち着き、場に静寂が戻ってきたころに(嘘、静寂はずっと戻らなかったよ)19時半でお願いしておいた本日の目玉、キャンプファイヤーの時間となったので移動。そこには高さ3m程度に組まれた立派な薪がありました。
まじめに「火の精入場!」とかやる気はなかったので、用意してもらった3本のトーチでさっさと点火することにした。が、この3本の点火者の選択で悩む。いや、悩みそうだったので速攻うさぎ先生(=寝太郎さん)にふってしまった。んで、見事決められた3組により点火。灯油がかけられていた薪はあり得ない火力で燃焼開始(笑)。あまりの火勢と熱で近づけないくらいである。まわりのキャンパーもなぜか集合。ひたすら火を見つめ続ける。
予想をはるかに超えたファイヤー!熱くて接近不可能でした。
で、ふと思い出した「管理棟に生ビールあるよ」と言葉を発したら数名が消えていた(笑)。
ファイヤーが崩れ、火が落ち着いてからサイトに戻り、さらに出てくる食べ物をいただき、焚火を囲み、話は尽きない。が、自分とムスコのエネルギーが尽きた...zzz
「GW 木崎湖でカヌー」 その5 に続く...
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雨が降ってきたり止んだりするので、散策は切り上げることにし、事前に調べておいた「大町温泉 薬師の湯」に出かけることにした。露天風呂から北アルプスが見える、ということだったので晴れるのを期待したのだが仕方ない。
ムスコとふたり、車で15分くらい移動して到着。まず看板を読んでみたら、朝は5時からやっているらしい。朝風呂来たいなぁ。でもさすがにムスコをテントに置いてはこれないよな、などと考える。
『薬師の湯』入り口。右は新館の露天風呂。
中に入り、靴を脱ぐとカウンターで入湯料を支払う。大人600円、幼児は無料だった。カウンターを挟んで新館と旧館があり、旧館の露天風呂は工事中とのこと。迷わず露天のある新館に向かう。100円玉の返金式のロッカーに貴重品を入れ、お風呂に急ぐ。体を洗ってさっぱりしたあと、内湯には入らず露天に直行した。
ムスコは露天風呂=広いお風呂、と微妙な解釈をしている。しかも一時期は天然温泉という言葉にはまっていた。ほら、これが露天風呂だよ、と説明する。浅く、ぬるめのこちらの湯は子連れにはありがたい。しかも屋根付き、屋根なしの二つの露天がある。ムスコは屋根なし露天で一生懸命はっぱを拾っては外に出している。
天気はまだすっきりしない。これだと急いで帰っても仕方ないな、と思い、いったん新館を出て、今度は旧館のお風呂に入ることにした。一度服を着ないといけないが、料金は一度入場すればかからない。こちらは内湯が温泉らしい大きな石を配した作り。ただし、工事中の露天風呂(入れなかったが)からの展望はなさそうだ。
風呂からあがり、近場で何か食べてしまおう、という父の配慮に対しムスコはなんと「カップラーメンが食べたい」とのたまうのである。なんじゃそりゃ、と思いつつも帰り道のセブンイレブンでカップラーメンを買ってしまった。
テントに戻り、お湯を沸かしてカップラーメンを食べてしまうとすることがなくなってしまった。雨さえあがればカヌー出来るのにな、と空を眺める。午後になると湖は風が出てくるようだ。この合間をぬってなんとか出艇出来ないかな。明日はばたばたしてるはずだから、のんびりとは無理だしな。
そう思い始めたらもうどうにも止まらない。行くしかない。ムスコにレインウェアを着せ、当然の装備としてPFD(パーソナルフローティングデバイス)を装着する。子供用はすっぽ抜けを防ぐため、股下に通すループがある。正直、これがないPFDは使い物にならないのでは?と思ってしまうくらい重要なポイントだ。もちろん、こいつもしっかり締める。
そして、自分も新調したアノラックに身を包み、PFDを装着。カナディアンカヌーで鉛色の空の下の湖に漕ぎだしてみる。風があるため、少し波が立ってはいるがどうにもならない高さではない。いや、やっぱり気持ちいいな、カヌーは。
少しビビってるムスコ。夕暮れ時には少し湖面も落ち着いてきたようだった。
しかしムスコはあまり元気がない。その時は疲れてるのかな、とも思ったが、実はビビッていたようだ。あまり初日から気合いれて漕いでもしょうがないので、少しだけ漕いでから岸に戻る。自分的には消化不良気味だが、ムスコがこれでカヌーを嫌いになってもたまらない。ま、明日もあさってもあるし、あわてることはない、と自分に言い聞かせる。
さて、今日到着予定の仲間は夜になりそうだ。ムスコと二人、晩飯にすることにした。さて、今回はダッチオーヴンでご飯を炊いて、マルシンハンバーグをおかずに、こりゃ楽勝、と思ったのだがいつもと違うホームセンターで買った炭の火力が読めない...なんじゃこりゃ。う~ん、う~ん、と格闘したが結局炊けたのはイマイチ芯の残るご飯。米炊きに失敗したのはいつ以来だろう、などと回想しながら硬いご飯をムスコと食べる。ちょい落ち込み気味。
その後、他ファミリー到着などイベントあるも、ムスコはお疲れ気味なので、早めに就寝。自分も沈没...
「GW 木崎湖でカヌー」 その4 へ続く...
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