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2008年7月15日 (火)

記事タイトル

神戸を歩く

事務局サトウです。
今回は神戸の街を散策します。

震災モニュメントを訪ねて

朝早く出発して神戸港を目指します。今回神戸に来た理由のひとつに 「わすれない1.17震災モニュメントめぐり」という本が出版されていてその震災に関わる施設を見ておきたいと思ったからです。 神戸港には神戸港震災メモリアルパークがあり、メリケン波止場の一部を震災で被災したままの状態で保存されています。

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震災の記録を見ることができます

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震災によって崩壊した波止場

神戸港を散策しているとふと目に留まったのが「希望の船出」という像。神戸港移民船乗船記念碑であり、 今年ブラジル移民100周年の年ですがここ神戸からブラジルへ向けて旅立ったとのことです。

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ここからブラジルへ

神戸港をあとにして次に向かったのは東遊園地。途中、 旧居留地にある港町らしい建物を見ながらフラワーロードへ。フラワーロードをJR三ノ宮駅に向かって行くとまもなく東遊園地に到着です。 ここで「1.17希望の灯り」を見学。鎮魂の火として永遠に灯し続けられるそうです。さらに地震が起きた時刻を示した「マリーナ像」 などもあり、震災の記憶が風化されることなく人々に伝えています。

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旧居留地の看板

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レンガで造られた下水道施設

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灯し続けられる「1.17希望の灯り」

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地震が起きた時刻を指す「マリーナ像」

メリケン波止場
元町~旧居留地


三ノ宮
旧居留地~JR三ノ宮駅 

 

漫画も散歩の貴重な資料!

さて、東遊園地から今度はJR三ノ宮駅を通って北野坂を上ります。 今回神戸を散策するにあたって資料としたものの1つに「神戸在住」というコミック。神戸に実在する景色が随所に描かれており、 この描かれた景色を探すのも面白いかと今回の散歩のテーマにしました。 ここでは見つけることができた(たぶんここでしょう)場所を一部紹介します。

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北野物語館

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北野坂

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メリケンパーク

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花隈周辺(歩道などは違うが、構図が一緒?)

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須磨海水浴場

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JR須磨駅

 

気なる名前「トアロード」

さて、北野坂を上りおえ、今度は異人館通りを西へ。しばらく歩くとトアロードにぶつかります。 トアロード、神戸の方ならばご存知でしょうが、神戸に所縁のない私などは「なぜ?トアロード」と疑問に思ったものです。この「トアロード」 名の由来には諸説あるようですが、有力なものは明治41年に現在「神戸外国倶楽部」ある場所に英・独・米・仏の人々の共同出資で 「トアホテル」が開業。この「トアホテル」の「トア」が名の由来となったという説です。では、トアホテルの「トア」はどこからきたのか? これについては英語説(岩山・小高い丘)をはじめ、 ドイツ語説(門)や日本語説(東亜)さらには鳥居説(TORII)などなど諸説あるようですが、どれにせよ、当の「トアホテル」も今はなく、 記録・文献も残っていないらしいのでどれが正しいのかはわかりません。

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「トアロード」~海側から~

トアロードを過ぎてさらに歩くと碑を発見。見てみると神戸港にもあったブラジル移民に関する碑 「ブラジル移民発祥の地」が、さらに進むと今度は「↑ビーナスブリッジ」なる案内が「行ってみたい」しかし、どうみても山の上・・・ 公園名も諏訪山公園だし。ちょっと遠慮することにします。 (ここから見る夜景はよいらしい)さらに進み神戸山手大学の前を今度は下って神戸高速鉄道の花隈駅へ向かいます。行きは上りだった分、 今度は急な下り坂。一気に下っていきます。花隈駅に着くと線路に沿って湊川神社へ向かいます。

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ブラジルの国の形を模って彫られています

トアロード
三ノ宮駅~北野坂~トアロード


花隈
山本通り~花隈

 

神戸の神社を歩く~いかなごのくぎ煮を買う~

湊川神社といえば後醍醐天皇とともに鎌倉幕府の滅ぼし、 のちに足利尊氏と戦い忠義を尽くした楠木正成を祀った神社で地元では「楠公(なんこう)さん」と呼ばれています。 大きな鳥居をくぐると正面に本殿が鎮座し、左奥まで歩いていくとここ湊川で殉節した楠正成公の墓所があります。湊川神社を参拝し、 次なる神社へ向かいます。さて、「神戸で大きな神社を3つ挙げなさい」と言われれば生田神社、湊川神社、長田神社ではないでしょうか。 すでに前の2つは参拝済みですので3つ目の長田神社へ向かいます。長田神社へはさすがに歩いていくには距離があるので鉄道を使い、 高速長田駅へ向かいます。高速長田駅に降りるとまず目にするのが鳥居。ここから商店街が始まります。 もともと活気がある商店街なのでしょうが、あまりにも人が多すぎる感じがします。ここで、あるものを買うため近くの鮮魚店へ、 「いかなごのくぎ煮」。みやげ物ととしてではなく、普通の鮮魚店で売っているものが買いたかったので・・・ちなみに1パック500円。
※スズキ目イカナゴ科で玉筋魚(いかなご)といい、地域によっては「小女子(こうなご)」など呼び名が違うようです。これを主に醤油、砂糖、 生姜で煮詰めたものを「くぎ煮(さびた古釘のような形なので)」といい、春の風物詩となっています。

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商店街にある鳥居

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名物「いかなごのくぎ煮」

本日最初のお目当てのものをゲットして長田神社へ向かって歩きます。
大通りを右にそれて神社の鳥居へ向かいます。するとなにやらにぎやかな声が・・・なんとこの日は長田神社の商工祭!境内には出店がたくさん。 どうりで賑やかなはずです。人ごみをかきわけようやく参拝。

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この日は商工祭!

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参拝。この日の境内は賑やかだった


長田神社
高速長田駅~長田神社

 

須磨を歩く

さて、参拝を終えたもののまだ昼すぎ。さて、どこへ行こうか地図を見たところ須磨が近い。 ということで須磨寺に決定!とりあえずもと来た道を戻り高速長田駅から乗車、須磨寺駅で下車します。 駅から須磨寺へは参道が一直線に伸びています。
この須磨寺には源平の合戦として有名な「一ノ谷の合戦」で源氏方・熊谷直実に討たれ戦死した平敦盛の菩堤を弔う寺です。 平敦盛という武将の名を一度は耳にしたことがあるはず、
そうです。舞台や時代劇で織田信長が 「人生五十年。下天のうちに比ぶれば夢幻のごとくなり~」と謡い舞う幸若舞「敦盛」のモデルとなったその人です。

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須磨寺へ到着

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「平家物語」熊谷直実と平敦盛の場面を再現!

須磨寺から海へ向かって住宅街を抜けながらのんびり歩くこと約20分。綱敷天満宮に到着。 このあたりまで来ると磯の香りがし、海が近いことを実感します。そこからさらに5分ほど歩くと須磨海岸に到着。 さっそく海岸で赤い灯台の姿を発見!「旧和田岬灯台」。説明を読むと登録有形文化財に指定され、 明治時代の鉄骨造り灯台としては本州において現存する最古のものだそうです。ちなみに須磨の浦に来たのはただ、「海が見たかった」 なのでぶらぶら海岸を須磨駅に向かって歩きます。時期が時期ですので当然海水浴する人はいませんが、釣りをする人、 本を読む人など浜にはのんびりとした時間が過ぎていきます。空はどんよりとした曇り空。 雨が降ってきそうなので須磨駅へ向かって歩いていきます。すると前方にはかすかに明石海峡大橋の姿が、 橋の先に見える陸地は淡路島(ちょうどこの時期は鳴門のうず潮が見ごろだった)、しばらく歩くと今回のゴールとなった須磨駅に到着です。

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旧和田岬灯台

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駅の階段を下りると目の前は「海」

須磨寺
須磨寺駅~須磨寺

須磨海水浴場
須磨寺駅~須磨海水浴場~須磨駅

 

 

2008年7月 7日 (月)

記事タイトル

神戸異人館めぐり

事務局サトウです。
今回は前回の酒蔵巡りの間に行った
北野異人館めぐりの紹介です。

生田神社~北野坂を歩く

朝8時大丸前を出発!今日も天気は良く、空は青空!気温も心地よい、いや、むしろ暑い!
歩くこと約15分、生田神社に到着。生田神社といえば神戸大水害や神戸大空襲さらに阪神大震災などの災害を乗り越え復興したため「蘇る神」 として崇敬されているらしい。記憶に新しいところでは有名人が結婚式を挙げていたので知っている人も多いことでしょう。

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神戸の中心街にある生田神社

生田神社から北野坂へ出て坂を上っていきます。北野坂の途中には神戸らしいお店が立ち並んでいます。                            

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北野坂を上る

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中は見学はできなかった

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異国を感じさせる案内版

 

異人館めぐりスタート

北野坂を上りきり、異人館方面へ。旧パナマ領事館の前まで行くと手招きする人あり。 チケット売り場のお姉さん(ここではあえてお姉さんと言っておこう)。 「異人館めぐりをするには複数の館が見学できるチケットを購入するのが一番いいよ」との薦めにより9館特選入館券(3150円)を購入。 実は見学する館によって経営母体が違っているためこのチケットでも「萌黄の館」や「風見鶏の館」 などはこのチケットでは見学することはできません。

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9館特選入館券3150円なり


時刻は9時、入館券を購入後、 ふと思ったのが午後に灘の酒蔵めぐりを行うためには移動時間を含めて3時間の間に9館をさらにあらかじめ見学したいと思っていた「萌黄の館」 と「風見鶏の館」を含めれば合計11館を見学しなければなりません。
ここは効率よく見学するためにまず、チケット売り場の上にある旧パナマ領事館とその向かいにある英国館と仏蘭西館、 ベンの家を見学することに。

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中米らしい明るい建物の旧パナマ領事館

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異人館を走るシティループバス

 

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歴史を感じさせるベンの家

4館を見学し終え、次の旧中国領事館へ向かうべく、歩いていたら気になる坂道を発見! 地図を見るとどちらからでも目的地へは行けることが判明し気になる坂道へ。

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気になる坂道を発見!

坂道は階段状になっており、その階段を上っていくと小物を売っているお店に遭遇。 そのお店の手前で右に曲がってさらに急となった坂道を上っていきます。

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どこまでも続く坂道

坂を上りきり旧中国領事館、北野外国人倶楽部、山手八番館を連続して見学します。
どの館も内装などそれぞれの国の文化や特徴が随所に見られる造りとなっており、楽しめます。

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緑に囲まれた北野外国人倶楽部

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こちらは山手八番館

さて、9館特選入館券もいよいよ最後!ぜひ見ておきたい建物の1つ「うろこの家」と併設されている 「うろこ美術館」に到着。うろこの家といえば、昭文社より出版していた旅の森シリーズの中に「神戸新発見散歩」なる出版物があり、 その表紙を飾っていた神戸を代表する建物です。

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これが旅の森「神戸新発見散歩」。 街の散歩をナビしてくれます

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ご覧の通り「うろこ」 の壁です

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「うろこ」の壁。 近くでみるとよく分かります

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まわりの緑が鮮やか! 美術館の入口

館内では絵画の展示などもあり、各部屋を見て回ります。 最後に最上階へ上がり窓の外の景色を眺めると神戸の町並みが一望できます。

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神戸市街を一望

 

ここにも震災の痕跡が・・・

うろこの家の見学も終わり、9館特選入館券で見学できる施設も終了。 このあと午後には灘の酒蔵めぐりを予定しており、まもなく阪神三宮駅へ向かって下っていかなければならない時間です。しかし、 異人館めぐりではずせない施設があと2つ。まず、神戸の象徴する建物でもある「風見鶏の館」を見学します。 うろこの家から駅に向かって下っていく途中にあるため立ち寄ります。風見鶏の館はうろこの家とは違ってレンガ造り。 この日の空は快晴のため建物がいっそう映えて見えます。

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建物の前は広場。 憩いの場となっています

見学を終え、休むまもなくすぐ近くにある「萌黄の館」の見学に突入! 建物の緑が木の緑に同化して自然な景色の一部になっています。こちらも中を見学し、続けて庭を見学。するとそこには・・・倒れた煙突が、 そこにある解説文を読むと阪神・淡路大震災の際、 屋根にあった煙突が落ちたものを記憶の風化を避けるためにあえてそのままにしてあるとのこと。
意外なところにその痕跡を見つけることができました。萌黄の館を見学し終え、異人館めぐりも終了です。

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地面に突き刺さった煙突

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煙突の解説文

2008年7月 2日 (水)

記事タイトル

酒蔵めぐり(灘編「御影郷・魚崎郷」)

事務局サトウです。
今回は灘の酒蔵めぐりをしたいと思います。
灘の酒蔵といっても灘は「今津郷」「西宮郷」「魚崎郷」「御影郷」「西郷」の五郷からなり、神戸・大阪間の海沿いにあります。今回は 「御影郷」と「魚崎郷」を歩きます。

「御影郷を歩く」

阪神三宮から阪神電車に乗って約10分、石屋川駅で下車してスタートです。

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スタートの石屋川駅

駅を降りて海へ向かって石屋川沿いを南下します。国道43号を越えて地図を開いて位置を確認。 最初のターゲットは「神戸酒心館」。さっそく酒蔵らしい門構えでお出迎えです。
「さぁ飲むぞ!ではなく酒造りを勉強するゾ!」 とはいっても酒蔵めぐりの醍醐味は各施設で試飲と現地でしか売っていない限定商品が購入できることです。 伏見では先のことを考えセーブしましたが、今回はセーブする必要がないため「期待大」です。

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立派な門構えの神戸酒心館

さっそく入るなり「大桶」が・・・、中に入り試飲したのが米米酒。冷えていてうまい! ちょっと変わった後味のする酒ですが、たしかに飲み口は軽やかでした。

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敷地内には大桶が・・・ 「で・でかい」

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ライスパワー全開? 「米米酒」

 

「震災の影響」

1件目を制覇してさっそく2件目へ。海沿いまで出たところに2件目の泉勇之介商店を発見。 今までにない酒蔵の趣のオーラが・・・しかし、戸が閉まっていて気軽に入れる雰囲気ではありません・・・。 しばらくすると2人組みの女性と3人組の男性がやってきて、中からは杜氏さんが出てきて「見学していきなさい」 便乗して急遽酒蔵見学をすることにしました。
男性3人組は岐阜などから、女性2人は京都の伏見から来たそうで、関東から来た私に対してはえらい遠いとこからと珍しがられました。 そんな中「昨日は伏見だったんですよ」というとそこから酒談義が。杜氏さんが言うには「灘の男酒、伏見の女酒」 というそうでたしかに飲んでみると灘の酒は豪快な感じするのに対して伏見の酒は繊細な感じがしました。 もしかすると使用する水の違いによるものなのかもしれません。そんな酒蔵見学の中杜氏さんがポツリ 「震災の時には酒樽が倒れて酒がダメになった。中には倒れた樽の下敷きになって亡くなった人もいて・・・」 震災を経験していないサトウとしては言葉もありません。復興したとはいえ、 震災を体験した人々にとっては決して忘れることのできない出来事であったことを痛感したのでした。それでも最後に 「とにかく水が濁ってしまって使えなかった。復興には時間がかかってしまったよ。移転する蔵もでたりして・・・でも、灘が好きだからね」 の一言に伝統の味を守る職人魂を見たのでした。


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今回巡った中で一番 「古きよき酒蔵」 らしかった面持ちの泉勇之介商店

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酒蔵を見学中

さて、見学の最後にはおまちかねの試飲タ~イムです。辛口の酒は今回試飲した中で一番好みの味でした。 さて、外に出てみるとなにやら広告が「灘の酒蔵探訪」なるスタンプラリーが行われているとのこと。 先ほどの神戸酒心館では気がつかなかったのですが、これは参加しなければと急遽参戦。 スタンプ3つで懸賞応募ができるので神戸酒心館には戻らず、この先の酒蔵でクリアすることに。

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おまたせ!試飲タ~イム!! 

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スタンプラリーに参戦!

泉勇之介商店の酒蔵見学も終え、3件目は瀧鯉蔵元倶楽部酒匠館。灘大橋の傍にあり、 海が近いことを実感!ここでは店頭販売が主となってます。もちろん試飲もでき、ここでも1杯。

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振り返れば灘大橋がよく見えます

 

「酒の町は閑静な住宅街?」

さくっと3件目を終え、次なるターゲットは白鶴酒造資料館。「はくつ~る♪」 でおなじみの酒造会社です。そういえばたしかにあちらこちらに酒蔵は点在しているのですが、よく見てみると実は閑静な住宅。 たしかに駅から近いし不便ではなさそう。途中の御影本町では平日の昼過ぎということもあってかさすがに人はまばら、 そんな中ナゾの提灯を発見!「なんだか文字らしきものが・・・」なんだろう?と考えているうちに白鶴酒造資料館に到着!

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閑静な住宅街に酒蔵が点在しています

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ナゾの提灯、発見! (知っている人、教えて!!)


灘の酒蔵(前半)
ここまでの経路

到着するなり、目の前には美しいばかりの庭園を持つ資料館が、資料館は酒蔵をイメージした建物であり、 となりの近代的な酒蔵とは対照的かつ、印象的です。

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立派な資料館「白鶴酒造資料館」

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さっそく中へ

資料館の中は酒造りの工程が人形を使って事細かに紹介されています。ご覧の通りサラシに鉢巻き、 フンドシです。ちなみにこの人形、結構リアルなつくりとなっています。当たり前のことですが、昔は全て手作業だったのですね。

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当時の酒造りを再現

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天井の低い場所での作業もあったようだ

一通り見学も終え、ここでもお楽しみ試飲タ~イム!!ここでは白鶴酒造資料館限定「白鶴」を試飲。 ところでこの試飲ルームに見かけた顔が・・・、さらに入口付近にも・・・そう、先ほど泉勇之介商店で一緒に酒蔵見学をした方々が。 まぁスタンプラリーをしていれば当然会うか。同じ目的を持った者同士、妙な親近感が湧きます。

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限定に弱い・・・

灘の酒蔵(中)
白鶴酒造までの経路

 

「魚崎郷を歩く」

白鶴酒造資料館の見学を終え、5件目の菊正宗酒造記念館に突入ですが、途中「御影郷」から「魚崎郷」 へ変わります。「さらば御影郷!」さて、「魚崎郷」に入り、最初のターゲットとなるのは「菊正宗酒造記念館」。こちらもおなじみ 「きくまさ~むね♪」(さっきと同じか・・・ )の菊正宗です。

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これより「魚崎郷」

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こちらも立派な門構え

記念館に入るとちょうど別の団体客さんが、職員の方が酒造りの工程について案内されるところでした。 これは幸いと便乗に成功!しかし、ちょっとクセのある方で麹の話やら道具の話をしているときにポロッとダジャレが・・・ せっかくいい話なのに・・・。まぁ場は和んでいるし、ここは軽く受け流して進みます。

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ギャクを受け流しながら見学

見学を終え、ここでもお楽しみ試飲タ~イム!早速戦闘モードに。ここでビックリ!ナント! 複数の飲み比べができるではないですか。まずは、非売品といわれている「しぼりたて生原酒を味見(味が良かったので何度かお替り!)。 次に隣に置いてあった「季節限定にごり梅冷酒」 (日本酒と梅酒を割ったもの)を味見。これが美味かった!斬新な味わい。 こんな飲み方もあったのかといった感じです(すいません。こちらもお替りしました)。さらに菊正宗特製の「なら漬」を試食。 締めは伏見の時と同様「酒蔵ジェラート」を完食。日本酒を堪能して菊正宗酒造記念館をあとにしたのでした。 

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斬新な味わいの 「にごり梅冷酒」

灘の酒蔵(中2)
菊正宗酒造記念館までの経路

さて、満足しながら6件目のターゲットを櫻正宗記念館「櫻宴」に絞って歩きます。
途中、酒蔵をイメージした案内板を発見!標示も多言語対応。酒蔵も国際化が進んでいる?のでしょうか。さらに歩いていくこと約5分。 第6のターゲット、櫻正宗記念館「櫻宴」に到着。こちらも他と同様、酒造りの工程が分かるような施設が併設されています。 施設を一通り見学し終え、今日6回目の試飲タ~イム!
まず、普通に試飲しつつ、ここでは利き酒セットを購入。「純米大吟醸」「純米酒」「赤雫あか」の3点セット。特筆すべきは「赤雫あか」 幻の赤米を使用した酒はワインのような色合いです。

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多言語標示されている案内板

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写真を撮ることを忘れて飲んじゃいました


絞りつつ歩いていると電話が・・・なにか緊急事態か?しかし、お猪口とはいえ、 既に6件の酒蔵めぐりによって結構な量を飲み、かつ、この日は暑かった・・・多少酔いつつも何か話したような・・・なんと答えたか・・・ 多分大丈夫でしょう。
そして、本日7件目いよいよ最後、浜福鶴吟醸工房へ到着です。こちらでは現在使用中の施設を見つつ、酒造りの工程を見て歩きます。
見学を終えてもちろんお約束、本日7回目の試飲タ~イム!かる~く1杯試飲して終了。「歩いては飲み、歩いては飲み」 を繰り返したので写真はなくてももう充分でしょう。

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本日7件目、 浜福鶴吟醸工房

 

「酒蔵めぐりを終えて~それから~」

酒蔵めぐりを終えて魚崎駅に向かいます。途中、魚崎八幡宮にある大きな木が印象的で思わず写真を。 駅へ向かってさらに歩くと今度は「魚崎郷」のモニュメントが。モニュメントには酒造りの様子が描かれていてさすが酒の町! ここから駅まではすぐ、時刻も午後4時。時間もあるので7月で見納めとなる道頓堀の「くいだおれ人形」を見に行かねば。 ということで大阪へ行ったのでした。

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大きな木が目立つ魚崎八幡宮

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魚崎郷のモニュメント(4つの郷にもあるのだろうか?)

灘の酒蔵(後半)
魚崎駅までの経路

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まもなく閉店です。 残念!

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別れを惜しむ人々

そうそう、忘れていました。スタンプラリーですが、 実は白鶴酒造資料館でスタンプ3つゲットしましたのでその場で応募しておきました。後日、自宅に1通の封筒が・・・。 2008灘の酒蔵探訪実行委員会より図書カードが当選したとのことで図書カードをいただきました。ちょっとした記念です。

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当たった図書カード

 

 

2008年6月26日 (木)

記事タイトル

酒蔵めぐり(伏見編)

事務局サトウです。
久しぶりの更新です。突然ですが、話はさかのぼります。今回はGWの散歩のレポートです。今回のテーマは「酒蔵」。 最近では焼酎ブームに押されている日本酒ですが、今回は酒どころ「京都伏見」「神戸灘」をメインに散歩してきました。

西の酒どころと言えばやはり「伏見」と「灘」そこで、ここは一挙に両方歩いてみましょうか。と突然思い立ったわけです。思い立ったら “即行動”まずは「伏見」に決定。JR京都駅から乗り換えてJR桃山駅で下車。ここから伏見の酒蔵方面へ歩いていきます。

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今回はJR桃山駅からスタート

しばらく歩くと御香宮神社に到着。大きな門に惹かれるようにふらっと境内へ。鳥居を越え境内を歩いて行くとそこには「御香水」 という湧き水が・・・ノドを渇いていたこともありここは助かったとばかりに水を調達。 ここ伏見ではこのような湧き水がいたるところにあります。

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御香宮神社に到着

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透き通った湧き水

湧き水をぐびぐび!商店街を通り過ぎ酒蔵方面へ。周りを見渡すと酒まんじゅうの店などがあり、「酒の街」の雰囲気が、 さらに進むといよいよ酒蔵の町「伏見」に到着です。

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途中にあった酒まんじゅうの店

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酒蔵の町「伏見」に到着


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さすが、酒の街「伏見」

到着するなりさっそく、散策開始。
酒の街の雰囲気は抜群!歩いても歩いても板張りの蔵が続きます。
時刻は11時。伏見に来たなら乗っておきたい乗り物があります。それは「十石舟」 伏見は江戸時代に商業港湾都市としての整備が行われ港町として繁栄した街でもあります。そこで、その雰囲気を味わうべく船乗り場へ。しかし、 次の乗船時間は午後1時20分。2時間以上もあるため付近を散策することに決定!

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水運の町「伏見」を走る十石舟と酒蔵

まずは坂本龍馬所縁の「寺田屋」へ
寺田屋といえばまた、寺田屋事件で龍馬の妻となるお龍の転機で、危うく難を逃れた所としても有名な場所。 部屋には今もなお刀傷や弾痕が残っています。

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坂本龍馬所縁の「寺田屋」

さて、寺田屋を見学後、まだまだ時間があるため、月桂冠大倉記念館を見学すること。 入場料を払うと入場券のほかにワンカップ酒がついてきます。「さすが酒蔵!」さっそく中を見学です。 日本酒を造る工程や大きな貯蔵樽を見ながら中庭へ、そこには湧き水があり飲むことができます。透き通った水を見て「これが美味しい酒の源か」 と感心。

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酒蔵らしい建物

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大きな樽

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月桂冠の酒の源!「さかみづ」

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伏見を代表する景色

月桂冠大倉記念館を出るとちょうど午後1時、舟乗り場へ向います。11時の段階で乗船券は予約済みのため乗船券を購入します。 するとここでもワンカップ酒のおまけが・・・
舟に乗り込み出発です。舟はすべるように川面を進んでいきます。
コースは月桂冠大倉記念館裏乗船場→三栖閘門→月桂冠大倉記念館裏乗船場です。

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十石舟からの風景

川の景色を楽しみながら三栖閘門へ到着。 三栖閘門は伏見より流れる濠川と宇治川との段差を閘門によって船の往来ができるようにするものであるだけでなく治水施設としての役割も担っていました。

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三栖閘門から伏見方面を望む

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三栖閘門資料館

さて、三栖閘門の見学も終わり月桂冠大倉記念館裏乗船場へと戻るため再び十石舟に乗船します。舟から酒蔵を眺めながら、 進むと川辺には酒蔵を描く人達が多く見られます。絵に残したい風景とはこのことでしょう。

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十石舟から見る酒蔵

月桂冠大倉記念館裏乗船場へもどり、再び散歩を開始です。向ったのは黄桜カッパカントリー、黄桜の酒蔵です。 こちらは酒の製造工程のほかに過去のCMの歴史など「あぁ~あのCMね!」といった懐かしいCMが上映されています。 ここ黄桜では地ビールも製造しており、この日の暑さも手伝って、昼真っからビールをオーダー、ググゥーと一気に飲み、 ほろ酔い気分で散歩を再開です。

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カッパでおなじみの黄桜

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黄桜のも湧き水「伏水」

酒蔵の町「伏見」を満喫しつつ、感じたことが一つ。趣のある建物の後ろにマンションが
建っている風景をよく見たような。ここ伏見にも近代化の並みが押し寄せているのかもしれません。 趣のある町もいずれは貴重なものになるのかもしれません。

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古い町並みが消える?

さらに歩いていくと面白い町名が、その名も「恵比酒町」。東京に「恵比寿」がありますが、ここ伏見では「寿」が「酒」 に酒蔵に相応しい町名です。

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「恵比酒町」きれいな町名です

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見学はできなかったが酒蔵らしい建物を発見!

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酒蔵らしい風景

伏見の散歩も満喫し、そろそろ土産を買うべく土産物屋へ、そこで酒数本購入しさらに酒かすあいすを購入。 アイスの味はほのかに日本酒の香りがします。

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さすが、酒の町伏見。銘柄もたくさん!

お土産を購入し、この日の酒蔵散歩は終了。翌日以降の「灘の酒蔵めぐり」に備えることにしました。 (灘の酒蔵については次回に紹介します)