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2007年2月28日 (水)

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地球環境映画祭

 今年で15回目を向かえるEARTH VISION主催の「地球環境映画祭」が、3月9日から11日まで、東京四谷で開催されます。

 今年のアカデミー賞では地球環境問題を正面からとらえた「不都合な真実」がドキュメンタリー賞を受賞。 環境問題への関心の高さを物語っています。

「地球環境映画祭」では、アジアとオセアニアの国々から作品を公募。その中から今年度の受賞作品17本が上映されます。 シロナガスクジラの生態を捉え、幻想的な海中風景が評判の「ビッグ・ブルー」。農薬問題に取り組んだ「危険なオレンジ」。 子供のための環境映像プログラム等々、17本の多彩な作品が上映されます。

 身近な問題として、我々が住むこの地球の環境を考えさせてくれます。

■EARTH VISION 地球環境映画祭

2007年2月25日 (日)

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赤城大沼

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 前夜、ぐんま天文台から赤城山へ移動して、こちらでは息を飲むような星空を拝むことができました。しかし、氷点下11℃は寒かった。

 月明かりに浮かぶ赤城大沼は幻想的でしたが、湖面を渡る強風でまともにそちらを向いていることはできません。

 翌朝は打って変わって穏やかな天気、氷結した湖上はワカサギ釣りで賑わっていました。

2007年2月24日 (土)

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ぐんま天文台

 週末はスノーシューイベントの共催をしている 「野遊び屋」 の雪洞キャンプに参加する予定だったのですが、開催地の岐阜方面が雪不足で雪洞を掘れるような状況ではなく、計画が流れてしまいました。

 そこで、関東近辺で雪洞が掘れるような場所と、上越県境の谷川岳方面を考えたのですが……昨日、 関東地方にまとまった雨をもたらした低気圧が太平洋に抜けて、冬型が強まったため、今日は季節風が吹き荒れて、さすがに危険な状態。

 結局、上越方面に向かったものの、山ではなく、以前から気になっていた「ぐんま天文台」を訪ねてみました。

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 ぐんま天文台は、2000年に群馬県の人口が200万人を突破したことを記念して設立されたもので、 群馬県北部の上毛の山々が連なる高山村の高台にあります。

 磯崎新設計になる建物は重厚なコンクリート打ちっ放しで、室内空間はとてもゆったり取られています。一般に広く開放されていて、 昼間は太陽観測のリアルタイム映像がホールに映しだされ、 夜はこの天文台が誇る11m反射望遠鏡と65cm望遠鏡を使った星空観測会が開かれます。

 高山村では、この天文台が星を観測しやすいように村の条例で、光害を防ぐことが定められていて、 街灯や建物からの明かりを空に向けないような工夫がなされ、この村を挙げた協力のおかげで、 都市近郊では見にくい冬の天の川も観測できるそうです。

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 また天文台の外には、古代インドの星座観測装置と、イギリスのストーンヘンジが再現展示されていて、 これを使った観測の様子も見学することができます。

 当日は、関東平野のほうはすっきりと晴れ上がっていたのですが、上越の山々が近い天文台付近は、 上空は晴れているものの山からの飛雪が舞って、夜の観測は微妙な状態。結局、この日の夜の観測会は中止となってしまいました。 雪不足で雪洞を諦めて天文台に来たのに、こちらでは雪のせいで観測できないという皮肉。

 でも、ここは、昼間はピクニック気分で野原でのんびりして、夜には星座観測というセットで一日楽しめる場所なので、 また気が向いたら足を運ぼうと思っています。

ぐんま天文台

2007年2月22日 (木)

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2007コールマン新製品 その2

 この週末は岐阜の山奥で雪洞キャンプの予定が、各地雪不足で難しい状況に……。東京は、結局、初雪が降らずに冬が終わりそうですね。

 せめて、冬の名残をと、週末は雪洞はあきらめて、雪の中でテントを張ってのんびりしてこようと思っています。

 さて、今日は、前回お伝えしたコールマン2007年新製品の気になるアイテムの後編をお届けします。

 

●チェア&テーブル

 昨秋の展示会で、もっとも気になったアイテムが「シンク付コンパクトクッキングテーブル」。 同行した筋金入りのファミリーキャンパーK氏は、これがいたく気に入って、「展示品買って帰れないかなぁ」などと、 本気で呟いていた商品です。

 背の高いポールにウォータータンクとランタンを吊るし、サイドにはビルトインしたようにツーバーナーを収納、 家庭のシンクと同じ使い勝手がアウトドアで実現できてしまいます。

 もう一点は、「ロッキングチェア」。以前から、 ゆったり腰掛けられるハイバックチェアはありましたが、これは、ロッキング機能を持たせて、さらに標準で大き目のヘッドレストを装備して、 俄然アウトドアでの昼寝が楽しくなりそうなチェアです。

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●クッキング

 キャンプといえば、やはり焚き火の自然な炎がほしいもの。また焚き火跡の熾き火を使って、バーベキューや、 家庭ではなかなかできない煮込み料理やダッチオーブン料理を楽しみたいものです。

 最近は直火を禁止するサイトが多くなり、かつてのように薪を集めて焚き火をすることがしにくくなってしまいましたが、 この「ステンレスファイアープレース」を使えば、心置きなく焚き火や炭火料理が楽しめます。

 作りはステンレス製でしっかりしているので、重いダッチオーブンをどっかり据えても大丈夫。持ち運び時は、 折りたたんで非常にコンパクトになるので、トランクの片隅に常備しておいてもいいでしょう。

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●クーラーバッグ

 コールマンのクーラーバッグというと、樹脂製の大型バッグやステンレス製のヘビーディーティを絵に描いたような、 いかにもアメリカンアウトドアな製品が思い浮かびますが、これはバッグ自体が軽く、持ち運びに便利な「ソフトクーラー」 です。

 ファミリーキャンプや大人数のキャンプに最適な45リットルサイズはキャスター付。他に、35、25、 15リットルの各サイズが用意されているので、キャンプスタイルや人数によって選ぶことができます。

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●キャンピング講座

 さらに、コールマンジャパンでは、 これからキャンプを始めたいファミリーやファミリーキャンプのビギナーの方々を対象にした「コールマン・キャンプカレッジ」 を今年も開催します。

 テントの設営やストーブ、ランタンの使い方、簡単なロープワークなど、キャンプのベーシックなテクニックから、 実際にアウトドアクッキングで料理を作って楽しんだり、カヌーやアウトドアヨガなどのアクティビティも用意されていて、 アウトドアの雰囲気を十分満喫しつつ、キャンピングノウハウが学べます。

 テントをはじめ、様々なギアもレンタル可能なので、 これから用具を揃えてファミリーキャンプを始めてみたいという人に最適のイベントです。また、 コールマン新製品を実地に試してみたいという人にもお勧めです。

 

■コールマンホームページ

■コールマン・キャンプカレッジ

2007年2月20日 (火)

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2007コールマン新製品 その1

 以前、このコーナーでコールマン展示会のご紹介をしましたが、 そこで紹介されていた新製品が続々リリースとなりました。

 オートキャンパーから絶大な信頼を得ているコールマン商品、今年は、斬新なモデルが目白押しです。

 今回は、多彩な新ラインナップの中から、個人的に気になったアイテムを紹介してみましょう。

 

●テント、タープ

 ワイドな新型ベンチレーションを装備して通気性能を向上させ、 さらにルーフ部分を後ろ側にラウンド状に引き出して後室のユーティリティを向上させた「タフワイドエアドーム」

 シンプルで設営しやすい構造ながら8人の大人数が収容可能な「マックスワイドドーム360」は、 ラウンドドーム構造を採用して、壁面を立ち上げて圧迫感のない室内空間を確保。さらに、 ダイナミックベンチレーションと大型サイドウインドウを装備して、夏にも快適な通気性を確保している。

 虫などが入らないクローズ空間、アウトドアの雰囲気を直接感じられるオープン空間、その二つを両立したメッシュウォールタープは、 コールマンがそのスタイルを確立しました。新型の「パラタープDX」は、 全面にメッシュウインドウを設けてオープンエア感覚を最大限に生かすとともに、フルクローズを可能とすることで、 雨の日も安心してアウトドアダイニングを楽しむことができます。

 ドームテントとドッキングすれば、ゆったりとした寝室空間とリビング空間が部屋続きとなる「アウトドアスイート」 ともいえる空間が出現。いちどそんなスタイルでキャンプしたら病み付きになりそうです。

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●スリーピングバッグ

 ファミリーキャンプの定番スリーピングバッグといえば、いつも家庭で使っている布団のように、 ラフに使えて圧迫感のないレクタングラータイプ。「コンフォートマスタースリーピングバッグ」は、 掛け布団側には軽くて保温性の高いダウンを使い、掛け布団側には耐久性の高いホロファイバーの中綿を使ったセパレート式ハイブリッドタイプ。 寒いときにはドローコードで登山用のマミータイプ(ミイラ型)と同じように襟元を絞れるようになっている。

 セパレートタイプなので、敷布団をピクニックのグランドシートに使ったり、掛け布団をブランケットに使ったりと、 いろいろ応用できるのもうれしいところ。

 定番の「スリーピングバッグクラシック」シリーズは、5℃以上、10℃以上、15℃以上と、 適温レベルに合わせた三種類を用意。肌触りのいいコットン裏地で、ピローも標準装備して、普通の布団感覚で使えます。

 テント内でもベッドの寝心地にこだわるエアーマット派に向けては、コンパクトで携帯性に優れたミニ電動ポンプ 「6AAクイックポンプ」をリリース。単三電池を電源にしているので、従来の充電式のように電池切れの心配もありません。

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●ランタン

 コールマンといえば、ガソリンランタンが定番ですが、展示会で気になったのは、まったく新型のLPガスランタン 「ピナクルLPガスランタン」。ガソリンのツーマントルを押しのけて、コールマンの最大光量となるランタンは、 キャンプサイト全体を明るく浮かび上がらせそうです。

 本体は、そのままケースにスライド収納できてカサは半分に。ガソリンランタンと比べて、 軽量コンパクトなところも大期待です!!

 もう一点もLPガス使用の「スクエア2マントルLPガスランタン」。グローブがスクエアな形をしていて、 付属のリフレクターを使うことで、150Wの大光量を一方向に集約することができます。

 照らしたいところのみを明るくできるので、ムードランプのような使い方もできそうです。

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その2に続きます

2007年2月18日 (日)

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モンベルクラブ五條ユースホステル 3月オープン

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 アウトドアギア、グッズのメーカーであり、様々なアウトドアアクティビティも展開するモンベルが、 ユースホステル事業に乗り出します。

 奈良県の吉野川に面して、リバーアクティビティの拠点として親しまれてきた「モンベルクラブ五條店」が、
 宿泊もできるモンベル初の複合型ショップ「モンベルクラブ五條ユースホステル」 へとこの3月に生まれ変わります。

 リニューアルオープンは2007年3月3日13:00の予定。それまでは改装工事のため、 ショップはお休みとなります。

「新しいショップでは、奈良・吉野川に面した立地をフルに生かし、自然のなかで存分に楽しんでいただくための遊・食・ 寝をトータルプロデュース。 M.O.C.のイベントや川遊びのベースとして、 ゆっくり寛げるユースホステルやカフェテラスとして・・・。 さまざまなサービスを合体させた、新しいモンベルクラブ・ ショップを目指します」とのこと。

 アウトドアアクティビティのエキスパートであるモンベルが遊・食・寝を面倒みてくれるということは、ぼくたちは、 身一つで遊びに行けば、本格的なアクティビティを楽しんで、ホスピタリティも満喫できるというもの。 アウトドア業界初の試みに、 期待しましょう!!

 3月4日はオープニング記念イベントも開催されてるので、お近くの方は、ぜひ足を運んでみてください!!

■モンベルショップ情報ページ
 

2007年2月17日 (土)

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喪失感

 今週、春一番が吹いて、その翌日には冬への揺り戻しがあった。

 春一番が吹き荒れた当日、ぼくは浜名湖のほとりにいて、白波の飛沫を浴びていた。夕方、一発の砲撃のような春雷が鳴り、 季節が一瞬にして変わった。

 風は南東から北西に移り、一時的に冬型の気圧配置になったが、それはバタフライ式の扉を開けて外に出たら、 反動で扉が一瞬反対側に開くようなもので、一瞬の揺り戻しでしかない。

 曖昧な冬から、春へ。東京では、今日になっても初雪は降らず、ついに雪を見ないまま、冬を実感できないまま、 季節は春へと切り替わってしまった。

 一方、気まぐれな春の嵐は北では猛吹雪をもたらして山スキーのツアーを雪崩の生け贄にした。長野県内でも遭難が相次ぎ、 ついに山での犠牲者が史上最悪を記録した。

 明確な四季が無くなり、季節と季節の狭間が入り乱れて、時に気まぐれな、そして甚大な天災をもたらす。

 かつては、自然の中にあって、風を感じ、雲を眺めて、自然と会話することができた。自然は、穏やかに四季の変化を見せて、 それぞれの季節には移ろいのメッセージを明確に伝えてきた。子供たちも、季節ごとに、虫を追ったり、花や草を摘んだり、 木の実をとったり、雪だるまを作ったり、季節とともに遊び、自然と交感し、季節の移ろいに合わせて変化し、成長した。

 盤石で安定していたと思っていた自然が、不安定で気まぐれなものになり、ぼくたちを慈しんでいてくれたはずなのに、 思いもかけない仕打ちを与えてくる。エコやサステイナブルをいくら唱えても、ぼくたちはますます自然から乖離していってしまう。

 物体は大きくなればなるほど、重くなればなるほど、動かし始めるのは大変だが、それを一度動かしてしまうと慣性が働いて、 今度は止めるのが難しくなる。地球環境という途方もなく巨大で、安定だと思っていたものを動かしはじめてしまったぼくたちは、 それを止めることができるのだろうか?

 一つ、はっきりしているのは、たとえそれが止められても、もとには戻せないということ……。

 自然とともにあった懐かしい時代や明確な四季を失ってしまったという喪失感は、とても大きく、これ以上、 失ってはいけないと痛切に感じる。

 でも、ふと思う。

 地球が、我々人類という「種」を失ったとき、ガイアの魂は、どれほどの喪失感を持つのだろうかと……。四季を失い、 巨大な天災をもたらす地球は、異常に繁殖しすぎた「人類」というウイルスに対して、正常な免疫反応を示し始めただけなのではないかと…… 。

(OBTブログより転載)

2007年2月15日 (木)

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浜名湖

浜名湖
昨日の春嵐から一転、今日は穏やかな天気になりました。

2007年2月14日 (水)

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パワーボート試乗会

パワーボート試乗会
浜名湖に、パワーボートの試乗会に来ているのですが……荒れ模様です。

2007年2月10日 (土)

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地球の旅人

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 1月2日から恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館で開かれている「地球(ほし)の旅人」展を観てきました。

 山岳写真の菊池哲男、動物写真の前川貴行、そして樹林をモチーフにする林明輝の三氏のジョイントとなるネイチャーフォトの世界は、 動物たちが過酷な自然の中で見せる神々しさや人間的なペーソスに始まって、山の雄大さと、昼から夜、 夜から昼への変遷の中で見せる様々な表情、さらに身近な里山で繰り広げられる想像を絶する色彩のページェントと進んで、 ぼくたちの生きるこの地球(ほし)の営みの素晴らしさを教えてくれます。

 地球温暖化とその顕著な影響である暖冬に見舞われて、環境危機の到来を肌身に感じる今だからこそ、 こうしたネイチャーフォトに触れて、自分たちの住むこの星のことを愛しく思う気持ちを育まなければと思います。

 今月18日までですので、ぜひ出かけてみてください。

■東京都写真美術館■
http://www.syabi.com/

2007年2月 8日 (木)

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アウトドアベーシックテクニック vol.2 サブザック

 アウトドアを楽しむためのグッズ選びやノウハウをお伝えする「アウトドアベーシックテクニック」の第二弾は「サブザック」と 「ハーネスシステム」をお送りします。

 

●サブザック

 キャンプをベースに、 クライミングやバードウォッチングなどプラスアルファのアミューズメントに出かけるときに必要となるのがサブザックです。 先に紹介したように、ぼくは、カリマーやミレーのザックをよく使います。サブザックとして考えられるのは、中型のアタックザック、 デイパックなどの小型ザック、ウェストバック、あるいは収納部をたくさん設けたマウンテンパーカなどです。いずれをチョイスするかは、 何をするかによって決まってきます。

 キャンプをベースに周辺を散策する程度なら、大きめのウエストバックやデイパックで十分です。 ベースから比較的離れた場所にまでトレッキングするなら、雨具などかさばる必要装備も増えるので、中型のアタックザックが適当でしょう。

 また、まだ自力でラフロードを歩くのがおぼつかない幼児連れなら、ベビーキャリーを利用すると行動半径がだんぜん広くなります。 これは、エクスターナルフレームパックと同じようなもので、パックの代わりに赤ちゃんを乗せるキャリアを装備したものです。

 ぼくが現在もっともよく使っているザックは、湾曲したエクスターナルフレームにパックを装着して、 パックと背中の間にクリアランスをとって蒸れなくした「エアスピードサスペンション」システムを採用した「オスプレー・アトモス25」 のLサイズです。

 これはアドベンチャーレース(ボルビックトロフィーやサハラマラソンなどの耐久クロスカントリーレース)のエントラントに好評のモデルです。

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**背中にフィットしやすく、メッシュ使いで蒸れないエアスピードサスペンションを装備した「オスプレー・ アトモス25」。激しい動きを伴うアウトドアアクティビティにお勧め。

 

●ハーネスシステム

 キスリングザックから縦型のアタックタイプへという変革の中で、もっとも変わったのがハーネスシステムです。

 キスリングザックでは単にザックのトップとボトムの両サイドを結ぶショルダーベルトがあるだけで、 荷重はすべて両肩にかかる構造になっていました。重い荷を背負うときには、ショルダーベルトが肩に食い込んで、肩が擦り切れるため、 タオルを挟んだり、頻繁にベルトをずらして背負ったり、苦労したものでした。

 縦型ザックになると、ショルダーベルトの役割は、背中の適切な位置に荷を固定させることがメインとなり、 肩への荷重はぐっと少なくなって、キスリング時代の苦労はまったくなくなりました。 荷の重さを受け止めるのはウエストベルトの受け持ちとなり、パッキングから、ザックの背負い方、歩き方まで大きく変わりました。

 中型以上のザックは、どれも太く厚いウレタンのパットが入れられたヒップベルトを装備しています。 これをちょうど腰骨に乗せるようにフィットさせて、腰で荷重のほとんどを受けるようにするのがザックの正しい背負い方です。 ショルダーベルトだけの場合に比べると、体の重心位置に近いところに荷重が集中するため、重さを感じずにすみ、 さらに歩行やクライミングの際にバランスをとりやすくなっているのです。

 ハーネスシステムの最大の利点は、背負う人の身長や体格に合わせて微妙なアジャストが可能なことです。 荷重の大部分がかかるウェストベルトを腰骨の上に載せて位置に合わせ、 さらにショルダーベルトとザック本体のジョイント部分を肩の高さに合わせます(各メーカーでアジャストシステムは微妙に異なります)。 それで、ほぼどのような体型でも荷が背中にぴったりとフィットするはずです。調整の済んだザックを背負っている姿を横から見ると、 ちょうど背中に子供をおぶった形になります。それが、人間工学的にもっとも安定するスタイルというわけです。

  さらに、最近のザックは、左右のショルダーベルトを胸のあたりでジョイントするチェストベルトが装備されています。これは、 左右に広がろうとするショルダーベルトを引き戻して、肩が開くのを防止する役割をはたしています。
  ハーネスシステムは、フレーム、背面パッド、ショルダーベルト、チェストベルト、ウエストベルトと、その相互補完機能を指しています。
 ハーネスは、確実に自分の体に合わせてアジャストしておく必要があります。ショルダーベルトやチェストストラップは、 歩行中でもフィッティングを調整できるので問題ありませんが、ショルダーベルトの取り付け基部のアジャストや、ウエストベルトの高さ調整は、 背負ったままではアジャストできないので、フィールドで使い始める前に必ず調整をしておかなければなりません。とくにメインザックは、 大きな荷重がかかるので、フィッティングがルーズだと、荷の安定が損なわれ、体力を消耗することになります。

 

ハーネスシステムは、自分の体にぴったりフィットするように調整してこそ真価を発揮します。ウエストベルトとともに、 ショルダーベルトの取り付け位置を調節し、さらに、ザックが体から離れないように、 本体をショルダーベルトに引き寄せます。 ちょうど、子供が背中におんぶしたような形でザックがフィットしていれば、 長時間、 重いザックを背負っていても疲れが少なくて済みます。

■関連■
アウトドアベーシックテクニック 「Step1 ベーシックグッズ」

 

2007年2月 6日 (火)

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ツリーイング体験会

 先日、このコラムでもご紹介したツリーイングの体験会に行ってきました。

 2月4日、埼玉県内にあるごく普通の公園の雑木林。待ち合わせの11時に到着するとツリーマスターアカデミー北関東支部の梅木さんと金山さんが、 すでにセッティングを終えて、高さ7~8mの樹上にツリーボートというハンモックのようなテラスが掛けられ、 今回参加した10人分のロープがつり下げられています。

 ツリーマスターアカデミーでは、ダブル・ロープ・テクニック(DRT)という方法で樹に吊り下げられたロープだけを頼りに、 ハーネスを使って安全に簡単に登れるテクニックを教えてくれます。

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**専用のシットハーネスとヘルメットを着用して準備完了!!**

 この、ロープを利用した木登りの技術は、アーボリスト(樹木医) が樹上作業を安全に行うための手段として世界各国で様々な形で利用されてきたもので、樹木に対するインパクトも少ない、 非常に合理的な方法です。これを応用したレクリエーションとしてのツリーイングは、1980年代の前半にアメリカで誕生しました。

 方法はすこぶる簡単。木の枝に逆U字状のロープが通るホースのような道具を掛けて、 ちょうど昔の手繰り式の井戸の水桶を持ち上げるように、自分で自分を持ち上げる仕掛けになっています。

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**簡単なレクチャーの後、「木登り開始」。びっくりするほど簡単に、力も入れずに、 空中世界へ!!**

 木に掛けられたロープにはハーネスを使って自分のからだを吊るし、 反対側のロープを鐙状にしたループを踏み込むことで手繰り寄せて上っていきます。

 ハーネスの装着方法を習い、ヘルメットを被ってから、ロープの結び目にカラビナを掛けてぶら下がり、あとは、 インストラクターの梅木さんがやった要領で、鐙に足を掛けて体重を掛ければ、そのまま苦もなく体が持ち上がっていきます。

 当日は風が強く、ロープにぶら下がっているとブランコのように揺れたり、体が回転して、少々安定感がなかったものの、 あっという間に、雑木林の天井世界へ。

 見慣れた公園の雑木林が、上から見ると、とても明るく広々して見えます。風にしなる木にぶら下がって目を瞑り、 やさしい木漏れ日を浴びていると、木にぶら下がっているのではなく、 空中を風に揺られて浮遊している不思議な生き物になったような気がしてきます。

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**普段見慣れた公園の雑木林をこのアングルから眺めると……**

 樹幹に張られたツリーボートに潜り込むと、これは4点で支えられているので、見た目よりはるかに安定して、ここでランチをしたり、 昼寝をしたくなってきます。

 ツリーボートの上で横になって、さらに上に伸びた枝を見上げていると、樹が風に柔軟にしなって、ダンスを踊っているように見えます。 そのしなやかな動きからは、樹がやさしい心を持った生き物であることを実感させ、その腕に抱かれていることで、 とても深くリラックスしてしまい、そこから降りたくなくなってしまいます。

 梅木さんたちは、このツリーイングを一般の人のアクティビティだけではなく、心を病んだ子供たちや、 身体にハンディキャップを持った人たちに、体験してもらうことも積極的に行っています。

 心を病んでしまうのは、人一倍感受性が強く、ナイーブであるからでしょう。梅木さんたちが木の上に案内したそういう子供たちは、 単なるアクティビティとしてツリーイングを楽しんでいる人たちに比べて、木のぬくもりや木が語りかけてくる言葉をはるかによく理解して、 無上の笑い顔を見せてくれるそうです。

 今回、ぼくが呼びかけて参加してくれた10人のメンバーは、みんないっぺんでツリーイングの虜になり、 この新しい世界にすっかり魅了されていました。

 ツリーマスターアカデミーでは、ツリーイングを次のように定義しています『対象である木(Tree)につけられた「ing」は 「木に登る~Climbing」「木から学ぶ~Learning」「お互いに共有する~Sharing」の3つのingを表しています』。

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**ツリーボートは、まさに「空中テラス」いつまでも離れたくなくなってしまう**

 木に登り、木と対話して、互いに同じ体験を共有したメンバーは、いっぺんで心がひとつになりました。

 ツリーマスターアカデミーでは、全国各地でツリーイング体験会を開催しています。ぜひ、一度、体験会に参加して、 木と友達になってください!!

ツリーマスターアカデミー

2007年2月 3日 (土)

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山の天気は……

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**「地蔵の頭」から妙高方面を望む。東側の展望は開けて、 すべてのピークが見渡せた**

 昨年の春から取材をしてきたNBS長野放送の特番の収録が佳境を迎え、北アルプスの尾根筋に「風切地蔵」を求めて登ってきました。

 初日は春のような陽気で、空は快晴。五竜遠見尾根の中腹にある「地蔵の頭」まであっという間に登り着き、大展望を楽しみました。

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**北アルプスの主稜線もときおり姿を現す**

 今年は「暖冬雪不足」といわれて、例年なら豪雪に閉ざされたような場所がほとんど雪がない状態。白馬もこの例に漏れず、麓では 「積雪」というよりも「雪がかろうじて着いている」といった状態。一方、例年ならまだ積雪はさほどでないはずの八ヶ岳あたりにはしっかりと雪があるのが対照的です。 異常気象になると、こうした逆転現象が頻発するということですが……。

 さて、翌日は、発達した低気圧が東の海上に抜けていき、西高東低の気圧配置に。朝から森々と雪が降り積もり、 その勢いが増していきます。

 二日目は、五竜遠見尾根の北側に伸びる八方尾根の中腹にある八方池まで行く予定です。

 ゴンドラとリフトを乗り継いで、さらに2時間余りの登りとなりますが、こちらはリフトに乗っている時点で、吹き降りが強く、 真っ直ぐ前を向いていられない状態。

 早朝からの雪で尾根伝いのトレースも消えてしまい、歩き出して振り返ると、もう自分たちのトレースも怪しい状態。

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**八方尾根は、最終リフトを降りた段階で、ほとんどホワイトアウト状態。 今回は残念ながら撤退**

 この日はいつもお世話になっているペンション「ミーティア」 のオーナーであり白馬ガイドでもある福島さんがテレマークスキーを履いて案内してくれ、 福島さんもぼくも詳細地形図をインストールしたGPS持参だったので、最悪ホワイトアウトでも、 なんとかGPSを頼りに進むことはできたのですが、重いカメラ機材を抱えたテレビクルーにとっては、かなり過酷な行軍となりそうなので、 スタート直後に、今回は断念して、天気が回復してからリベンジを図ることに。

 昨日は、地元の人たちが雪不足を嘆いていたのに、今日は、昨年の豪雪を思い出して心配し始める大雪……山の天気を読むのは、 ますます難しくなってきていますね。

2007年2月 1日 (木)

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白馬八方池

白馬八方池
ホワイトアウトです。雪不足の麓には朗報ですが…